稿第二〇〇号

                      応 援 に 感 謝 ♪

2009年12月28日
AAC会員

片岡 由紀子氏

          12月23日、加古川マラソンを走って来ました。(実はフル25回目・・・)
          3時間25分21秒。自己ベストを10分近く更新することが出来ました。(~_~)
          今までフルマラソンを走るとき、前半決して飛ばさず出来るだけイーブン
          ペースで走るようにしていました。今回初めて前半から飛ばし、「ばてた
          らどうにでもなれ〜
」、と思って走りました。

          5キロを22分台で入り、ハーフを1時間38分台(ハーフ自己ベスト)で走
          り、30キロあたりでかなりきつくなりました。ハーフを1時間45分内で走
          れば3時間半を切れる、とまでは覚えていましたが、それ以降一体自分
          が何分ペースで走っていて、このペースで3時間半を切れるのか、そも
          そもこのペースがいつまでもつのか分からず走っていました。分からない
          ので、無理のような気がしてあきらめてゆっくり走りそうになりました。

          そんな時、応援に来ていた市井さんが、「3時間半切れる!」と言って
          くれました。そこで、いったん途切れかけた気持ちを建て直し、「またが
         んばって走ろう♪
」と思いました。ラスト2キロくらいで、キロ6分で走っ
          ても3時間半は切れる♪と分かり、安心してゆっくり走っているとまたま
          た市井さんが現れ、「片岡さん、ここから〜〜」と言ってずっと声をかけ
          ながらゴールまで一緒に走ってくれました。もし市井さんがラスト2キロあ
          たりにいなければ、そしてゴールまで一緒に走ってくれていなければ、
          私は3時間29分台で走っていました。

          市井さん、本当にどうもありがとう。きっとクラブのメンバーを見つけては
          一生懸命声をかけてくれていたんだと思います。こんな風に自分のレー
          スでないのにわざわざ応援に来てくれる仲間がいるのはとてもありがた
          いし嬉しいです。

          いつも自分のレースばかりでなかなか応援に行けませんが、気持ちは、
          「がんばって♪」 「一緒にがんばりましょう♪」って思います。(~_~)
          初マラソンから13年、AACに入って丸1年。速く走れたら嬉しいですが、
          それだけが目標ではなく、これから先なかなかタイムが伸びなくなって
          も、走ることが好きなのでずっと走り続けていきたいです。

          みなさん、今年一年、いろんなレースお疲れ様でした。(^o^)来年もまた
          一緒に楽しく走ってください(^^)♪
          (大会開催日:2009・12・23)



稿第一九九号

                   ラ ス ト ラ ン を 終 え て !

2009年12月19日
AAC会員

星野 晴夫氏

         星野@松戸支部です。ご無沙汰しています。超久しぶり&おそらく最後の
         大会結果報告です。

           H21/11/23(月・祝)大田原マラソン(フル)  (栃木県大田原市)
           3時間23分06秒(Net)  3時間23分07秒(Official)
           恥ずかしながら5〜6年ぶりの3時間30分以内です。
           (芦屋時代は30分を切れなかった。(涙) )
           H20年3月、篠山Mでの意地の42.194km地点リタイアから1年
           8ヵ月ぶりのフルMです。

         50歳でのサブスリーを最後にその後、1年半も続く故障に苦しみ、仕事に
         追われ(単にトロいだけ?)、そして知らないうちに病(不整脈のタチの悪い
         ヤツ。自覚症状は殆どありませんが。)にもさいなまされてた様子でまとも
         な練習も出来ませんでした。そうこうしているうちに歳はとるし、気力も次
         第に失せるし、記録は下降の一途をたどりました。

         私も今年60歳になりました。仕事も何とか落ち着いて来たし、今年2月に
         カテーテル手術をしてどうやら病気も治ったと思うし『さぁ!60歳からの逆
         襲だ!とりあえずこの秋3時間30分を切り来春は15分以内!、そして更
         に上を!』と、つい10月まではそう思って頑張っていました。

