第二一九号
ホ ビ ー レ ー サ ー !
2010年5月25日 AAC会員 吉澤 悟氏 |
AACの皆さま、お疲れさまです!今年春から参加させていただいております芦屋
市最南端涼風町在住の吉澤 悟(よしざわ さとる)と申します。自己紹介、AC参
加への経緯、ならびに今後の意気込みについて、拙文ではありますが記載させて
いただきたく思います。
自己紹介でありますが、生まれは明石、大学進学も神戸、就職先も大阪と、生ま
れてこの方関西を出たことがない、根っからの関西人です。学生時代は、サイク
リング部に所属し、普段は六甲山を中心に山々を自転車で駆け登り、春・夏の合
宿時においては寝袋・テント・炊事用具などキャンプ用品一式を自転車に積み込
み、北は北海道から南は鹿児島まで、日本各地をキャンプ場からキャンプ場へツ
ーリングする日々を過ごしておりました。そのお陰で、ちょっとした不衛生は気にし
ない、どんな場所でも寝れるなど図太い神経と、雨が降ろうが夜になろうが目的
地まで走り続けるマゾヒスティックな感性を養うことができました。就職の後も、大
学OBを中心としたチーム「Salata Bianca Kobe」に所属し、六甲山や淡路島にて
自転車に乗り続けてきました。
そんな自転車一本の私とマラソンとの出会いですが、同じくこの春入会しました職
場の上司である別所さんから、『2月末の宇治川ハーフマラソンに出てみないか』
と誘い(=業務指示)をいただいたのが、きっかけです。はじめは、20キロなんて
走ったこともなかったので後ろ向きでありましたが、『ハーフを走り自分を追い込む
ことで、就職以来縁遠かったマゾヒスティックな感性を沸き起こしてみよう!』と一
念発起することといたしました。とはいえ、ぶっつけ本番でハーフは走れなかろう
と、今年1月から潮芦屋や芦屋川沿いを中心にランニングを始めました。走り始め
て感じたことは、潮芦屋や芦屋浜はランニングコースが整備されており非常に走り
やすい。自転車と違ってスピードが緩いので、走りながら花々や野鳥のさえずり
など、自転車以上に季節感を感じることができる。今まで気付かなかったお店や
海洋体育館など公共施設を見つけることができるなど、徐々にランニングの魅力
にはまっていきました。宇治川ハーフマラソンにおいては、予想以上に追い込ま
れ途中挫けそうにもなりましたが、完走後の気持ちは、これまた実に爽快で気持
ちの良いものでした。
それ以降も、自転車とともにランニングを継続しておりましたが、別所さんからAA
Cに共に入会しないかと、お誘いいただきました。AACホームページを拝見すると、
マラソンを中心に、バイク、トライアスロン、カヌーにヨットと多くの方が多岐にわた
りイキイキと活動されております。普段ランニングしながら、テニスやカヌー、ヨット
等にも将来的にはチャレンジしてみたいと、考えておりましたので、非常に魅力的
なサークルでした。また、30歳を過ぎ漠然とではあるものの、職場や学生時代の
繋がりだけでなく、新たな出会いにより交友を広めていく必要があるとも考えてお
りましたので、まさに渡りに舟で、さっそく共に入会させていただくこととなりました。
毎週土曜日の練習は、マラソン初心者の私にとっては、コースによっては厳しい
ものもありますが、継続的に走ることにもなり、楽しく走らせていただいております。
AAC入会以降、体脂肪も減り、腰痛も楽になったような気がします。また、先日の
カヌーアスロンにも参加させていただきました。家族の応援の甲斐むなしく、漕ぎ
出しから漕ぎ終わりまで終始カヌーをコントロールすることができず、娘の前でカッ
コいいお父さんを見せることはできませんでしが、心底楽しむことができました。
最後に、今後の意気込みですが、今年度中に福知山か篠山あたりで、フルマラ
ソンにデビューしたいと思います。また、これまで日程が合わずバイク練習に参加
できておりませんが、バイク練習にも継続して参加させていただきたいと考えてお
ります。とはいえ、4歳の娘ともうすぐ2歳の息子を抱える身でもありますので、家
族との時間を大切にしながら(=嫁の機嫌を伺いながら)、AACの皆さまとともに
気持ちいい汗を流していきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
(大会開催日:2010・5・16)
第二一八号
カ ヌ ー ア ス ロ ン 大 会 に 参 加 し て !
