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2011年7月24日
AAC会員
松川 幹雄氏 |
今年のトライアスロンデビューを目指して、スイムは昨年6月から今年の2月
まで早紀さんの初級スクールに入り、バイクも芦屋浜のコースを週1で50km
を練習してきました。実践では、6月19日の泉南コスミックでスプリントディス
タンスを、7月3日には須磨アクアスロンを経験して、デビューは海の綺麗な
「ひわさうみがめトライアスロン」と決め目標としてきました。
大会の前日に 日和佐の四国霊場88カ所の薬王寺に完走の祈願をしました。
その後、美波町役場で受付をしたのですが、そこで台風6号の影響で「スイ
ムコースの変更」を言われ、海から日和佐川に向かって泳ぐコースになりま
した。あの綺麗な美波の海で泳げないのがショックです!後で本コースの
大浜海岸に行って見ると、それはそれは大きな高波が打ち寄せていて スイ
ムコースの変更が納得出来ました。
本番当日の朝は曇り、車でトランジション近くの駐車場に行ったのですが、こ
れが満車で400mぐらい離れた第二駐車場を指定されました。少し焦りなが
ら着替えバイク・ウエットスーツ・靴等を確認してバイクを押しながらトラ ンジシ
ョンに移動したのですが、再度確認したら「スイムキャップを車に忘 れてき
た」事に気づき、またまたショックです!すぐにバイクの方が駐車場 に早い
と思い 慌てて戻ったのですが、ヘルメット着用を忘れた為、大会関係者に注
意され、またまたロスの発生です。再びトランジションに戻ると8:30(スイムス
タート9:00)で、すぐにウェットスーツに着替え、スイムスタート時点まで駆け
足で行き8:45に到着です。(入水チェック8:40〜8:50)やれやれと思い、入
水しようとした時、またまたショック!「計測チップの装着忘れ」です。
ががぁーん!
忘れないように左足に付けていたのを、ウェットスーツを着た時に外し、バイ
クハンドルに掛けたのを思い出し、この時は体中から血の気が引くのを感じ
ました。すぐに大会関係者に報告し、再びトランジションに(今回の大会で、私
がこの時が一番速く走ったと思います)息はハアハアウェットスーツの中は汗
・汗で、8:55に再びスイムスタート地点に到着です。私は9:06第4ウェーブ
のスタートです。横を見ると三田さんの余裕の顔が見え挨拶をしましたが、私
は結局入水が出来ずドキドキでした。スタートの合図で先ずゆっくり海に入り、
十分ウェットスーツに海水を入れ「落ち着け落ち着け」と自分に言い聞かせ、
最後尾からゆっくり泳ぎ始めました。海水と川の水が混ざり、まずまずの綺麗
さで、今考えるとコース変更したお蔭で余り波も高くなく、スムーズに泳ぎきる
ことが出来ました。
バイクは南阿波サンラインコースで高低差140m、大小100以上のカーブ
があるハード&テクニカルコースです。海の景色が素晴らしく、上りで疲れて
くると下りになり、アップダウンの繰り返しとカーブカーブの連続です。特に下り
が爽快でバイクを楽しんだ気がします。でも後で記録を見るとバイクタイムは
良くなく、もっとがんばって練習しないとあかんなぁ〜と感じました。
最後のランは日和佐町を縦断し、日和佐川沿いの田畑風景を見ながら走る
平坦 なコースでしたが、私は2ケ月程前から踵を痛めていて、何とか10km
を暑さに堪えて走りきるのが精一杯でした。
総合タイムは3:29:34、スイムのスタート時のショックがありましたが、バイ
クでのトラブルも無く、ランも走りきれたので、初のオリンピックディスタンスが
完走できて大満足しています。
61歳からチャレンジしたトライアスロン完走が達成でき嬉しいです。これから
も毎年2〜3回の大会に出場できれば、と思って練習していきます。
この年齢でトライアスロンにチャレンジ、そして達成出来たのも、宗政会長・
西川事務局長・AACの皆様のお陰と感謝しています。これからもご指導とア
ドバイスをよろしくお願いいたします。
開催日:2011・7・17
第二八六号
トライアスロンの指導者を目指していています!