         でも先日の検査の結果が思わしくありません。どうやら病は治っていない
         ようです。(もともと成功率は70%と言われていましたが。)頑張ってるのに
         何故?と思うことも多々ありましたがその影響もあったのかも知れません。
         大会1週間前に検査の結果がはっきりしました。

         近いうちにもう一度、同じ手術(カテーテルアブレーション)をしなきゃいけな
         いようです。(4日で退院できてすぐに普通に行動できるし傷痕も虫に刺さ
         れた程度で大した手術ではないのですが・・・  但し手術中は心臓が熱く
         てちょっと辛いです。前回とあわせて次回はもう少し成功率は高そうです。)
         手術は我慢できるし、退院後すぐに普通に行動できますが、完治したかど
         うかがわかるのは1年近く先です。

         治るまでしばらくお休みです。走ろうと思えば走れないこともないのですが
         (だから尚更悔しい)、今回は完治が確認できるまで休みます。治ったらま
         た考えますが、おそらくこのままこのままやめてしまいそうな感じです。
         60歳も過ぎたし、これからの長いブランクのあと、もう一度やり直そうとい
         う気力は今のところ湧いて来ません。哀しいかな、ブランクの後おそらく今
         回以上のタイムではもう走れないと思います。

         長い間、もう十分過ぎるほど走って来たし、34歳から独りで、見よう見ま
         ねで走り始めた素人のわりには十分過ぎるタイム(43歳、2時間45分50
         秒)でも走れたし・・・  今回も目標からは遠いものの、なんとか満足して
         気持ちよく走り終えることが出来たし・・・  気持ちがいいとこで、ここいら
         が潮時かなとも思います。

         せめて健康ジョギングでも・・・とも思いますが、走り出せばまた、つい頑張
         って無理をしてしまいそうで健康ジョギングに徹する自信がありません。
         でもせっかく5kg減らした体重が大田原が終わり僅か2週間あまりで2〜3
         kg増と見事なV字回復をみせています。これでは別の意味で体のために
         良くありません。スロージョグに徹することを条件に、せめて休日ぐらいは
         少しずつ走ろうかなぁ・・・と迷っています。現在、熟慮中です。

         走友の頑張ってる姿を見れば未練が残ります。悔しくて、病気のことなん
         かほったらかしてまた熱くなってしまいそうです。少なくともレースは勿論、
         走友との練習会も暫くお休みしようと思っています。このままマラソンの世
         界からフェードアウトして行こうか・・・と思ったりします。だから、今回の大
         田原Mはラストランと決めてスタートしました。『もうタイムは問わない。納
         得して走り終えたい。』

         1年8ヵ月ぶりのフルMだし、練習ではキロ5分がせいいっばいだし、どこ
         かで病の影響もでてくるかも知れないし、時間内(4時間)完走も厳しいか
         も・・・と思っていましたが、思ったより快調で、途中3時間20分を切れる
         かも!とも思いましたが、予想通り35kmから足にきました。

         でも自分を納得させて走り終えることができました。走り始めて26年1ヶ
         月、無念の、覚悟の、そして納得のラストランでした。ゴール後、グランド
         の芝の上に倒れ、真っ青な空を見上げ『終わった〜!』と人知れず叫び
         ました。

         以上長くなりましたが大会結果報告でした。ではみなさんによろしく・・・

         P.S,最後に一句?

                  そらみあげ  こぶしふるわす  ふきだまり
                  いつかはきっと  かならずきっと
             
ビョウキニ マケタラアカンヨ コレカラモ ガンバッテ ネ!