2010年5月25日 AAC会員 大村 広之氏 大村 美佳氏 |
先日、芦屋浜アスリートクラブ主催の「カヌーアスロン大会」に今回初めて夫婦で
参加させて頂きました。
「カヌーアスロン」という競技を全く知らないどころか、二人ともカヌーに一度も乗っ
たことがないというのに、先のことは何も考えず申込みをしました。
「練習すれば何とかなるだろう・・・。」という思いをよそに、1回目の練習会で主人
はカヌーに乗った途端に海にドボン。(カヌー用語でこれを「沈(チン)する」と言う
ことを今回覚えました。)その日の練習で主人も私もカヌーの難しさを思い知らさ
れ、主人はカヌー3キロの方に申し込んだことをかなり後悔し、大会に出場するこ
とすら「俺辞めようかな・・。」と言い出してしまいました。
(沈したことがかなりショックだったみたいです。)
2回目の練習会でも二人ともさほど上達しないまま大会の日を迎えてしまいました。
当日は早朝からクラブの方々と一緒に準備をさせて頂いたのですが、皆さんテキ
パキと手際がよくあっという間に準備が終了。選手の方々も揃い、競技も滞りなく
終了しました。私はカヌーは全く駄目でしたが、ランを頑張ったおかげでB競技の
女子の部で2位という思いもよらない成績を残すことができました。
主人もカヌーでかなり手こずり、ランで頑張ったもののカヌーでのロスがあまりに
も大きくA競技では後ろから3番目での完走でした。
天候にも恵まれ、ボランティアの方々のおかげで無事に楽しく大会を終えることが
できました。ありがとうございました。意外にも主人はこれに懲りずカヌーの陰練に
励み、来年は上位を狙うと言っております。私も是非来年も参加させて頂きます!
2か月前から芦屋浜アスリートクラブに参加させて頂いていますが、クラブの方々
の影響を受けて二人ともより一層やる気になっています。ちなみに今年の二人の
目標は、主人は「フルマラソン・サブ3.5!」、私は「ウルトラマラソン完走!」です。
まだまだ若輩者の二人ですが、今後ともよろしくお願いいたします。
(大会開催日:2010・5・16)
第二一七号
苦難を乗り越えて、1年越しのカヌーアスロン大会!
2010年5月22日 チーム 遠足 荒木 恵美子氏 |
昨年3月、TVで篠山マラソンの特集番組で知り合いの息子さんがクローズアップ
されていました。その感激をプールで「ちーむ遠足」の清原さんにしゃべったところ、
「走りにおいで!」と誘われました。とりあえず、高校卒業以来まともに走ったこと
がなかったので、まずはウォーキングからとノルディックウォーキングを始めました。
そんな中、カヌーアスロン大会の話を聞き、主人も昔カヌーをしていたので、教え
てもらえるかなと思って、思い切ってエントリーしました。カヌーの練習にも2回参
加しました。しかし、インフルエンザ騒動で急遽駅伝になり、いきなり仮装でのラン
・デビューとなりました。ほとんど、ランの練習をしていなかったので、かなりしんど
かったのですが、アットホームな大会で、みんなと大変楽しむことができました。
これをきっかけに、本格的に走る練習をして、冒険でしたが福知山マラソンにもエ
ントリーし、その練習として「芦屋浜潮風ウルトラマラソン」の30kに参加しました。
結果は3時間26分46秒。ゴール後は、キロ7分を切って走りきれた嬉しさで、応
援に来てくれていたチームの人に抱きついて泣きました。
しかし、その後なぜか鬱状態(更年期かな?)になり、練習会もままならず、福知
山マラソンも棄権してしまいました。悲しかった・・・鬱はその後、数カ月も続き、ひ
どい時は一日寝たきり。通院するもかんばしくなく、薬は増える一方でした。
簡単な掃除と洗濯はなんとかできても、食事の準備がなかなかできない・・・家族
に大変な迷惑をかけてしまいました。そんな私を家族はやさしく支えてくれました。
今年の3月末ごろから少しずつ気分も良くなり、公園の散歩もできるようになって
きました。休んでいたプールにも復帰して、ちょっとずつ体を動かすようになってき
ました。
そんな折、「ちーむ遠足」からの連絡で今年またカヌーアスロン大会が開催される
ことを知りました。昨年、カヌーの練習に行った時の楽しさを忘れられず、清原さん
に頼んでまたエントリーしました。カヌー練習に1回行ったのですが、行きは良くて
も帰りはぐるぐる・・・ランの練習も少ししかしていなくて、最後尾でのゴールを覚悟
しての参加でしたので、大会を思いっきり楽しもうと思いました。
いよいよ当日、天気予報とは裏腹に気持のいい快晴でした。「ちーむ遠足」のメン
バーとも久しぶりに再会でき、とてもうれしかったです。和気あいあいと大会がは
じまり、私の出るB競技もスタート。
第1ラン。「芦屋浜潮風ウルトラマラソン」を思い出しながら走りました。今の私には
3kmでも息があがります。
カヌー。乗り込む時、ついついあわててしまいましたが、海に出て落ち着いてこぎ
ました。が、前の人に離される一方です。折り返して、ぐるぐる回りながらなんとか
岸に到着。その途中で左のコンタクトレンズが外れて、口の中へ。カヌーから降り
る時もあわてて、なかなか出ることができませんでした。
第2ラン。コンタクトを口に入れていたので、給水もできずにスタート。でも、今走れ
ることが嬉しくて感激しながら走りました。すれ違う人に「ファイト!」と声をかけて
もらったのも嬉しかったです。
やっとのゴール!ちゃんと万歳して写真に載っていたので嬉しかったです。
帰り際、宗政さんも握手してくださり、思い切って大会に出てよかったなと思いまし
た。大会を運営してくださったAACのみなさん、ボランティアの方々、本当にありが
とうございました。この世界に導いてくださった「ちーむ遠足」の清原さんにも感謝
します。これからも、走ることを楽しみにしていきたいと思います。そして、いっぱい
思い出を作っていきたいと思います。
(大会開催日:2010・5・16)
第二一六号
楽しい一日を本当にありがとうございました!
