三二一
             A A C 会 員 と し て の 誇 り と 自 覚 を !


2011年12月28日
AAC会員

鎌苅 滝生氏

       年の瀬も押しつまり、今年も残りわずかになりました。この一年間、芦屋浜アスリート
       クラブの会員として私の心に去来していた思いを取りまとめましたので、皆さんに提
       案・提起したいと思います。即ち、「芦屋浜アスリートクラブの会員としての誇りを
       持ち、自覚する
」ことを今一度認識し、行動に表すことが必要なのではないか、とい
       うのが私の問題提起です。

       マラソンもトライアスロンも個人競技です。(チームを結成して出場する駅伝は別にし
       て)個人競技だから一人でレースに出て、その結果についても自己の責任下にあり、
       それを分析・判断し、練習を重ねて以降のレースに備えるもので、他人はまったく関
       係ない?果たして、本当にそう言って良いものでしょうか。
       なぜ芦屋浜アスリートクラブに入会し、仲間とともに練習することになったのでしょうか。
       改めて、初心に立ち帰って思い起こすべきだと考えます。AACに入り、仲間と一緒に
       明るく、楽しく練習に参加して汗を流し、メンバーとともに切磋琢磨しあい、記録の向
       上を目指す。そして、他のメンバーと支えあい、サポートしあい、自己研鑽に励む、だ
       からこそより大きな達成感・充実感が得られるのではないのでしょうか。

       AACのホームページに掲げられているAACの目標を確認して下さい。
         *楽しいスポーツ
         *健康スポーツ
          *生涯スポーツ

       この目標を達成し、充実したスポーツライフをおくるために、われわれメンバーは以下
       の行動を実践することを提案したいと思います。

       1.レースに参加するときは、必ず所属を「芦屋浜AC」でエントリーすること。
        AACのメンバーであることの「証し」を明確にしよう。
        誇りあるクラブの一員として申し込み、レースに参戦するからこそ、モチベー
        ションも高まり、それを維持することもでき、目標記録の達成に向けての大き
        な原動力になる。

       2.ユニフォームを着用してレースに出場すること。
        ユニフォームを着用すれば、楽しくレースに参加することができ、元気が出る。
        特に後半の疲労が蓄積されてきたときに『芦屋浜AC頑張れ!』と声援をおく
        られると疲れもふっ飛び、『ようしもうひと頑張り』の気持ちが湧き起こってくる。
        そしてカメラマンが見つけやすく、確実に記念写真を撮ってもらえるのです。
        まだユニフォームを持っていない人は、是非次回の機会に作ってもらって、
        一緒にレースに参加しましょう。記録が良くなること、請け負います。

       3.レース結果は、必ずホームページ局に報告すること。
        早くても遅くても結果は掲載されてこそ意味がある。自己記録や目標タイム
        をクリアーすれば、より大きな達成感・満足感が得られることはもちろんのこ
        と、結果が良くないときは次のレースで更新しよう、目標とする仲間に追いつ
        き・追い越せるよう頑張ろうと、向上心の高揚につながる。

       4.AAC主催行事には、積極的に参加すること。
        家庭第一、仕事第二、そして第三は趣味としての行事ではあるが、余裕があれば
        自ら進んで参加しよう。仲間との連携・交流を確認し、助け合うことでより絆を深め、
        元気な活動を目指して行動することで、身も心も楽しく美しくなる。

       AACのメンバーは、現在170名に達するとのことであるが、若い人から私のような
       年寄りまで老若男女、またトップクラスの実力の人から完走をめざす遅い人まで、ベ
       テランから初心者まで、様々な人たちから構成されているが、それぞれの立場で、
       明るく楽しく健康で充実したスポーツ人生を満喫したいものです。
       人は、絶対に一人では生きて行けないものです。アリストテレスが言うように、他者
       とお互いに協力したり競争したりしながら生きる“社会的動物”なのです。
       新年を迎えようとしている今、皆さんが、芦屋浜アスリートクラブの一員であることを
       再確認し、メンバーと協力し、競争し、楽しく過ごせる、そんな一年でありますように
       祈念いたします。



第三二〇号
     
ITUロングディスタンストライアスロン世界選手権」に参加して!


2011年12月20日
AAC会員

宗平 裕氏

       2011115日にアメリカ合衆国・ネバダ州・ヘンダーソン市で開催された「ITUロング
       ディスタンストライアスロン世界選手権」に参加してきました。トライアスロンの世界選
       手権は各種大会がありますが、今回の大会はロングディスタンス(スイム:4km、バイ
       ク:120km、ラン:30km)の世界選手権です。今年の6月に長崎県の五島で開催された
       「五島長崎国際トライアスロン」に参加し、年代別で5位となり、出場権を獲得すること
       ができました。私の他、日本代表選手団はエリート女子2選手とエイジ男女39名の合
       計41名が出場しました。

       112日、伊丹空港を出発し、成田、ロサンゼルスを経由してラスベガスに到着。ラス
       ベガスへ到着したのは夕方でしたが、すでに高級ホテルやカジノのネオンが輝いてお
       り、異国の地へやってきたのだと実感しました。ラスベガスの空港からはさらに車で1
       時間弱ほど走り、やっと宿泊先のホテルへ到着しました。この大会はラスベガス大会
       と呼ばれていますが、実は会場となるのはラスベガスから少し離れたヘンダーソンと
       いうところ。スイムの会場が「ラスベガス湖」のため、ラスベガス大会と呼ばれている
       ようです。