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2011年7月12日
AAC会員
篠原 勇理氏 |
みなさんこんにちは。先月よりお世話になってます 「しのはら ゆうり」 と申します。
簡単に経歴ですが、日本体育大学在学中に、トライアスロン部に所属。インカレにも
出場しました。2002年よりパーソナルトレーナーとして活動開始。現在もフリーインス
トラクターをしています。
トライアスロンの指導者を目指していて、どうすればいいのか模索していて、「ジョギン
グインストラクター」という資格を取得したりしました。いろいろ探していたところ、仲間
づくりが大切だと気付き、このたび入会することにしました。
6月、ラン、スイム、バイクそれぞれの練習会に参加させていただきました。 純粋に、
仲間とトレーニングする楽しさを満喫できました。トライアスロン歴は19年とベテランで
すが、チームとしては新人です。今後ともどうぞよろしくお願いします。
レース結果報告書/グリーンピア三木トライアスロンフェスティバル2011
梅雨空の下の大会。奇跡的に雨も降らず、風もなく、前日の雨で路面が若干濡れて
いる程度でしたので、レースコンディション的にはよかったとおもいます。出場カテゴ
リーは「スプリント男子D」31〜40歳の部。距離はスイム750M、流れるプール一周15
0Mを5周回。バイク19KM、園内バイクコースを4周回。ラン5KM、折り返しコースを3周
回でした。
スイムが一番苦手だったのですが、最近になってようやく泳げてる感覚になってきて、
練習しててもやっと「楽しい」と感じれるようになりました。今までのスイム練習は「苦
しくてしんどい」だったのですが、一生懸命泳ぐのをあきらめたら、呼吸のコツがつか
めてたのです。言っても最近のことなので、スイムはトップとの差38秒の4位でフィニ
ッシュ。
次は得意のバイクです。バイクはアップダウンの周回コース。路面が濡れているので、
下りコーナーを慎重に行きました。それ以外の登り、下りの直線、コーナーからの立
ち上がりはアグレッシブに攻めました。結果、トップとの差約30秒の2位につけていま
した。
さあ最後のランです。先週12日の日曜日に、今池さんと高原さんに質の高いスピード
練習をしたおかげで、昨年嫁に「あんた、脚ぜんぜん上がってなかったで」と、厳しく
(笑)コーチ指導を受けていた?のですが、今年は脚も上がってたらしい?で、1人抜
かれたものの、年代別3位に入りました。
1時間07分34秒 スプリント男子D 第3位 いい父の日になりました。
開催日:2011・6・19
第二八五号
スーパードMトライアスロン!
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2011年7月8日
AAC会員
池条 年弘氏 |
去る7月
3日、宮島パワートライアスロンに
AACの精強な方々と一緒に参加してき
ました。自分にとってスイム
2.5kmというのは、すごく不安を感じていました、が、レ
ースが始まり実際にやばいのはスイムではなくバイク、ランのコースでした。スイム
では波と流れが強くそれなりにしんどかったですが、時間が解決してくれた感じで、
バイクコースは坂をずっと登り続けるようなコースでした。走ってる最中は弱い自分
がでてきてライバルに抜かれても落ち着け落ち着けとマイペースに走り続けてい
ました。どこまで坂が続くねんと思いながらもう二度とこんな大会でたくないと思い
ながら走ってました。追い討ちをかけるように、
DHバーのバーコンが異常をきたし
バーコン部分がグラグラになってしまい、
DHポジションがとりずらくなってしまいま
した。
しかし沿道で応援してくれる人の優しさが自分を奮い立たせてくれました。本当に心温ま
る声援で、このレースに出場したことが幸せに思えました。応援が熱くなるたびにペダルに
かかるトルクは上がり、バテることなくバイクフィニッシュを迎えました。
ランへのトランジションエリアはテントとイスが用意されていて、ついついイスに座り
ながらゆっくりしてしまいました!しかもトランジション袋を本結びしてしまっていてあ
けるのに2分ぐらいかかってしまいました。ほどきながら脚がつりそうにもなりピンチ
でしたがなんとかランに移行しました。
いつも以上に脚のダメージが酷く、スピードになかなかのれませんでした。靭帯損
傷の怪我からスズメの涙ほどしか走れていなかったので、それを後悔しました。
テレンコテレンコ走っていて、バイクの坂でせっていた青のユニフォームを着た人に
バシュンと抜かされ早いな〜と思ってたのに、その10分後ぐらいにその人がお尻を
ついてこちらを向いて座っていたので思わす声をかけたら、脚がつって苦しそうだっ
たのでしばらく介抱してしまいました。もう大丈夫と言われたので再スタートしたの
ですが、その人とバイクでせった時のことを思い出すとほっとけませんでした。
その後走り出すと、楽しそうに走ってる人に抜かされたので、ついあと少しですね?