2010年5月22日 宝塚カヌーホ゜ロクラフ゛ 端村 集氏 |
「芦屋浜浜風カヌーアスロン大会」に参加させて頂きましてありがとうございました。
初参加ということで、自己紹介と大会の感想を投函させて頂きます。
まず、きっかけは3月の芦屋カヌーレカ゛ッタ大会の申し込みをするためにWeb検
索をしていたら、偶然、この大会を知り、即、申し込みをしました。
自己紹介としては、カヌー暦が15年で、カヌーに関する大会は種目を問わず、参
加しています。所属は「宝塚カヌーホ゜ロクラフ゛」で普段はカヌーホ゜ロという球技
をしています。試合は5人対5人で前半7分、休憩2分、後半7分で点数を競います。
カヌーに乗って水球をするイメーシ゛です。
次に大会の感想ですが、ランの速い皆様をカヌーですいすい追い抜く瞬間がとて
も快適でした。しかし、ランに移ったら、ものすごい速さで抜かれて行くので、笑うし
かありませんでした。
今までに経験したことのない、楽しい一日を本当にありがとうございました。
最後に9月、10月は市民フ゜ールでカヌー教室をしているので、日程が決まり次第
連絡させて頂きます。遊びに来て下さい!
(大会開催日:2010・5・16)
第二一五号
カ ヌ ー ア ス ロ ン 、快 漕 ?
2010年5月20日 AAC会員 別所 哲朗氏 |
AAC会員の皆様、こんにちは。今年の3月から参加させていただいた別所 哲朗
(ベッショ テツロウ)と申します。宗政会長からご指名をいただきましたので、自己
紹介と先日のカヌーマラソンの振り返りをさせていただこうかと思います。
自己紹介ですが、出身は島根県出雲市で大学進学と共に神戸に進出し、そのま
ま就職して現在に至りますので、いつの間にか関西在住暦の方が長くなりました。
学生時代は体育会漕艇部に所属しており、淀川べりにある合宿所で4学年合わ
せて100名の部員と共に年間200日くらいの合宿生活を送っておりました。
練習はかなりハードで毎朝4時半起床の乗艇練習以外に、筋トレ、持久力トレ等
を精力的に行っており、猛練習の甲斐あって、当時は関西ではそれなりに強く、
ローカル大会で優勝したりしましたが、メンバーが全国に散ったため、引退後はす
っかり縁遠くなっていました。
運動は毎朝のジムや週末のトレッキング・サイクリングで細々と続けていましたが、
困ったことに走ることだけは漕艇部時代の胃が飛び出してくるのではないかという
練習がトラウマとなり、無意識に避け続けて15年あまりの時を過ごしました。
ところが昨年夏、ある出会いが元でなぜか走る気力が盛り上がり、試行錯誤を繰
り返しながら少しづつ地道に走行距離を伸ばすと共に身体も絞れ、いつの間にか
ランに対する苦手意識を克服し、もしかすると好きなんじゃないかというところまで
変化しました。そのような中、池上さんとご縁があってAACの存在を知り、涼風町
在住で同僚の吉澤氏と共に加入させていただくことになりました。
カヌーアスロンについては、募集のお知らせを見た時から、興味津々ですぐに申込
みを行いましたが、公式練習会には日程が合わず、ブッツケ本番で挑むこととなり
ました。
第1ランは距離も短いのでそんなに心配はしていませんでしたが、3キロの距離は
記録を取ったことがなく、キロ4分くらいと目標設定して少し余裕を持って設定しま
した。カヌーにトランジットした時点では一応トップになっていましたが、そんなに離
れていないことが分かっていたため、いそいそと乗艇しました。
最初は少し手こずり、回転したり、あわや沈かという場面もありましたが、時間の経
過と共に、パドルで水を掴むこと、艇上のバランス感覚がボートと似ていることが分
かり、後半に入ると結構艇速を上げることができました。
第2ランに入ろうとした時点で、慣れないカヌーで身体がこわばったためか、なんと
もいえない疲労感を感じていましたが、なんとか逃げ切ることができました。
一緒に連れて行った娘に父のかっこいい姿を見せることができたので、大会事務
局とボランティアの皆様には感謝の気持ちで一杯です。来年はロングに挑戦しよ
うと思いますが、現時点の走力・漕力ではとても太刀打ちできないと思うので、地
道に精進しようかと考えています。
最後に、せっかくAACに参加させていただきましたので、今年度中にはフルデビュ
ー、いずれはトライアスロン他にも積極的にチャレンジして自身の領域を拡げてみ
たいと考えております。AAC会員の皆様には色々教えていただきたいので、今後
ともよろしくお願いいたします。
(大会開催日:2010・5・16)
第二一四号
最高のコンディションでカヌーアスロンを満喫!