       レース当日までにはいろいろなイベントがあります。言葉が英語でわかりにくいですが、
       やることはほとんど日本のレースと変わりません。ただ一つ、日本の大会で体験したこ
       とがなかったのが国別パレードです。パスタパーティーの中で各国の代表者が国旗を
       持って行進します。これらを見ていると、改めて「日本を代表して来ているんだな〜」と
       実感することができました。

       そしていよいよレース当日。朝4時に起き、準備をしてスイムの会場へ向かいます。す
       ると、会場へ向かう途中ですれ違った日本人選手から「スイム中止らしいです」と衝撃
       の言葉が。まさかのスイム中止です。聞くところによると、前日に降った雨により水温
       と気温がかなり下がってしまったとのこと。ITUの規定でスイムが中止となり、バイク→
       ランのタイムトライアル形式に急遽変更になりました。後の発表では、水温14℃、気温
       3℃だったようです。せっかくラスベガスまで来たので、泳ぎたかったですが、こればっ
       かりは仕方ありません。気持ちを切り替え、バイクのスタートを待ちます。スタートはゼ
       ッケン番号順に5秒間隔でスタートしていく方式。自分の順番になり、いよいよレース
       スタートです!

       バイクコースはラスベガス湖をスタートし、ミード湖国立公園をYの字型に往復後、ヘン
       ダーソン市街地に戻ってくる120kmのコース。ナショナルチームマネージャとして日本
       チームに同行していた西内洋行氏に事前に聞いた情報では、「少々のアップダウンで
       も平地っていう外国人選手が『アップダウンが多い』って言っているから、相当きつい
       コースだと思う」とのことでした。実際、平地はほとんどありませんでした。さえぎるもの
       が何もないので、時折強い風も吹きつけ、気温もなかなか上がりません。そんなバイ
       クコースでしたが、それほどきついとも感じませんでした。個人的にアップダウンが好
       きなことと、景色が非常に素晴らしかったからだと思います。木や建物が一つもない砂
       漠の中を、延々とアスファルトの道路が続いている風景は、日本にはまず存在しない
       風景です。しかし景色を楽しんでいる暇はありません。日本国内のレースではバイクで
       抜かれることはほとんどと言っていいほどありませんが(スイムが遅いこともありますが
       )、今回ばかりはたくさんの外国人選手に抜かれました。特に下り坂はものすごいスピ
       ードで抜き去っていきます。そんな中、順調にペースを上げ、先にスタートした日本人
       選手を全員パスし、このコース最大の難所と言われる「スリーシスターズ」という約20%
       の斜度の坂が三つ連続するコースへ突入。確かに斜度はきつかったですが、距離は
       非常に短く、あっという間にクリア。そしてコースは終盤のヘンダーソン市内へ入ります。
       しばらく市街地を走るといよいよトランジション。隣接するランのコースには既に走り始
       めている選手もいます。そして、3時間4129秒の日本人トップでバイクフィニッシュ!

       ランのコースはこれまた平地が一切なく、約3.5km下った後、約3.5km上るという1
       約7kmのコースを4周。市街地の中の周回コースなので、沿道にはたくさんの人がい
       て声援を送ってくれます。「JAPAN!」と声をかけてくれる人、「ダイジョウブ!」と知っ
       ている日本語で応援してくれる人など様々です。1周目を順調に終え2周目に入ると、
       だんだん疲れが出始め失速してしまいました。ここからは我慢のレースです。相変わ
       らず気温は上がりませんが、エイドステーションでは確実に水やジェルやバナナを補
       給します。2周目までは日本人トップをキープできていたものの、3周目に入ったぐらい
       でエリート女子の2選手、続いてエイジの選手何人かにもかわされます。日本人選手
       だけではなく、たくさんの外国人選手にもものすごい勢いでかわされていきます。バイ
       クだけではなく、ランについてもさらなるパワーアップが必要だと実感しました。3周目
       もラストに備えてひたすら我慢の走り。ここで非常に力になったのが、選手同士での
       声援です。折り返し地点が2カ所ある周回コースだったため、たくさんの選手とすれ違
       います。その中で、日本人選手とすれ違う際、「頑張ろう!」などと声を掛け合うことで、
       お互い励まし合うことができました。トライアスロンは個人の競技ですが、今大会は日
       本代表チームでの参加です。海外という慣れない環境の中、ともに「日本代表」を背
       負い同じチームで走っていることがこれほど力強く、そしてこんなにも楽しいものだと
       は思ってもいませんでした。そしてレースはいよいよランの最終周回。前半の3.5km
       少しペースを上げる。そして後半の3.5kmは残っている力を全て出し切ってラストスパ
       ート!最後のストレート直前で会社のみんなが寄せ書きしてくれた国旗を受け取り、
       その国旗を掲げて感動のフィニッシュ!ランは少し失速して2時間3019秒でしたが、
       そんなことなんてどうでもよく感じるほどの達成感と感動でした。あの興奮は今でも忘
       れられません。ゴール後は、応援してくれた彼女やナショナルチームマネージャの西
       内洋行氏、続々とフィニッシュしてくる日本人選手のみなさんと健闘を称え合います。
       話を聞くと、みなさん、本当に楽しくレースができたようです。
                  
       結果詳細については以下を参照ください。
       JTUホームページ:http://www.jtu.or.jp/news/2011/111107-2.html
       ITUホームページ:http://www.triathlon.org/events/event/2011_henderson_itu
                   long_distance_triathlon_world_championships/
                              