と声をかけると、そこからいろんな話で盛り上がりながらゴールまで一緒に行くこと
になり、かなりペースアップしました。自分と一緒のような運動経歴をもっている人だ
ったので勇気をもらえました。
しかしその人はペナルティーを受けていてゴール手前で三分間のストップを余儀な
くされ、悪いなーと思いながらも自分が三分早くゴールしてしまいました。
ゴール1km手前からこのレースでの出来事が走馬灯のように思い出され涙がでて
きそうになり、我慢しようとしましたがこらえきれませんでした。応援してくれた人々
の優しさで胸が熱くなりました。ゴール手前で恥ずかしいのでサングラスをかけてご
まかしました。感謝でいっぱいでした。
ゴールでは澤さんや宗平さん、藤本さんが待っていてくれていて、握手をしてお互い
の労をねぎらいました。今後このレースに参加する人がいるならば、TTバイクでは
なく、できればヒルクライム仕様のバイクで出場することをお勧めします!1番しん
どかったのは、広島県から兵庫県まで帰る5時間のドライブでした。
来年も是非出場したいです☆ 〜完〜
開催日:2011・7・3
第二八四号
自己紹介&初トライアスロン参戦記!
ハワイトライアスロンin湯梨浜大会トライアスロンデビュー
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2011年6月30日
AAC会員
前川 展祐氏 |
昨年10月にAACに入会させていただきました前川展祐です。ほぼ、同時期に入
会されたもう一人の前川裕さんのご活躍に元気をいただきながらも、中々自己紹
介をする機会がなかったのですが、AACの皆様のおかげで、AAC入会のきっか
けであるアイアンマンレース完走という大目標に向けては小さいかもしれませんが、
私にとっては確実な一歩を踏み出せましたので、この機会に自己紹介&ご報告し
たいと思います。
スポーツはうまいかどうかは別にして、基本何でも好きです。部活としては、中学
は水泳部、高校では剣道部でしたが、大学以降は、遊び程度のスポーツしかして
いなかったです。小学生のころ、琵琶湖一周マラソンと言って、琵琶湖一周の距
離180kmを毎日少しずつ走り足しながら走ろう、というキャンペーンがあったので
すが、元来素直な私はそのキャンペーンに乗せられて、小学4年から3年間で、
琵琶湖を4周近く走ってしまいました。小学生時代を除いて本格的に走り始めたの
は、2008年1月、きっかけは、フットサルでちょっとダッシュしただけで肉離れする
ようになったことです。好きなスポーツも満足にできない体は許せないので、鍛え
直そう、というわけです。走り出して2ヶ月くらいの時にマラソン入門みたいな本を
読み、練習すればフルマラソンは普通の人でも完走できる、と洗脳され、1年ちょ
っと準備した後、篠山マラソンでデビュー、3時間半目標で、かろうじて3時間40
分切り(ネットで)。初マラソンでこのタイムだと、目標達成は時間の問題、と、長野、
徳島と立て続けに出るも、暑さのためか、だんだん、タイムは悪くなってしまいまし
た。結局、全部で7回出場、完走しましたが、未だに初マラソンのタイムがベストに
なっています。
土曜の練習会でお会いしている方はご存じかもしれませんが、私は、寒さには強
いのですが、暑さにはめっぽう弱く、夏の練習時は、冗談ではなく、命の危険を感
じてしまいます。とは言っても、夏に練習しないと、速くなれません。そこで、トレイ
ルランを始めてみました。元々山は好きで、若いころは北アルプスを縦走したり、
この辺だと比良山に登ったりしていました。新婚旅行は、ネパールでアンナプルナ
ベースキャンプまでのトレッキングだったりします。山は走ると危ないから走らない、
と幼少のみぎりから教えられた私にとって、山を走る、と言う行為は新鮮で、また、
行動範囲がとても広くなることに感動を覚えるとともに、軽装で山に入って万が一
の時にどのような対処ができるのだろうか、と不安を感じたりもしました。富士山を
0合目の浅間神社から登って、お鉢を回ってまた降りてきたり、大阪府チャレンジ
登山と言って、36kmの山道を3つくらいの山を登ったり下ったりしながら駆け抜け