2010年5月20日 AAC会員 脇本 忍氏 |
開催日前週ごろから当日の天気が気になり、新聞の天気欄で毎日確認しても、
曇り後雨。インフルエンザで中止になり、急遽チーム対抗走になった昨年も悪
天候。阪神高速の高架でクルマを風よけに食べた昨年の弁当がよぎる。
しかし、週末が近づくと低気圧の動きが鈍り、当日は天を抜く快晴!俄然、ヤル
気が高揚する。
スタート!事前の綿密なゲームプランはあるのだが、最初のランで速いペース
につられてバテ気味のままでカヌー。ゆっくりでも真っ直ぐパドリングをするつも
り。しかし、近くのジェットスキーからの、いまいましい横波。おかげて反対方向
に進んでしまう。さらに、こちらの焦る気持ちを慰めるように、関学カヌー部の競
技艇が涼しい顔でを追い抜いて行く。こうなれば、レース中とはいえ、もはや達
観して、青空や水面を跳ねる魚を楽しむ抒情的な気分に切り替えるしかない。
ともかく、最後のランも無事走れ、この日は最高のコンディションでカヌーアスロ
ンを満喫できた。最後に、大会を運営していただきました西川様はじめ、ボラン
ティアの方々。ありがとうごさいました。今から来年の大会が楽しみです!
(大会開催日:2010・5・16)
第二一三号
「(元)プロ・トライアスリートのIRONMANエイジ出場問題」
について考える!
2010年4月27日 愛媛県 在住 内藤 聡之助氏 |
今年6月のアイアンマン・ジャパン参戦を予定していた有名トライアスリートの「Fさん」
が、参加出場の申し込み手続きを済ませた後に「縁がなかった」といって出場を辞退
されたそうです。
これと関係があるのかどうかは不明ですが、それより少し前に、あちこちのトライアス
ロン関係のブログで「アイアンマン・ジャパンに、プロ選手がエイジ・カテゴリーで参戦
するようだ」といった記載を目にしました。 「F選手以外のプロ選手もエイジ・カテゴリ
ーに名前がある」との記載も見ましたが、私にはそれがいったい誰を指しているのか、
名簿を見てもよく分かりませんでした。
これらのブログ内には、その是非についての記述はありませんでしたが、「プロ選手
がエイジで出てくる」という事態を大分意識していることが感じ取れました。特に「知り
合い」という仲でもないのですが、Fさんの久々のアイアンマン出場は今年初めに本
人から聞いておりましたし、40歳代後半にもなるオッサンがどれほどのパフォーマン
スを見せてくれるのかとても楽しみにしていましたので、出場辞退のニュースを非常
に残念に思いました。自分は、もともと「Fさんを気持ちよくエイジで出してあげたらい
いのに」と思っていたのですが、強豪エイジ選手の心情は複雑のようです。
そこで、(日本の)プロ・トライアスリートの定義と彼らのレース参戦の可否というか是
非について、きちんとオツムを整理しておく必要があるのではないかと感じて皆さん
に問いかける次第です。
さて、上に記した「ブログ」をみて即座に思ったことは、同じエイジグループでハワイ出
場を目指して参戦する選手や、エイジ・カテゴリーでトップを争う選手にとって、思いの
強弱こそあれFさんのエイジ出場は、自分の順位がひとつ下がってしまう可能性が高
い「困った事態」と感じているだろうといことでした。特に、ハワイ出場権のボーダーラ
インにいる選手には、非常に困ったことであります。同時に思ったことは「F選手はは
たして現在もプロなのか?プロ・カテゴリーでなくては彼はI.M.
Japanに出場できない
のだろうか?」という疑問でした。
この問題に類似した事例があります。かつてJTRC(Japan Triathlon Racing Clubの
略)に所属し、ITUのW.C.シリーズを転戦したり、宮古島大会などでも長年上位入賞し
ていたS氏。彼は、30歳代に入って第一線から離れた後の数年間、I.M.Malaysiaのエ
イジ・カテゴリーに出場して、度々ハワイの出場権を獲得しておりました。現在は40歳
代となり、今年はIM.Chinaにエイジ出場しましたがハワイ出場権は残念ながら獲得で
きませんでした。おそらく、一般的にはS氏はプロ(引退宣言していないから?)、もし
くは元プロと認識されているでしょうが、「では現在、彼は本当にプロか?」と問われて
「Yes」と答えてその理由を説明できる人はいないでしょう(しかし、S氏は、ほんの数
年前に某有名ショップのブログで「プロはエイジ出場するな!」と実名でコキおろされ
ていました)。
国内では有名な東京に拠点を置くトライアスロンのクラブチーム「V」。 国内トップ選
手を要して、平日でも合宿を組んでトレーニングをするこのチームに所属するT君が、
今年のIM. Malaysiaのエイジ・カテゴリーに出場してハワイ出場権を獲得しました。国
内のレースでは「エリート部門」に出場している彼は、ひょっとすると「若手プロ選手」
と認識している人もいるでしょうが、「まだ実力的にはプロじゃないっしょ!」と反論さ
れる方もいるでしょう。いったい、プロトライアスリートの条件・定義というのは、ナンな
のでしょうか?