       レース後は会場で少し余韻に浸り、着替えやバイクの受け取りを済まし、ホテルへ帰
       りました。翌朝4時出発のためバイクの梱包等を行わなければならず、レース後のア
       ワードパーティーには参加できませんでしたが、もう一人のナショナルチームマネージ
       ャとして今大会に同行していた山本光宏氏が日本代表チームの打ち上げを行ってく
       れるとのことで、代表選手約30人が一部屋に集まり、自己紹介やレースの感想等を
       語り合いました。話は尽きませんでしたが、またどこかの大会で再会できることを誓い
       合い、その場はお開きとなりました。

       翌朝は3時起き。大会の余韻にゆっくり浸ることもなく、ホテル→ラスベガス→ロサン
       ゼルス→成田→伊丹の長旅です。ロサンゼルスでの飛行機の出発遅れやホイール
       を梱包した箱が行方不明になるなど、多少トラブルはありましたが、無事大阪に戻っ
       てくることができました。

       今回の大会は、初めての海外でのレースでしたが、無事完走できて本当にほっとし
       ています。結果についてはもっと上を目指せると思っているので満足していません。
       とはいえ、結果よりも「日本代表として世界の舞台で走る」という経験できたことが、
       何よりも大きな収穫です。来年の同大会はスペインで開催されるようです。そして、
       選考レースは今回と同じく「五島長崎国際トライアスロン」です。今年と同様であれば
       年代別の出場枠は1位〜10位までなので、オリンピックディスタンスやアイアンマン
       に比べると、若干ですが世界選手権への扉は広いと思います。AACのみなさんもぜ
       ひ選考レースへ出場し、出場権をゲットしましょう!
       <あくまで、ゲットできるのは「出場権」のみです。費用は自費ですよ〜>
       (開催日:2011・11・5)



第三一九号
         
神 戸 マ ラ ソ ン で の 敗 北 と 挫 折 !


2011年12月15日
AAC会員
池条 年弘氏

      平成23年11月23日、フルマラソンデビュー戦となる神戸マラソンに出場して参りました。
      結果を言うと、自分はまだフルマラソンにでれるような器ではないと思いました。何がダメ
      なのか、まず体重が重い、走り込みも足りない。これは、今年初旬の靭帯損傷以来、走る
      距離が減ってしまったこと、バイク練習に偏って体がランよりもバイク体型になっていたこ
      とが原因だと考えられます。ケガをするまでは体重が72Kgだったのに対し、今は79Kg
      筋肉と脂肪が同じ比率で増えました。

      レース中盤から膝が痛みはじめ、我慢して完走した結果、右膝を故障してしまいました。
      完走したことへの達成感は感動ものでしたが、この痛みは、これが長引くのじゃないかな
      って心配がよぎりました。一ヶ月経っても完治しない痛みに悔しさでいっぱいです。前十字
      靭帯不全と診断されました。

      今は開き直って、バイクとスイムで頑張るようにして、膝を保護しようと努力しています。
      そんなさなか、本日12月14日仕事帰りにR171で車にはねられ、自転車ごと引きずら
      れました!自分でも信じられないような一瞬の出来事でしたが、打撲程度で済んだので
      不幸中の幸いです。でも少し体が痛いです。でも、明日からまた懲りずにロードバイクで
      出勤します!事故には細心の注意を払って走っているつもりでも、駐車場からノンストッ
      プで出てこられたらよけようがありませんでした。皆さんも事故にはお気をつけください。

      今年は怪我が連続しすぎて、前に進めた気がしませんが、大好きなロードで走り出すと
      そんなモヤモヤが晴れます。またケガをして一から出直しみたいな感じですけど、自分は
      神経が鈍いんで何回でもやり直せる自信があるのでご心配なく!

      気がつけば、本題のマラソンの内容があんまり書いてなかったですね・・・ とりあえず、
      みんなの応援はすごく力になりました。あと沿道でプラカードをいくつかみましたが、数枚
      のプラカードに書かれていた言葉に感銘を受けました。その言葉は、「その痛みは気の
      せいです!」とありました。走った人はみんな気づいたと思いますが、膝を痛めて不安に
      なったとき、このメッセージのおかげで何回も復活して、完走することができました。
      結論としては、今の自分はハーフ止まりだということ、まだまだアイアンマンにでる資格が
      ないということを身をもって知ることができました。
      (開催日:2011・11・20)



第三一八号
       
記念すべき第1回神戸マラソンを走って来ました!


2011年12月8日
AAC会員
川西 雅之氏

       記念すべき、第1回神戸マラソンを走って来ました。はじめまして、10月に入会させ
       て頂きました川西雅之と申します。ヨットレースのために持久力をつけたいと思い、
       ランニングを始ました。月に2回ほど、関西ヨットクラブで、J24クラスとホワイトクラス
       でヨットレースに参戦しています。

       このたび、ラッキーにも主催者側のメール誤送信で、神戸マラソンに参加することが
       出来ました。私にとっての初のフルマラソンになります。華やかなセレモニーの後、
       9:00スタート。私がスタートできたのは、先頭がスタートしてから15分後でした。折り
       返し地点の17.7kmまでは強い向かい風でしたが、沿道の応援に励まされ、順調に
       走ることが出来ました。そこからゴールまでは追い風になります。給水も最初から毎
       回摂取しました。23km辺りで突然、右膝内側に痛みを感じペースが落ちましたが応
       援の方々から声を掛けていただき、がんばることが出来ました。

       本当に長くて遠い道のりでした。前半は声援に手を振ってお応えすることもできてい
       ましたが、後半はその余裕もなくフルマラソンの厳しさを思い知らされた1日となりま
       した。満足のできる結果ではありませんでしたが、無事走りきることができました。
       いつかは、トライアスロンに挑戦したいと考えています。実現できるよう、頑張りたい
       と思いますので、皆様ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。
       (開催日:2011・11・20)



第三一七号
        
自 己 紹 介 と 福 知 山 マ ラ ソ ン 感 想 !