         つらい日々もその一念で何とか走り続けて来ました。でももう、握る拳に
         も力が入りません。 〜ちゃって。 (^o^)



稿第一九八号

                      失速から1年

2009年12月7日
AAC会員

目堅 孝氏

        去年の第18回福知山マラソンは失敗の連続であった。公園内でトイレをした後
        バッグを担ぎ体育館に入った。着替えようとバッグを開けると他人のバッグだっ
        た。マラソンより財布(中身は10万円は入っていない)と車のキーが気になった。
        数十分捜しても見つからないので、総合案内所に行くと私のバッグがあった。
        「誰かが間違えた、頭にくるな!!」と思っていると、私よりは若い中年の女
        性が「何で間違えんのよ!良く見なさいよ!」と怒られた。私が彼女のバッグ
        を間違って持っていってしまったらしい。

        着替え始めたのが9時半頃。長崎に転居した井上の旦那とトイレに並びながら
        ストレッチしていると、「スタートの合図」が鳴った。スタートラインに着いたのは
        井上の旦那と同じ7分32秒後。それから人を掻き分け走っていると30Km地点に
        は2時間26分、やっと3時間25分ペースにこぎつけた。第18回はそこまで・・・・。
        35Kmからの7Kmを57分かけて歩きゴールした。あれから1年。私は学びました!

        潮風ウルトラ30Kmを5分/Km、ユリカモメ30Kmを4分50秒/Kmと刻んできたので
        、福知山は4分40秒/Kmで30〜35Kmまで我慢して、余裕あれば35Kmからスピ
        ードを上げる、という戦略をたてた。前半ハーフは予定通り1時間38分位と順調
        でした。30Km過ぎでM君を抜き世界のNさんを抜きと、後半ハーフは前半より3
        分近く速い1時間35分位で走り抜けた。

        トータル3時間13分5秒での完走は、現在の実力ではほぼベストです。「強く風
        が吹いている
」を平日の昼間、仕事をサボって映画を観た甲斐がありました。
        日曜日の特練でスピード練習をして、次は3時間9分59秒を来年度は達成します。
        M君、前半抑えなアカンよ!これからも木・土・日の練習会にできる限り参加し
        ますので、皆さん一緒に楽しく走りましょう!
        (大会開催日:2009・11・23)



稿第一九七号

              初マラソン 福知山 完走!!

2009年12月4日
AAC会員

スキャンラン 百合子氏

      週2−3回の通勤ランを始めて、6ヶ月以上は経ちました。最近ではバックパックと運
      動着というのが通勤時の私の定番の服装ともなってきています。こんなイケイケの服
      装。さぞかしバリバリ走っていると思わせる容貌。しかし、本当はまだフルを走ったこ
      とのない、アマチュアランナーで、“趣味はマラソンです“とはフルを走ったことの無い
      者にはまだ許されないように感じてました。そんな中、ついにフルマラソンを走る日が
      。。。。 本当は来年の3月くらいに初マラソンを挑戦しようと思っていましたが、AAC
      の皆さんにがんばれ完走できるよと励ましてもらい、走ろうと決心しました。AACの皆
      さんと走る回数も増え、“フルマラソンの教え“を耳に叩き込まれてきました。鬼がで
      るという怖い話や、パックリ行ってしまうという業界用語や、もう耳はダンボにな
      ってました。


      とにかく、心に決めていたのは、すべてのエイドでドリンクをとること。そして、どんな
      面白いものがエイドに置かれているのか、見て楽しむことでした。エイドでは多くの皆
      さんが応援してくださいました。心強かったです。


      すれちがうAACのメンバー達の勇姿にも励まされました。そのおかげか、30Kまでス
      ムーズに走っていました。そこを超えると足がつったと見える人たちが歩道を歩き出し
      てました。“これが、パックリかな?“と考えながら少し慎重に走り続けました。35K
      以降は、色々な事を考えました。後1K走れたら、ご褒美に何かを買おう。あれを買お
      う、これを買おうと考えてたけど、途中からは、何食べようかと食欲が脳みそを支配し
      始めました。おしるこか、シュークリームか、うーーん。と考えていたら坂のふもとに来
      てました。