我々ニッポンの一般エイジ選手が抱く「日本の」プロ・トライアスリートのイメージという
のは、大体以下のようなものかと思います。
1,生活の主な収入源は、トライアスロン大会で得た賞金か、トライアスロン
関係のスポウンサー料(この場合、現金収入を指す)である。
2,本業がトライアスロンと直結もしくは種目に関係したもので、
コーチや指導等で収入を得、他者の支援を受けつつレースに
参戦している。
3,実業団か、それに類するクラブチームに所属し、そこから支援
を得てレースに参戦している選手。
「他者からの支援を得てレースに参戦している」ことをもう少し広げて考えた場合、
5.レース機材やウエアの資材供給を受けている選手
6.(職場以外の)練習環境を無料で使用させてもらっている選手
支援額の大小はあれど、メーカーやスポーツクラブ等から、いわばレース参加費・遠
征費、ウエアや施設使用料を肩代わりしてもらっているといえます。そこまで広義で
考えると、彼らも「プロ」もしくは「セミプロ」、「みなしプロ」と言えるのかもしれません。
さらに拡大解釈をして極論を言うと、
7.バイクショップやスイミングクラブでバイトなどで短時間働き、
ほかの時間は練習三昧の生活
なんてのも「あんた、プロとちゃう?」と思えてしまいます。
これらが「プロ」と言えるかどうかは別として、「プロの定義」を色々と考えて当てはめ
てみると、エイジグルーパーと言われる選手の中にも、意外とセミプロみたいな人が
いると思います。一方、「プロ」と断定されたFさんは、必要最低限の生活費を夫婦で
稼ぎながらトライアスロン教室のお手伝いなどをし、大会では「招待選手」として参加
してもいます。こんなエイジグルーパーなど、その辺にごろごろいるのに一般的な扱
いは、なぜか別のようです。
「プロ・トライアスリート」をそれらのような曖昧な定義で認知しようとすると、プロと認
識されている選手は「間違いではない」といえると同時に、今度は現時点でエイジで
出場している選手でも、「おまんはプロじゃろうが!」と言われてしまうひとも大勢でて
きます。事ほど左様に、少なくとも日本国内において「プロのトライアスリート」の定義
は非常に曖昧というか、無いに等しいように思えます。そもそも、日本のプロ・トライア
スリートというのは「明日から自分はプロになりま〜す!」と自分で宣言しただけに過
ぎないものだったと思います。他に何か定義があったような記憶がありません・・・。
「日本のプロトライアスリート」は、自称プロ宣言した彼らの生活様式の共通点を取り
上げて、彼らを含めたこの業界(?)が勝手に作り上げたイメージだけなのではないで
しょうか?
● 閑話休題。
ここではハワイへの出場権が限定されているIRONMAN出場者を問題にしているの
で、WTCや海外におけるプロトライアスリートの定義について考えてみます。
WTC(world triathlon corporation:世界のIRONMAN大会の元締め)では、「IRONM
ANレースのプロ・カテゴリーに出場する選手は、WTCでプロ登録しなければならない
」という条件があります。
プロ登録しなければ、どんなに強かろうが早かろうがWTCは「ノンプロ」=「エイジ・グ
ルーパー」扱いになっちゃうみたいです。
一方、51.5qのレースが中心の世界的組織ITUはどうなのでしょうか?(JTUもそう
ですが)。こちら主催の世界規模のシリーズ戦では、特に「プロ」という名前のcatego
ryはなく、「エリート」という表現になっています(日本国内で同様ですね)。この「エリ
ート部門」に出場するのに、「プロであること」の条件があるのかどうかは分かりませ
ん(たぶん、ないように思います)。
すると、プロトライアスリートというものは、WTCにプロ登録した選手以外に「プロ」と
呼べるトライアスリートは定義上存在しないことになります。多くのエイジ選手が「プロ」
と思っている選手たちは、「引退宣言」しようがしまいが、実は最初から「エイジグルー
パー」ということになります。たとえプロ登録していたとしても、「今年からはもうプロ登
録しない」となったらノンプロ(?登録しないだけですが)となってしまいます。
少なくともIRONMAN RaceにおいてはFさんもSさんもTくんもみな「ノンプロ」=Age
categoryで問題ないようです。
とはいえ、先にあげた「ハワイ出場権のボーダーラインにいる選手」や、トップ・エイジ
選手にしてみれば、「だからといってねぇ、つい2〜3年前まで(自称?)プロだった選
手が、いきなりエイジ出場してハワイ出場権を取っていかないでよ」といった感情が出
てくるのも当然でしょう。
しかし上記のとおり、「去年まではプロ登録」選手のレース参戦を止める権利はない
わけですし、有名選手が年齢を重ねてもレースに参戦して勇姿をみせてくれるのは、
それは嬉しいものです。今後、元プロのFさんやSさんだけでなく、現在は現役バリバ
リの選手たちも含めて、最盛期を過ぎて50歳になっても60歳になっても、末永く笑顔
でIRONMANに限らず地方のレースでも気持ちよく出場できるような業界環境になっ
て欲しいものです。エイジ・グルーパーの我々も、そのように意識しすべきではないか
と思う次第です。
【提案】
「プロトライアスリート」=(所定の競技団体に)プロ登録した選手と規定し、「かつてプ
ロ登録していた選手は、IRONMANのエイジ・カテゴリーに参戦することは認めるが、
プロ登録最終年から●年間はハワイ出場権を与えず」くらいの基準をもうけることで
解決してはどうかと思います。
他のレースでは、いまの所「エリート」でナンも問題ないようですが。
皆さんはどうお考えでしょうか?