2011年12月3日
AAC会員
行場 竹彦氏

      はじめまして、11月から入会させて頂きました行場竹彦と申します。
      まず自己紹介ですが、長距離走を本格的に始めたのは高校生から。大学でも競技を
      続けましたが、けがが多く2年からマネージャーに転向しました。以後は競技からは遠
      ざかっていましたが、昨年10月に西宮へ転勤したのを機に、約5年ぶりに本気で走り
      始めました。急に頑張りすぎたため2〜4月はけがに苦しみましたが、5月から練習が
      積めるようになり、今秋から多くのレースに参加するようになりました。仕事の関係で
      練習量は学生時代より少ないものの、記録はそれほど変わらず長距離の奥深さを感
      じ、楽しく走れています。

      さて、私は今回初マラソンとして福知山マラソンに参加しました。撃沈するつもりで望ん
      だのですが、結果は意外にも2時間25分39秒で優勝することが出来ました。
           5K    17:08
          10K    34:41   (17:32)
          15K    52:07   (17:26)
          20K  1:09:29    (17:21)
          25K  1:26:58   (17:29)
          30K  1:44:16   (17:18)
          35K  2:01:17   (17:00)
          40K  2:18:17   (16:59)
            G  2:25:39   ( 7:22)  ※全て手元の計測

      今回は10月初旬までトラックレースに参戦していましたし、3回予定していた30キロ
      走のうち2回を25キロで終えるなど、きちんとマラソン練習が出来ていたわけではあ
      りませんでした。そのため初マラソンとして立てた目標は@ハーフは必ず1時間15分
      を切って通過A後半は恐らくペースダウンするが、何とか2時間42分以内にゴールす
      る−の2点でした。とにかく結果よりも前半トップもしくは第2集団についてマラソンの
      雰囲気を味わうのが目的でした。

      レースでは先頭集団が想定していたよりも速くなかったので目立たないように後ろの
      方へついて行きました。序盤は空気が冷たかったため、持病の喘息が出そうでやや
      苦しかったのですが、15キロ手前ぐらいから楽になり、距離走感覚で淡々と走ること
      が出来るようになりました。途中で1人飛び出していましたが、集団も3分26〜31秒
      ぐらいと悪くないペースでしたし、優勝は狙っていなかったのでとにかく「タメながら走
      る」ことを心がけました。20キロ前ぐらいから足の付け根に突っ張る感じが出始めた
      ものの、体はまだ余裕を持ったまま30キロを通過。「いつガス欠になるかな」とびくび
      くしていましたが、35キロを過ぎても大丈夫だったので「2時間半は切れるな」と考え
      て走っていました。

      その後レースは一騎打ちに突入し、3分20〜24秒ぐらいにペースアップ。ラスト2キロ
      ぐらいで前に出たら相手と距離が空いたのが分かったので、「このぐらいなら最後まで
      持つな」と思ってさらにペースを上げて逃げました。最後の坂はさすがに長く感じました
      が、苦しさと心地よさの中、たまににやけながら必死で駆け上がりました。優勝できた
      のはとにかく展開が自分向きになったという運の良さのおかげです。また、走っている
      と9割以上が競っている相手の応援でしたが、会員の前川さんと市井さんだけが僕に
      声援を送って下さり、とても励みになりました。ありがとうございました。

      今回はたまたま優勝できましたが、マラソン後普通にジョグ出来るようになるまで1週
      間以上を要し、足が出来ていないことを痛感しました。次のマラソンは3月のびわ湖を
      考えているので、月1〜2度30キロ走を入れて足作りに励みたいと思います。
      普段は朝7時半ごろに夙川沿いやキャナルパーク水路沿いを走っているので、見かけ
      たらどうぞお声がけ下さい(芦屋の風は福知山の後半の風よりきついと思います)。
      会員の皆さま、今後ともよろしくお願い致します。
      (開催日:2011・11・23)



第三一六号
         
3 時 間 半 切 り を 達 成 し ま し た !


2011年11月30日
AAC会員
山本 晃久氏

      福知山マラソンを3時間23分で走り、去年の秋から目標にしていた3時間半切りがよう
      やく達成できました。(自己ベストを1120秒更新!)
      昨年、奈良マラソンのアップダウン激しいコースで3時間34分だったのですぐに3時間
      半切れると期待していたが、その後は加古川と篠山ともに30km手前から大失速。
      今回こそは3時間半切りと思いつつも、5月の麒麟獅子ハーフで1時間半を切れたので
      思い切って3時間20分狙いに変更。期待と不安が入り混じりながら当日を迎える。
      4:44/kmのペースで走れば3時間20分以内を達成できるところだが、後半ペースが落
      ちることを考えて「4:40/kmぐらいで走る方がよい」という片岡さんからのアドバイスを受
      けて、4:40/kmペースに設定。

      Cブロックスタートのためスタートゲートまで59秒かかったので少し焦るが、スタート直
      後の下りは抑えて走ることに努める。ハーフの通過が1時間3950秒とスタートロス
      を考えるとまずまずで、25kmぐらいまでは設定通りのペースで気分よく走れとても楽し
      かった。25kmあたりから徐々にペースが落ち始めるが35kmまでは4:50/km以内に収
      め、これまでの失速具合に比べると格段に楽でうれしくなる。が、35km過ぎから強い
      向かい風が吹き、気力が一気にしぼみあきらめてしまう・・・ペースも5/kmを超えた
      が、このままでも3時間半は切れるし、10月前半は風邪で2週間走れなかったし、風が
      寒いし、と言い訳を自分に言い出す始末。