る(登りは歩きます)イベントにも参加しましたが、結局、昨夏は、故障で練習でき
なかったです。家族で行った秋吉台で走ったときに、トレイルを走るって、こんなに
気持ちがいいことなんだ、と思いました。
AAC入会の動機は、アイアンマン距離のトライアスロンを完走するためには経験
者が多くいる環境に身を置いた方が近道だろう、と思ったことです。もともとできそ
うもないことに挑戦することは嫌いではないのですが、フルマラソンを走る前は、
アイアンマンと言えば超人のみができることで、私のような常人には不可能と思い
込んでいました。平泳ぎ専門とはいえ元水泳部ですから、3-4km泳ぐことは、少な
くとも平泳ぎなら問題無いですし、自転車も若いころに琵琶湖1周だいたい180km
を友達と一日かけて普通の自転車で走ったこともあったので、なんとかなるかな
あ、とは思っていましたが、フルマラソンは、とても無理だろう、と初めからあきらめ
ていたのです。ところがフルマラソンを完走できるようになって、ふと、考えてみる
と、もしかしたら、不可能と思っていたトライアスロン(アイアンマン)も手が届くの
ではないか、とか、挑戦するなら、若い内の方が可能性が高いだろう、とか考えだ
すと、もうとまりません。早速、必要なロードバイクの購入を検討しつつ、AACに入
会させていただいた、というわけです。
とはいえ、スポーツバイク自体、乗ったこともありません。トライアスロン自体いつ
までできるか、そもそもできるかどうかもわからないような趣味だと思っていました
ので、トライアスロンバイクというより汎用性の高いロードバイクにしようと思ってい
ましたが、種類がとても多く、値段もピンキリで何がいいのかわからない状態でし
た。それから、ポジションというのがとても大事で、その善し悪しで、速さはもちろ
んのこと、上達のスピードも変わる、また、そういう意味で、信頼できる店で購入
することが一番重要なことと学びました。
ところが、どうやって信頼できる店を選ぶか、ということに関してはよくわかりませ
ん。そのうち、1分1秒を争うのではなく、長く安全に乗るためのクロモリという素材
で作ったロードバイクという選択肢が私の中で大きくなっていき、ホームページに
「クロモリは、選手を育てるフレームという役割を持つ」という主旨で文章を書いて
いたNRSというロードバイク専門店にお世話になることにしました。 (とはいえ
NRSで、GIANTのカーボンモデルの値引き率を聞いたときは、庶民の私としては、
ぐらっときましたが。)初めからベストなポジションを提供できる、との言葉に少し不
安を覚えたりしましたが、どうせ、初めは一つの決まったポジションをしばらく乗り
続けることになるだろうと思い切って、11月初めにオーダーしました。2月初めに納
車、次の日いきなり大阪まで往復60km強走り、立ちごけでフレームを傷つけ、ショ
ックを受けたりしました。NRSから、「練習時間がとれない都会競技者には、ローラ
ー台は必需品。まずは、ケーデンス90でやると良い。」を伺っていたので、それか
らは、週に2−3回、テレビを見ながら、ローラー台で1時間ほどこぐ練習をしました。
初めは、ケーデンス90で1分やると疲れていたのが、そのうち、10分、20分と続け
られるようになってきました。二ヶ月弱ローラーを続け、4月初めのAACのバイク練
習会に参加させていただくことにしました。
バイク練習会はレベルが高い、と聞いていましたので、まだ、総走行距離100kmち
ょっとの私には無謀か、と思いましたが、思い切って参加させていただいて良かっ
たです。まず、道がわからないのが不安でしたが、早立ちの人と一緒にスタートす
れば、大概の場合、誰かが前後にいることが多いですし、誰もいない場合は、待っ
ていれば誰かがきます。とはいえ、目的地へ近づくに従って、また、最後のトンネ
ルのところとかでは、だんだん後ろに人が少なくなってきますが、その辺では、中
川さんに気を遣っていただいていたと思います。中川さん、お世話になりました。
特に、最後のトンネルから後の下り坂は、慣れないと事故を起こすことが多いから、
と先導していただき、特に危ないところは橋の手前のカーブだよ、と教えていただ