第二一二号
美ら島チャレンジトライアスロンIN 豊崎!
2010年4月7日 AAC会員 川崎 潔氏 |
4月4日の日曜日に沖縄本島で2010年度最初のトライアスロン大会が開催され
ました。その舞台は近年整備された「豊崎海浜公園」です。那覇空港から車で15
分くらいに位置するロケーションの良さに加えて、東シナ海に面したコバルトブル
ーの海と高架橋のある景色が素晴らしい大会です。
トライアスロン競技はエリート、一般、ビギナー、リレー、小学生、中学生、と細かく
分かれていてそれぞれの能力に応じて楽しめる設定になっています。今年は特に
U23アジア大会の選考会に当てられたため、日本全国から有望なエリートジュニア
が集まってきました。神戸空港を出発する時に「チームブレイブ」の八尾監督にお
目にかかりましたが、聞けば門下生の有望新人が2人選考レースに出るとのこと
でした。
さてここからは私が出場した一般の部に絞ってレポートします。一般の部は、S 1.2
km B 30km R 10km の距離設定です。初心者が安心して参加できるというのが、
この大会のキャッチフレーズですから、特に水泳に関しては楽に泳げるように心配
りされています。具体的には300m泳いだところでいったん岸に上がり、それを4回
繰り返して1.2kmという計算です。さらに水質は澄み切った透明な海水で飲んでも
安心。クラゲもいないし、一番怖い人間同士のバトルもありません。自転車は完全
に交通規制されて車を遮断したフラットコース6km×5周で30km。ランはシーサイド
の景色を眺めながら5km×2周で10kmとなります。
レースは10時半スタート。私にとっては今年に入ってから3ヶ月間、重点的に練習
した「水泳のフォーム改造の成果」を試す大会となりました。早紀ちゃんに教えても
らった2ビート泳法で、入水してから「前へ、前へ伸びる」ことだけを考えて泳ぐと、
いつもより速いグループに楽についてゆける感触が得られました。1.2kmを21分3
5秒、上出来です。
浜に上がってバイクラックに行くと、たぶん40歳台以降では自分が一番ではない
かと思うくらい、多くのバイクが残っていました。スイム苦手の自分は通常の大会
では半分より前でトランジションできることはありませんから、これには驚かされま
した。ヘルメットを被り、バイクシューズを履こうとしているところに北海道から参加
された「昨年度50歳代優勝者」の方が上がって来ました。彼はゼッケン76番、私
は縁起のいい番号77番なので、バイクラックは隣どうしです。でも彼も私も共に年
代別優勝を目指していますので、会話することもなく急いでバイクコースへ出ます。
バイクコースは完全フラットで気温20度の小雨。寒くはなく快適に走れます。1周6
kmのコースを3周したところで、76番に捕まってしまいました。あと2周を何とか無
理してでもついて行くべきかどうか迷いましたが、今シーズンはバイク練習を全くし
ていなかったので自重しました。それに追い越されるときに観察した彼のぺダリン
グは、重いギアをギコギコ踏んでいるように見えました。
私がバイクゴールして自転車を置いたところで、76番は先にランスタートしました。
タイム差は15秒くらいでしょうか。これくらいの差なら自分の走りをすれば必ず追
い越せると信じてついてゆきます。さらに先行する彼の走りを見ると、やはりバイク
の無理がたたったのでしょうか、どことなくぎこちない走りです。それで前半に勝負
をかけることにして、2km地点で抜きにかかりました。幸いついてくる気配はなく、1
周回した5km地点でタイム差を確認すると30秒くらいリードです。
2周目はかなり息が上がってきましたが、AACの日曜練習会の苦しさを考えたらは
るかに楽だと言い聞かせ、頑張りました。 実際AAC練習会ではキロ3分40秒で
走る松田さんや今池さんの背中を追っているのですから、それに比べるとトライア
スロンのキロ4分の走りは楽なはずです。
そしてスイムスタートから2時間01分42秒で感激のゴールを果たしました。
総合11位、年代別優勝と、今シーズン初戦で幸先の良いスタートとなりました。
第二一一号
初めて参加した大会のご紹介!