      なんとかラストスパートをしようと試みるが、ラストの登り坂を目にして意気消沈。そこで
      なんと沿道から「抜ける、あきらめるな、がんばれ!」という女性の声援が聞こえるでは
      ないか。と言っても、私の後ろを走る女性ランナーに向けての声援。それを聞き、俄然
      抜かれるものかと思ってなぜか自分に対する声援と解釈し、そのランナーに抜かれな
      いようにスパートを開始。するとようやく元気復活。AACの”のぼり”を見て両手を広げ、
      更に気合いが入る。3時間20分には及ばなかったが、まずまず満足できる結果でした。
                5km毎のラップ
              5km   24:41 (4:56/km)

             10km   23:25 (4:41/km)
             15km   23:17 (4:39/km)
             20km   23:24 (4:41/km)
             25km   23:29 (4:42/km)
             30km   24:00 (4:48/km)
             35km   24:08 (4:50/km)
             40km   25:40 (5:08/km)
             Finish  10:56 (4:59/km)
      次走は京都マラソンに抽選で外れ、篠山に決定。これで抽選は以下の7戦に全敗に・・・
             2010年:東京
             2011年:東京、大阪、神戸
             2012年:大阪ハーフ、東京、京都
      倍率の低い大阪ハーフにも外れ、これだけ外れるも珍しいのでは?
      来年は篠山で3時間20分切り、秋の大会で3時間15分切りを目指してもう少し練習量
      を増やしてがんばろうと思います。今後ともよろしくお願いします。
      <追記:その後キャンセルが出て大阪ハーフマラソンに追加当選しました!>
      (開催日:2011・11・23)



第三一五号
      
念願の「福岡国際マラソン参加資格」を獲得しました!


2011年11月28日
AAC会員
前川 裕氏

      去る11月23日に行われた第21回福知山マラソンにて、自己ベストを9分9秒更新する2
      時間40分31秒(ネット2時間40分26秒)にてゴール致しました。沿道で声援、すれ違い
      時にエール交換して頂いたAACの皆さん、ラン仲間の皆さん、本当に力になりました。
      ありがとうございました。
           LAP      10km 37'07
                   20km  1:14'20   37'18
                   30km  1:51'47   37'27
                   40km  2:31'19   39'32
                 42.195km  2:40'31   9'12


      今回は福岡国際マラソン参加資格(B標準:2時間42分以内)を、あわよくば40分切りを
      目指しこの大会に挑みました。当日は朝から霧が立ち込め気温も10℃を割っていたが、
      スタート前になると晴れ間も見えて太陽も雲の隙間から少し照りだした。スタート後市
      内を抜け由良川を渡るまでキロ3分45の集団ができると聞いていたので探したが見当
      たらず、10kmのタイム計測の手前にて4〜5人の集団が形成されていたのでそこに付
      いた。キロ3分43秒前後の集団で自分の実力としては背伸びをした集団だったが一人
      で走るよりはマシと思い、付いて行くことにした。折り返し地点(25km付近)手前で徐々
      にペースが上がり出したのでこれ以上は上げれないし太股が若干硬くなり出したことも
      ありキロ3分45前後を保ったまま30kmを通過。この時点で40分切りができるかも...と一
      瞬ニヤけながら走るも32km辺りからキロ3分50〜4分を行ったり来たりの攻防が続き、
      35km辺りからは「あと何キロを何分で走れば...」とセコい計算を何度もやり、最後の坂
      を必死に駆け上がったが40分切りは次回の篠山におあずけとなった。どうも30km〜40
      km辺りは若干消極的な気持ちになりがちです。まだまだ甘いですね。

      しかしながら2011年は多くレースに参加した(おそらく20レースくらい)が、ラストのレー
      スで内容もタイムも納得のレースができた事にとても満足している。振り返れば、今年
      2月にサブスリーを達成し、まさかこのタイムを出して年末を迎える事になるとは思って
      も見なかった。こうなった背景には皆さんもご存知のクラブ会員I井氏(とても速い方)の
      影響が大きい。彼に6月残酷マラソンの際に言われた「自分の中では2時間45分で走っ
      ても2時間42分を切らなければ意味がないと思っている」という衝撃的な一言で、なら
      ば42分を目指そうと新たな目標ができた事である。彼は時に辛口の場合もあるが、と
      ても的を射た発言をする。餅は餅屋で、陸上素人の私にとっては陸上の事は陸上部に
      聞けであった。目からウロコとは正にこのことかと思った。5000mのスピード強化、山の
      ロング走(約40km)を軸に7月から練習の質が変わり一気にタイムが伸びてきた。
      この場をお借りして感謝したく思う。

      こういう背景があり、旅とセットでマラソンに行くことが楽しみだった私ですが、今は自
      分がどこまで成長できるのかを楽しんでいます。次なる目標は、今回達成できなかっ
      たフルマラソン2時間40分切りとウルトラマラソンでのサブ9を達成することです。来年
      の今頃も今のような充実感を得れるようにコツコツ頑張って行こうと思います。これか
      らも楽しく走りたいと思っておりますのでAACの皆さん、今後ともよろしくお願いします。
      (開催日:2011・11・23)



第三一四号
      いびがわマラソン/スパイダーマン完走報告!