きました。せっかく教えていただいたのに、次に参加した練習会の帰りにやってし
まいました。
その日は、途中で初めてのパンク、チューブラーなのでタイヤごと交換するだけな
のですが、携帯ポンプを使うことが初めてだったので、時間が掛かることが予想さ
れ、また予備タイヤ無しに練習を続行するのも危険と考え、後ろから来た片岡さん
に練習会を離脱する旨伝言をお願いし、腰を据えてタイヤを交換した後、帰途に
向かいました。途中、道に迷って少し遠回りにはなりましたが、例のトンネルを越
えて最後の坂に入りました。基本、私は登りは弱いですが、下り坂で踏みたくなる
タイプで、もちろん、カーブ手前でスピードは落としますが、できるだけ速度を落と
さないように曲がろうとします。教えていただいた危険な箇所はどこかなあ、と思
いながら降りていったのですが、ここだ、とわかったときには時すでに遅く、曲がり
ながら減速しようとリアブレーキをかけたのですが、タイヤが滑るので、ブレーキを
戻した時点でガードレール衝突は避けられませんでした。どのように落車したのか
、いまいち把握できていないのですが、ビンディングは外れ、自転車は、前タイヤ
を下に後ろタイヤを上にしてひっくり返っていました。幸いにも、私は、左腕の打ち
身(反射板に当たったと推測)で済み、自転車も左のブレーキやペダルに擦り傷
ができましたが、特に使用に問題なさそうです。絶対的なスピードは十分には落
ちていなかったとは思いますが、曲がりきれなかったための衝突なので、ガードレ
ールに対する垂直速度は、それほど、大きくなかったため、大事には至らなかっ
たのか、と思ったりもしますが、まあ、運が良かったのでしょう。皆さん、下りは気を
付けましょう。この事故で、やはり、ローラーだけの練習では、限界があることを痛
感し、それからは、時間と自転車があるときには、六甲山に登ったりするようにな
りました。
さて、スイム練習についてです。基本、平泳ぎならいくらでも泳げるのですが、トラ
イアスロンは、Swimの後BikeとRun、と足を使うことがわかっているので、Swimで
は足を使わないようにクロールで泳ぎたい、と考えるのは自然なことでしょう。とこ
ろが、私のクロールは、多分平泳ぎよりは速いと思いますが、すぐに腕が疲れてし
まう、という欠点があり、長距離は難しいと思っていました。そこで、4月から時間
があるときにSwim練習をしました。初めは、とりあえず、1500mを平泳ぎとクロール
100mずつ交互に泳ぐことにしました。クロールで疲れた腕を平泳ぎで休ませる、と
いった感じです。ところが、そのうち、クロールで手を抜けば(つまり、手を垂直に
掻かずに、ななめにして舐めるように掻く)最後まで保つかも、と思いつき、手を抜
きながら泳ぐと、1500mクロールで泳げてしまいました。これは、出場予定の湯梨
浜トライアスロン開催の2週間くらい前だったのですが、これで、Swimもなんとかな
りそうだ、と思いました。
初めてBike練習会に参加させていただいたときに、とにかく、どうにかこうにか、最
後までついて行けたこと(今思えば、帰りは、ショートカットしたと思います。先日3
回目の練習会に参加させていただいたのですが、ようやくコースの全貌がわかり
つつあります。体力の無い人はショートカットできる、というのもいいですね。)と、
何人かのメンバーの方から、これだけ踏めれば、トライアスロン出場できるような
ことを言われたことで、その気になり、初めてのトライアスロンの登録をしてみまし
た。トライアスロン大会は、出場者数が限られていることもあるのか、結構、登録
しても選抜で落ちる、というような話を聞いていましたので、先着順と募集要項に
書かれてあった湯梨浜ハワイトライアスロンに参加することにしました。オリンピッ
クディスタンス(Swim1.5km, Bike 40km, Run 10km)を鳥取の倉吉の近くの東郷湖
で行う大会です。Swimは375mの直線を2往復、Bikeは、東郷湖3周、Runは、5km
折り返し、というコースです。ウェットスーツを着用のこと、とありましたので、大会