2010年4月7日 AAC会員 鎌苅 滝生氏 |
年齢的には記録の上積みが期待できないこともあり、これからはもっとランニングを楽
しもうと決め、今まで参加したことのない大会にできるだけ出場することにしました。
特にAACの会員の方があまり参加していないレースに出て、大会の模様やコースの
状況を投稿を通じて紹介できればと思っております。
早速、3月に走った2つの大会について、報告致します。
《能登和倉万葉の里マラソン》 ― 冷たい雨と強風の中の厳しい条件 ―
まずは大会の概要紹介をします。
*開催日:平成22年3月7日(今年第2回目の大会)
*開催種目は、フルマラソン、10キロ、5キロ、1.4キロ(親子)でフルは陸連公認
コースで、制限時間7時間。
*フルのコースは、石川県七尾市の和倉温泉の中心をスタートとし、七尾湾を時計周りと
反対に周回して、和倉温泉に戻る。距離表示は1キロごとで正確でした。
(公認コースなので当然であるが)
上り坂の数、坂の延長距離が看板で表示されている。例えば、[2/10 400]という
表示、これは10箇所ある坂の2番目で、坂の延長は400メートルを表わしている。
大会案内には、30キロまでに10箇所の坂があり、その後はほぼ平坦とあったが、
実際には30キロ以降も何度も小さなアップダウンがあった。坂の高低差は、概ね30
〜40メートル。アップダウンが多くて、かなりハードなコースと言え、記録狙いには
適しているとは言えないが、天気が良ければ景観がすばらしく、気持ち良く走れると思
われます。
*エイドステイションは、5キロ以降12箇所で、すべてのエイドで水とスポーツドリン
ク(アミノバリュー)、塩が用意されており、後半はバナナ、あんぱん、細まき(巻き
寿司)、チョコレート等が準備されていた。
*記録証は、ゴール後直ぐに発行され、グロスタイム(ネットタイム表示はなし)、総合
順位、年代別順位、5キロごとのスプリットタイムが記載されている。
*参加賞は、スポーツタオル、カキ鍋、殻付のカキ。カキ鍋はカキや野菜がたっぷりの
「具だくさん」、殻付カキは大きなカキを5個もらい、イベント会場の炭火焼きコー
ナーで賞味できる。会場には、カキ以外に、海老や魚、野菜も安価で販売されていて、
炭火焼きが堪能できます。
*ボランティアと応援
大会の規模の割りには、多くのボランティアの方で和倉温泉を中心として七尾市挙げて
の大会との印象を強く感じました。土地柄から年配の方が多かったが、寒くて冷たい雨
の中にも拘わらず、皆さん親切で、各エイドで終始ランナーに声を掛けてくれます。沿
道は民家が少なく、天候も悪く、応援の人は少ないのは当然ですが、熱心に応援してく
れました。特に、20キロ過ぎの地元の高校生(野球部)の応援には、ちょっと感激し
ました。傘も差さずにずぶ濡れのまま、声をからして「頑張って下さい。あと半分です。
」の声援には、歩いている者でも思わず走り出すような勢いでした。
ゴールしてチップをはずし、その後、記録証を受け取るというのはどの大会でも同じで
すが、ここでは、記録証受け取りの前に、「足湯」ならぬ「手湯」が用意されていまし
た。テーブルの上に湯をたっぷり入れた洗面器が並べられており、冷え切った手を温め
ることができます。温泉地なので湯は有り余るほどあるのは当然だが、こころ温まるサ
ービスといえる。
*レースの報告
さて、最後に私のレースの報告です。
例年は篠山に出場していたが、重度の花粉症の私にとっては、スギ花粉のピーク時に当
り、いつも辛いレースになることもあり、少しでも花粉の影響の小さいと思わ
れるこの
大会を選んだのであるが、低温かつ雨という気象条件で花粉の影響は全くなかった。
しかし、気温2℃、時折みぞれが混じる冷たい雨がふり、更には強風が吹き荒れるという
厳しい条件で、スタートしてまもなく持病の脚の痛みが出て、苦しいレースで終始しま
した。制限時間7時間のレースですが、アップダウンの多いコースに加え、非常に厳し
い気象条件でかなりの途中棄権者が出たようであるが、何とか走り切ることができまし
たが、結果は、3時間58分49秒、順位は558位/1842人、年代別37位/?でし
た。コース条件は厳しいが、前述の通りボランティアも充実しており、和倉温泉周辺地
区挙げての大会という印象で、参加者の評価も高いのもうなずけます。お勧めの大会だ
と思いますが、難は足の便が悪いことかと思われる。
《呉とびしまマラソン》 ― わがルーツを尋ねてのレース ―
*開催日:平成22年3月21日(今年第1回目の大会)
*開催種目は、ハーフマラソン、5キロ、2キロ(親子)でハーフは未公認コースで、制
限時間2時間30分。
*ハーフのコースは、広島県呉市蒲刈(かまがり)町をスタート・ゴールとするもの。