2011年11月22日
AAC会員
谷口 幹雄氏

      はじめまして、9月に三田君の紹介により入会させて頂きました谷口幹雄と申します。
      自己紹介させて頂きますとマラソン歴は3年です。きっかけは飲み会した時に体重減と
      西宮マラソン大会10kmで1時間を切らなければ各々決めた罰ゲームをすることからラ
      ンニングを始めました。
      25年ぶりに走り込みを開始すると足の故障など発生。三田君のアドバイスを受けなが
      ら何とか1時間を切れて罰ゲームを受けることはなかったのですが、ゴール後の達成
      感などランニングの楽しみを覚えて今に至ります。

      今回参加しました「いびがわマラソン」は昨年に続き2回目となります。昨年参加する際
      に『お茶目大賞』という仮装賞があることを知り、仮装するなら目立つのがいいし老若
      男女が知っているキャラクターをと吟味して、前回からスパイダーマンに仮装しました。
      そして数多い仮装ランナーのなかで前回『お茶目大賞』を頂きました。受賞できたのは
      嬉しかったのですが、一つの目標だった仮装してもサブフォーが出来なかったことと、
      受賞対象者は完走しなければ権利がないと言う中で、あまりのしんどさのため完走す
      るために途中でマスクを外して走ったことから、今回はサブフォーとマスクを外さないで
      完走する事を目標にリベンジで走りました。

      いびがわマラソンは高低差があることから、対策として9月に『村岡ダブルマラソン』で
      44Kmと『鈴鹿かもしかハーフマラソン』ではスパイダーマンの仮装して走り、アップダ
      ウンに耐えれるようにと調整してきました。昨年の失敗は水分補給がうまくできず脱水
      状態になり失速してしまったこと。今回は妻が応援バスで20Km地点で応援してもらえ
      るので、ガス欠にならないようにと栄養ゼリーを手渡ししてもらうことにしました。普段の
      大会はウエストポーチに栄養ゼリーを入れて走っているのですが、クモの糸の紙テープ
      を投げるというパフォーマンスをするために入れるスペースが無かったからです。

      当日のスタート時は気温が意外と高くて走る前から汗が出てきました。案の定、『鈴鹿
      かもしか』の8kmくらいまではマスクが息で濡れることが無かったのが、今回は早や
      3km時点で濡れて口
にピタッと付く状態になりました。少しでも呼吸がしやすいように
      と鼻孔拡張テープのブリーズライトを2枚装着して対策していましたが、濡れて呼吸がし
      にくくなることは想定内なので仕方がないと気を取り直し、事前に作っていたペース配
      分表を見ながらペースが速くならないようにと走りました。

      この大会は沿道に幼稚園児や小学生等その数も50人以上の大応援団が何度もあり、
      私のスパイダーマンを見るや否や悲鳴とも言えるような「スパイダーマンだぁ」 「わぁ!
      スパイダーマン」とびっくりする声とともにハイタッチを求め手を差し伸べてきて、私もペ
      ースを落として出来る限りハイタッチをして応えました。この連続する子供たちのハイタ
      ッチは快感ですね。時にはランナーから「昨年走られた方ですか?」「前回の鈴鹿かも
      しかで走られましたか?」と覚えていらっしゃる方も居られるなど、応援や励ましも数多
      くいただきました。仮装した者の特権ですね。時には応援団とは離れている小家族で
      応援している子供に立ち止まって握手したら、突然の握手にビックリして泣き出しそう
      になった子供もいたりしたハプニングもありました。応援者の方から「息できるんかぁ」
      と声を掛けられ「大丈夫です」と答えるなど心配してくれる方も数多く居られました。

      今回はエイドでしっかりと水分補給することに重点をおきました。タイムロスになってし
      まうのですが、エイドでは他のランナーに迷惑が掛からないようにと中に入って2〜3
      杯を飲みました。また、10Km地点では塩・梅干しも口にしました。途中AACのユニフ
      ォームの選手を見かけましたので「9月に入会した者です」と挨拶をしました。4時間切
      りで走っているとお聞きしたのでしばらく一緒に走らせていただきました。鎌苅様、突然
      スパイダーマンの仮装した者から声を掛けられ驚かれたのではないでしょうか。20km
      地点で応援している妻を見つけたので、予定より2分のアドバンテージがあり順調に走
      っていると伝え、三田君には会えたかと聞くと応援バスの到着より速くて間に合わなか
      ったと聞き、サブスリー達成にむけ順調に走っているなと思いながら栄養ゼリーと塩飴
      を口にして再スタート。

      今回ポイントの29km過ぎのアップダウンからペースが落ちないようにと頑張ったので
      すが、いきなりきましたね。それまで5分25秒ペース/kmで走っていたのですが6分
      30秒ペースにダウン。これはやばいとエイド間の山間の応援者が居ないところで、つ
      いにマスクを外して走ってしまいました。この一つの目標であったマスクを外さないでの
      完走が脆くも崩れ去った事より気落ちしてなかなかペースが上がらず、それまでの貯
      金も無くなりサブフォー達成が無理な状況になりました。気落ちしてはあかんと昨年の
      タイム更新に切り替えて、エイドや応援者が居られるところではマスクを被って応援し
      てくれる方々には手を挙げて、「いびがわのヒーロー頑張れ〜!」という声援に励まされ
      ゴールを目指しました。

      最後の残り2kmの堤防道路は昨年同様長く長く感じましたが、小・中学生の団体の声
      援がまたすごく左右からハイタッチの嵐でした。まわりのランナーの方にご迷惑を掛けて
      しまうくらいになり申し訳ございませんでした。このハイタッチのお蔭でパワーが再注入
      出来て、へろへろなスパイダーマンを見せられないとしっかりとした足取りで走ることが
      出来ました。ゴール前の最後の曲がり角手前で応援者にウエストポーチに入れていた
      クモの糸の紙テープを両手に付けようとしたが、取り出す時に失敗して一つが開いてし
      まい使用不能に。仕方ないので片手に忍ばせゴールのカメラマンの前で開いてパフォ
      ーマンスをしてゴール。目標は達成できなかったのですが、楽しく走れたので満足して
      います。      記録4時間1249秒 総合順位 2260/5252
                 (昨年の記録 4時間2316秒)
      来年こそはスパイダーマンでサブフォー達成を目標に精進します。
      (開催日:2011・11・13)



第三一三号
        今年はいい感じ&いい気分で走れた!