までにウェットスーツを購入する必要があります。西川さんや中川さんに土曜練習
会の時に伺ったところ、城本さんがお勧めということでしたので、連休中に城本さ
んのところに押しかけ、話し好きの城本さんの面白いお話をいろいろ伺って、注文
してきました。ネットでは、納期は1週間から10日とあったので、特に納期を確か
めなかったのですが、3週間経っても来ないので、催促の電話をしたりしましたが、
結局、納品されたのは本番1週間前の日曜日の夕方で、できれば、プールで試着
して泳いでおきたかったのですが、それは、かないませんでした。
初トライアスロンの目標は、ざっくり、Swim30分、Bike1時間30分、Run1時間で計
3時間を切ることです。無理目の目標としては、ネットで調べたときにちょっと高い
目標として挙げられていたSwim30分、Bike1時間20分、Run45分というものもあり
ましたが、とにかく、初めてなので、ウェットスーツの下に何を着るべきなのか、ま
た、トランジットで何をするのか、等、基本的なことがよくわかっていなかったりし
ます。トランジットでかかる時間はバイクタイムに含まれることも出場してみて初め
てわかりました。まずは、トライアスロンとはどういうものか、ということを感じること
が一番重要なことでしょう。いよいよ、初めてのトライアスロンです。本当は家族と
一緒に来たかったのですが、それなりに忙しいらしく、残念ながら今回来れず、車
を持っていないので、輪行で行くことにしました。前日に輪行で倉吉に入り、自走
で民宿「鯉の湯」に荷物を置き、受付会場、開会式場に向かいました。説明会後、
AACのメンバーと出会うことができました。
当日、朝5時半起床、6時に朝食をとり、7時に会場に自走で向かいました。曇りだ
ったので、私としては、このまま雨も降らずに太陽も出なければ絶好の条件です。
トランジットバックの使い方や自転車の掛け方、何から何まで初めてでしたが、周
囲の人や、AACメンバーに教えてもらいながら、何とか準備を済ますことができ
ました。ウェットスーツで泳ぐのは今日が初めてです。というか、前日、宿で、一度
試着しただけです。スタートはバトルがある、と聞いていましたので、端から9時に
スタートしました。聞いてはいましたが、ウェットスーツで泳ぐとどんどん進みます。
(そんな気がしただけかもしれませんが。)東郷池は濁っていて、とにかく、水中で
は何も見えません。それでも、身体接触を厭わず泳いでいると、周囲から人がい
なくなり、気持ちよく泳いでいましたが、いきなり前に岩が現れ、着岸してしまいま
した。慌てて、周囲を確かめ、コースに戻るべく、努力していましたが、どうも、左へ
流れる傾向があり、意識しないと、コースアウトしてしまうようです。(コースは時計
回りなのですが、息継ぎは左でしか練習していなかったこともまっすぐに進めない
現象の修正を難しくしたようです。)それからは、コースアウトしかけては、方向を
修正、コースに戻ると人に衝突、という事象を繰り返し、とりあえず、1.5km泳ぎ切
りました。
平泳ぎが得意なら、平泳ぎした方がいいのでは、という角谷さんのコメントを思い
出しましたが、Swim後は足を使う種目だけに、その選択はしづらいです。時計はし
ていないので、時間はわかりませんが、半分以上のバイクが無くなっていることだ
けは、わかりました。 実は、ウェットスーツ下は、バイクに合わせてバイクパンツ
を着ようかと思っていたのですが、ランの時にパッドが邪魔になりそうなことが悩
みでした。中川師匠に伺うと、ショートは、お尻が痛くなるころには終わってしまう
ので、水着がおすすめ、ということでした。前日の試走でバイクパンツを使わず1
周してみたのですが、確かにお尻が痛くなることはなかったので、中川師匠のお
すすめの水着で勝負することにしました。本番では、3週目入るころから痛くなり
出したのですが、正解だったと思います。もう一つの中川師匠のアドバイスは、バ
イクの時に補給せよ、というものでした。それで急遽弁当箱を付けて、給食体制を
整えたのですが、結果的には、パワージェルを一口、給水ボトルもある程度は飲
みましたが、一本なくならず、という感じで、バイク時に十分に補給出来たとは言え