呉の沖に上蒲刈島・下蒲刈島という小さな島があり、その上蒲刈島をスタートし、東に
位置する豊島に渡り、折り返すという非常にアップダウンのきついハードなコース。
*参加賞は、スポーツタオル、蒲刈産の塩とデコポン、ウーロン茶缶。
*「蒲刈」はわがルーツ? 蒲刈とは珍しい地名であるが、2世紀の末に神功皇后がこの島
に立ち寄った際、櫛を落とし、その櫛を探すために「蒲」を刈ったことに由来すると言
われている。私の姓である「鎌苅」とは漢字は異なるが、私の家に残る言い伝えでは、
わが先祖は平氏の落武者で、壇ノ浦の戦いに敗れた後、この島に逃れ、その後瀬戸内海
を東に向かい、現在の大阪府堺市に移り住んだと言われております。
李氏朝鮮の「海東諸国記」には、15世紀に「周防州上関太守鎌苅源義就」と名乗る人
物が朝鮮に遣使している。この人物は村上水軍の一族の「村上義有」と同年代であるが、
「義就(よしなり・ギユウ)」、「義有(よしあり・ギユウ)」で音の似通いから、同
一人物ではなかろうか。言い伝えはすべて歴史的事実とは言えないが、その中にはある
程度の歴史的事実を反映しているものもあることは、学会の常識となっているが、私は
この地域を支配していた海賊の末裔では?(平氏の落武者とは考え難い)
*レースの報告
当日の天候はうす曇り(中国からの黄砂の影響もあったが)で強風が吹き荒れる一日で
した。島は平地が少なく、ほとんどが山という地形で(従ってアップダウンの激しいコ
ースとなる)、島内のスギの木が強風にあおられ、花粉が舞い散るという状況の中、花
粉症の私には、厳しいレースとなりました。特にスタート直後から3キロ辺りまでは、
かなりの昇りで、なおかつ強烈な向かい風で、レース中では最も苦しい区間でした。こ
の間でかなりの花粉を吸い込んだものと思われ、10キロ過ぎまで鼻水を垂らしながら
のレースで、終わってみれば現在の実力通りの1時間49分20秒 順位は384位/7
76人でした。記録証は、ゴール後発行されることになっていたが、主催者からスター
ト前に「強風のため記録証の発行は取り止め、後日郵送する」と発表され、1週間後に
送られて来ました。コースはハードであったが、島内住民のボランティアに加え、呉市
の本州からの応援も多数あり(特に呉の自衛隊隊員)、こころ温まるもてなしで家族的
な雰囲気のある良い大会との印象でした。(私のルーツに関わるかも知れない所で、多
少ひいき目の評価かも?)受付時に大会関係者から、「かまがりさん」は「この島と関
係あるのですか」、「頑張って下さい。また、来年も来てください。」と声を掛けられ、
なんだかちょっぴり嬉しかったが、来年どうしようかと思案中で、私にとって気になる
大会である。
第二一〇号
初フルマラソン 寒さの向こうに高揚感があった!
2010年3月16日 AAC会員 山本 晃久氏 |
篠山にて初めてフルマラソンを走りました。結果はネットで3時間48分22秒でした。
思えば、AACに入会したのがちょうど1年前。当時はランニングを始めたばかりで、
10kmまでしか走ったことがない状況。いつかはフルマラソンに出てみたいが、かな
り先だと思っていました。しかし去年の秋ごろに、宗政会長から「今やらなければ、
いつまでたってもできない」という内容のことを言われたの機に思い切って篠山
にエントリーしました。当初目標は完走でしたが、昨年12月と今年2月でハーフの記
録がだんだん向上してきたことで、4時間⇒3時間50分⇒3時間45分と目標を高くし
ました。
結果は目標に少し及びませんでしたが、あまりの寒さに8kmと16kmの2回トイレに
行き3分近くタイムをロスしたのでそれを差し引くとほぼ目標通り。とても満足して
います。AACの皆さんからの「25kmまでは抑え目に」や「腕の振り」というアドバ
イスに気をつけることを心掛け、前半ハーフが約2時間で後半ハーフが約1時間48
分と後半にペースを上げることができました。AACに感謝です。
篠山はさすが参加者1万人を超える大きな大会。参加者と応援された人たちに一
体感があり、走っていてわくわくする体験ができました。吹奏楽の演奏や私設のエ
イドなどには元気をもらい感謝しました。また、2回目のトイレから21kmの上りまで
は、とても体が軽くこのままどこまでも走っていけそうな気分になりました。今まで
に味わったことのない楽しさでした。もうマラソンを止めれそうにないです。
ただ、40km手前ぐらいからちょっと足が止まり上り坂がつらかったです。次のフル
マラソン(おそらく12月の奈良マラソン)では3時間半を切れるよう、春夏に練習を積
んでいきます。今後とも、皆様よろしくお願い致します。
(大会開催日:2010・3・7)