2011年11月21日
AAC会員
今村 建氏

       AACの皆様こんにちは、今村 建(たけし)と言いいます。今年の夏にAACに入会し
       ました。土曜日も仕事なので、練習会には参加出来ませんが、日曜日にボチボチ
       走ってます。

       11月13日の西宮国際ハーフマラソンに参加してきました。今回のハーフ参加者は、
       男女合わせて約3000人だったようです。当日の天気は晴れで、気温もまずまずで
       した。レースは10時半にスタート! 走りだすと暑い・・・2キロ辺りから、汗だらだ・・・
       「後半に痙攣おきるかもな〜」って思いながらも、リズムが良かったので、5キロ地
       点の給水はパスして走り続けました。

       7キロぐらいから、コースが武庫川の河川敷になり走りやすくなりました。この辺りで、
       すでにシャツは汗でびしょびしょでしたが、第二給水所もパス。10キロ48分ぐらい
       で、感じも良かったので第三、第四給水所もパス・・・ 15キロまでは良かったので
       すが、16キロから先はそれまでのペースを維持できず、じわじわペースが落ちてき
       ました。20キロ辺りで右太もも痙攣・・・一旦停止・・・ 再スタートして、1時間45分
       でゴールしました。

       毎年、西宮ハーフは暑くてヘロヘロになってましたが、今年はいい感じ&いい気分
       で走れました。これからは、ラン、スイム、バイクも頑張らなければ・・・
       AACの皆さん、これからもよろしくお願いいたします。
        (開催日:2011・11・13)



第三一二号
     神戸YMCAチャリティーランに4人娘が出場2位入賞!


2011年11月7日
AAC会員
松本 豊子氏

        113(祝)にしあわせの村で開催された神戸YMCAチャリティーラン駅伝の部
        に伸び盛りのAAC4人娘(井上美香子・井上みどり・大畠ひろ・大村美佳)が出場
        し、見事2位に入賞しました。一人3.2km、合計128kmで完走53分30秒でした。

        大阪マラソン直後ということで躊躇しながらの声かけでしたが、4人揃って”喜んで
        〜”とのお返事! ありゃ、うれしや〜 私は監督兼補欠でご一緒する段取りとなり
        ました。

        当日は障害を持つ人達や小学生も含め約千名が参加、それぞれの種目で次々
        ゴールイン! こぼれるような笑顔が印象的でした。新春の大阪実業団駅伝女子
        チーム初出場に向けて、いい経験ができたこととうれしく思っています。

        参加選手の皆さんお疲れ様でした。尚、このレースで目玉豪華副賞一万円のホ
        テル竹園のお食事券をゲット! 近々女子会ランチを楽しむ予定です。
        (開催日:2011・11・3)



第三一一号
      第一回大阪マラソンに参加してまいりました!

2011年11月5日
AAC会員
野寄 慎一郎氏

         20111030日(日)第一回となる大阪マラソンに参加してまいりました。
         招待、一般合わせて男女計27161人ものランナーが参加するマンモスマラ
         ソン大会に興奮と感動を覚え、走る喜びを改めて感じることができました。
         思えば6年前、仕事の一環(マーケティング調査 / ランナーのシューズやウエ
         ア調査)のためにマラソンを走り始めましたが、今では仕事も忘れ、自己記録
         更新のために日々トレーニングを欠かさなくなりました。

         僕の夢は世界陸上選手権そしてオリンピックの日本代表選考会ともなる『び
         わ湖毎日マラソン』に参加することです。そのためには参加資格である2時間
         30分を切らなければなりません。2時間30分の壁を破るにはただガムシャラ
         に走るのではなく、効率の良いトレーニングと私生活において体づくりのため
         の食事(栄養)と睡眠(休息)にも十分気をつけなければなりません。

         話は戻り…、今回参加させていただいた大阪マラソンは2時間3928秒(
         40位)の自己4番目の記録で、残念ながら2時間30分を切ることができませ
         んでした。
               5km 0:17:33             10km 0:35:30 (17:57)
              15km 0:54:20 (18:50)        20km 1:12:52 (18:32)
              Half 1:17:02 (04:10)         25km 1:31:58 (19:06)
              30km 1:51:46 (19:48)        35km 2:11:20 (19:34)
              40km 2:30:53 (19:33)        Finish 2:39:28 (08:35)

         この日のために、89月の暑さにも負けず、月間500〜600kmの距離を走っ
         てきました。10月に入り涼しくなってからは、積極的にスピード練習にも取り
         組み、コンディションにも気を遣いながら、レース当日を迎えました。
         レース当日は、10月末というのに20度を超えるという予報。暑い中でのレー
         スを覚悟しましたが、幸い曇り天気で直射日光を避けることができました。
         緊張と興奮が入り混じった中、遂にスタートのピストルが鳴り、Aブロックスタ
         ートの僕はほとんどタイムロスなく、スムーズにスタートすることができました。
         (ロスは5秒)