なかったです。結局、ランで給水を繰り返してしまいました。この点は改善の余地
有り、というところでしょうか。バイクのコースはほとんど平坦で、後半にちょっとし
た登りと下りがある、というものでした。バイクは、風の抵抗を考えると登りに頑張
るのが正解だそうなので、とにかく、登りは、心肺機能を使って頑張ることにしまし
た。そこかしこでの応援がありがたく、気持ちよく終えることができました。時間は
わからなかったのですが、バイクを降りたときに、あと、5分くらいで先頭が帰って
くる旨のアナウンスがあったので、11時くらいか、と思っていました。ほとんどのバ
イクが帰ってきているように見えました。
いよいよランです。バイクも後半くらいから日差しが指してきており、ランのころに
は、太陽が照りつけています。ランスタート時点で11時を過ぎていると思っていま
した。するとサブスリーを達成するためには、1km5分くらいのスピードが必要です。
ところが、特にばててはいなかったと思いますが、暑さに弱い私としてはジョグペー
スにならざるを得ませんので、サブスリーは結構しんどいか、とか思いながら進ん
でいました。少し進むと西川さんが軽やかに抜いて行かれました。さすがです。バ
イクと同じコースを走るので、距離の掲示はあまりなかったですが、ルートはわか
っていたので、気楽でした。昨日宿泊した民宿のおばちゃんの、名前を呼んでの
声援に元気をもらったり、角谷さんや会長、松田さんとエールを交換して、進みま
した。5km折り返しに時計があり、2時間24分を指しているのがわかりました。さす
がに、5km 35分では走れると思ったので、少し元気になり、最後の1kmはラストス
パート、心臓バクバク息ぜいぜいで頑張りゴール、2時間51分台でした。AACの
メンバーが皆ゴールで迎えてくれて、私のトライアスロン初めてのゴールを祝福し
ていただけたのは、とても嬉しかったです。しじみ汁やジュースをいただき、生き
返りました。皆で記念写真をとりました。後で写真をダウンロードしましたが、レー
スをやっている人が撮ったためか、レース中の写真もよく写っており、とてもいい
思い出になりました。横尾さん、どうもありがとうございました。
表彰式後のパーティーの時に、出場者のタイムが載った表が配られ、自分のタイ
ムがわかりました。スイム 33分1秒 バイク1時間24分10秒 ラン54分3秒 トー
タル2時間51分15秒でした。スイムは、実は30分を切れるのではないか、と密か
に思っていただけに、自分としては不満ですが、ウェットスーツもぶっつけ本番で、
2週間前にようやく1500mをフリーですべて泳ぎ通したという段階では、仕方ない
か、とも思います。ロングに向けて、3-4kmクロールで泳ぐことに対する目途がた
ったのは、収穫でした。次はバトルに参戦しようと思います。バイクに関しては、ス
ポーツバイクに乗り出してまだ半年も経ってなく、総走行距離も600kmくらいしか
なかった割には健闘したのではないかと思っています。トランジットを除くと恐らく、
時速30km平均で走っていることになるのではないでしょうか。180km走るとどうな
るかは、わからないですが、日が差していても風があるため、暑さに弱くてもなん
とかなりそうな気がしています。ロングに向けて最も不安なのは、やはり、ランで
すね。種目別順位は一番いいのですが、特に暑さの中、フルマラソンの距離を走
れるかどうかは、自明ではない、と感じました。
初トライアスロンの感想ですが、フルマラソンと違っていろいろな筋肉を使うので、
全身の疲れが心地よく、また、ダメージもないので、結構、好きになりそうです。
だいたい、自転車って乗るだけで楽しいですしね。次は舞洲ですが、マラソンのジ
ンクスを破れるよう頑張りたいと思っています。(とはいえ夏の大阪、とても暑いこ
とが予想されるので難しいかもしれませんが。)最後になりましたが、会長の宗政
さん、事務局の西川さんを始め、AACメンバーの皆様のおかげでここまで来れた
と思って感謝しています。これからも、よろしくお願いします。
開催日:2011・6・19
第二八三号
トライアスロンデビュー!
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2011年6月24日
AAC会員
中田 貴之氏 |
AACの皆様、こんにちは。中田貴之です。昨年の5月にAACの入会してから1年
弱が経ちました。トライアスロンに興味があり、土曜練習会(仕事の都合上、参加
率は低いですが・・・)ではランを鍛えられ、日曜日はバイク練、平日はバイクまた
はランで通勤し、帰りはアクトスで1〜2km泳ぎ、汗と涙の血のにじむ様な努力を
して(ウソ)、先日の6月19日に開催した「グリーンピア三木トライアスロンフェステ
バル2011」のスプリントの部でついにトライアスロンデビューを果たしました。
始めは家族を連れて勇姿(?)を見せようと思っていましたが、連日の雨でレース
当日も雨予報だったので家族を置いて1人で出かけました。雨のレースを覚悟し
ていましたが終日なんとか持ちこたえてくれました。
バイク試走の時、路面状態が最悪でウェットでしかもスリッピーでした。なんでもな
い直線であやうく自爆する所でした。練習用の安いタイヤのままで来てしまったの
で(イミないじゃん)ツルツル滑り、「ヤ、ヤバイ・・・こわい・・・」とめちゃめちゃ不安
になってしまいました。試走が終わり周りは仲間や家族でワイワイやっているのに
1人寂しくたたずんでいると、遠で千原さんが歩いているのを発見し嬉しくなって合
流しました。ベテランの千原さんからグリーンピア三木攻略の伝授を受けテンショ
ンが上がってきました。
スイムは流水プールを5周するのですが変な形のプールで今どこを泳いでいるの
かわからなくなって、何回か立って位置確認をしました。「最後の方やろな。」と思
っていましたがトランジッションへ行くと結構バイクが残っていました。
さあ得意のバイクでガンガン攻めるぞと勢いよく飛び出しましたが、スリッピーの
恐怖がよみがえり下りは素人の様に鬼減速して、上半身ガチガチでコーナーを下
って行きました。もちろん何人かパスされました。逆に上りはずっとダンシングで何
人かパスして下りはパスされるというのを4周回繰り返しました。
最後のランは平坦を3周回するのですが、この3種目の中で1番調子が良かった
と思います。最後の3周目の折り返しから徐々にペースが上がり、おそらくキロ3
分台で走っていたと思います。(計ってないけど) 最後のゴール前では大人がこ
んなに全力疾走するかというくらいおもいっきり走って、ヨダレを垂らしながらゴー
ル直前で1人追い抜いてやりました。
結果は13位でした。真ん中くらいまでには行きたいなと思っていたので良かった
です。やっぱり悔やむ所は素人みたいな走りをしたバイクかなと思います。
7月は皆生トライアスロンがあります。AACリレーチームのバイクパートで145km
走ります。今回の素人みたいな走りをしてチームの皆様に迷惑かける事はできま
せん。ちゃんとタスキを渡せる様、練習しますのでどうぞ宜しくお願い致します。
開催日:2011・6・19
第二八二号
淡路島マラソン合宿を振り返って!