         最初の1km324秒と想定の330秒より若干早かったですが、この日
         は非常に体が軽く、このペースでもゆっくり感じることができました。その後
         も330秒を切るペースで走っていたのですが、ここでアクシデントが・・・。
         3km過ぎに腹痛に襲われ、その後も痛みはひかず、痛みは増すばかり・・・。
         もちろんペースは落ち、遂に12km地点では走れないほどの痛さになってし
         まい、一度立ち止まることに。しばらく休憩した後に走り出しましたがまだ腹
         痛は治らず、そこからは34050秒までペースを落とし、痛みと付き合い
         ながら走ることに。

         結局痛みは30kmまで続きましたが、その間に何回も止めようと考えました。
         しかし、ここまで頑張ることができたのは紛れもなく沿道の声援、そしてここ
         までサポートしてくれた家族や仲間のおかげです。人間の体は本当に不思
         議です。体はとうに限界に達しているのに皆の応援によって腕が振れる、脚
         が動くのですから。応援は最大のエネルギー補給だと思います。

         終盤は脚が疲れてしまい、結局35055秒まで落ちてしまいましたが、何
         とかゴールまで辿り着くことができました。 今回は自分の初歩的なミス(スタ
         ート直前まで飲んでいた水分による腹痛)でレースを台無しにしてしまいまし
         たが、まだまだ自分には2時間30分を切る力も脚もない事が明らかになり、
         それがこのレースの最大の収穫です。

         次のレースは1218日(日)に開催される防府読売マラソンです。その間に
         2回の海外出張(各1週間)でなかなか練習する時間が確保できない +
         れがたまってしまうかもしれませんが、自分には応援してくれる仲間がいるこ
         とを念頭にできる限りのことをしていきたいと思います。
         (開催日:2011・10・30)



第三一〇号
       大 阪 マ ラ ソ ン を 走 り 終 え て !

2011年11月5日
AAC会員
井上 みどり氏

         1030日、記念すべき第一回大阪マラソンを走って来ました。実は、5月に
         一度落選の通知が届いたのですが、ラッキーなことに追加抽選での当選とな
         りました。
         今季初のフルマラソン。期待と不安で迎えた当日の朝は早朝から小雨模様。
         ちょっとブルーな気分で会場へ。着替えて荷物を預けてスタート地点へ向か
         うのですが、かなり距離がありアップがてらに少し走り、大阪城公園の広さに
         驚きながらひたすら歩いて到着。

         いつもより長く感じたスタート前の待機。 雨も上がりどんよりした曇り空。スタ
         ート台に並ぶ橋下知事、平松市長の不気味なツーショットに手を振りいざスタ
         ート。やはり、最初は大人数の為走りにくく思うようにペースがつかめません
         でしたが、10km地点で目標タイム(フル3時間半切り ・ 4′55″/km)より数
         秒速く通過出来き、ちょっとホッとして走り続けました。

         最初は、走りにくかったものの全体的に道幅は広く、沿道の声援が凄くて楽
         しく走ることが出来ました。応援の凄さに見入っていると遠方の方から「みど
         りさ〜ん」と大きく手を振って応援してくれる片岡さんの声が聞こえて来て元
         気になりました。あぁ〜彼女はわざわざ来てくれたんだ。彼女の声はよく通る
         なぁ〜なんて思いながら進んで行き、その後も大村さん、中間地点辺りで西
         川さん、井上美香子さん夫婦の姿が目に入り「いいペースやで!」なんて声
         かけられていい調子で走ってました。
         (応援して下さった皆さん、本当にありがとうございました。)
         あと半分か…。トットと走って早く帰りたいな〜。でもここからが本当のマラソ
         ンなんだな〜色々思いながらいざ後半へ。

         覚悟はしていたものの、やはり30km過ぎ辺りから徐々に疲れが出て来まし
         た。それでも、まだ目標タイムより少し余裕があり何とかキープしなければ・・・
         という思いで必死でした。1km毎に時計との睨めっこ状態。35km過ぎの南
         港大橋。大したアップダウンではないけれど、やはりここに来ての上り坂は少
         々堪えました。下り坂にさしかかった頃、私より一つ後のブロックからスタート
         した大村さんのご主人に追いつかれ、「みどりさん、3時間半切り」と声掛けら
         れ改めてタイムを意識しました。ついて行きたかったけど、気持ちだけで身体
         は思うように動かずあっさり抜き去られてしまいました。どんどん足が思うよう
         に前に出なくなり…自分自身に、しっかり腕振って一歩一歩進んで行こうと。
         今、しんどいのは私だけじゃない。みんな一緒。しっかり練習してきたんだか
         ら自分の力を信じよう。と言い聞かせました。

         ここまで来たら3時間半切りは大丈夫と確信したラスト1〜2kmの頃、後方よ
         り女性二人に抜かれてしまい、気持ちが凹みました。やっぱり、私は弱いん
         だ!と情けない気持ちになり、悔しい苦しいゴールとなりました。タイム的には、
         3時間半切り。自己ベスト更新の3時間2549秒でとても満足してますが、
         最後のダメージが大きく、自分はまだまだだなぁ〜と痛感しました。

         今季初のフルを走り終えて・・・これからレースが続きますがタイムばかりに
         拘らず、一つ一つのレースで色々なことを感じ、学び、少しづつでも前進出来
         たらいいな!と思いました。
         皆さんもフルマラソンに色々意気込みがあると思いますが、本番で最高のパ
         フォーマンスが出せるように頑張ってほしいと思います。
         (開催日:2011・10・30)
              追伸=11/23開催の福知山マラソンで3:21:18の自己新記録を達成