      会長が手を振ってくれて、元気がでました。“この坂なんて自宅前の坂と比べたら
      大したことない。”
と言い聞かせ、ひたすら上りました。沿道では、女性の方が、私の
      横を走りながら、褒め称えてくれました。“ここまでがんばってすごいよ、本当によ
      くがんばってるよ。”
一瞬知り合いかしらと思ったけど、そうでは無いようでした。あり
      がたい励ましの言葉でした。いつまでこの坂は続くのかな、と考えていたら突然今ま
      で歩いていた人たちが走り出しました。”きっとゴールはすぐなんだ“と思い私もダッ
      シュしました。ゴールのテープが見え、完走。あー、やっとフルマラソン完走できました。
      3時間47分。今の自分には十分すぎるタイムです。これで、少しはランニングやって
      ますと胸を張って言えそうです。


      ゴールしてルンルン気分で歩き、早速お汁粉をいただきました。しかも2杯も。美味し
      かった。
そして、帰路はみんなでわいわい。車をアレンジしてくださったり、運転してく
      ださった方、アドバイスを下さったり本当にみなさんありがとう。これからも一緒に走っ
      てくださいね。
      (大会開催日:2009・11・23)



稿第一九六号

       福知山マラソンに出場! ここからがマラソンライフのスタート

2009年12月3日
AAC会員

宮崎 博旨

      今年の9月に入会しました宮崎博旨と申します。
      初フルマラソンとして、福知山マラソンに出場しました。結果としては5時間42分04秒
      でゴール。フラフラになりながらも、どうにか制限時間内にゴールはできました。

      10時30分。少し肌寒い空気の中、Jグループからのスタート。A、B、C、D…Jて!!
      10分後、ようやくスタートゲートを通過。その後もしばらく団子状態で、1万人という人
      数の多さを実感しました。

      20キロ過ぎまではそこそこ順調に走ることができましたが、徐々に雲行きが怪しく…
      「30キロの壁」の話は聞いたことがありましたが、脚力のない私には25キロ過ぎで早
      くも訪れた模様。足どりが非常に重たくなってきました。バナナを食べ、ストレッチをし
      ても回復せず。30キロを過ぎてからは、走るより歩く距離のほうが多くなり、「福知山
      歩こう会」開催中。最後のゴールだけは頑張って走ろうと足の痛みをこらえてゴーーー
      ル!!辺りは既にに夕暮れの雰囲気。

      友人がホノルルマラソンで完走した、という話を聞いて「俺も!」と思い立ってはじめた
      マラソン。たいした練習もせずに10キロ、ハーフと走ってきましたがやはり甘くなかっ
      たマラソン道。完走はできたものの、目標としていた4時間30分には遠く及びません
      でした。

      ゴールできたうれしさと、思うように走れなかった悔しさ。。。このままでは終われない
      ぞ、と記録向上を決意。飽きっぽい私ですが、マラソン沼に片足を突っ込んでしまった
      かもしれません。ここからがスタートだと思って、これから精進していきますので、よろ
      しくお願い致します。
      (大会開催日:2009・11・23)



稿第一九五号

     
第19回 福知山マラソン “マラソンにもマグレあり???”

2009年11月27日
AAC会員

堀内 信弘

      基本的に土曜日の練習会には参加できず、たまにAACに顔を出しても『こいつ誰?』
      と思われかねない影の薄いベテランメンバーになりつつある小生であるが、学生時代
      のクラブ活動とは異なり、誰にも文句つけられずに参加したいときだけ参加してれば
      いい・・・というのもAACの心地よさの一つであり、正に大人のコミュニティーであろう。

      さて、今回は先日開催された“第19回福知山マラソン”の投稿依頼を受けたが、察す
      るにサブスリー初達成者がでなかったことに会長も困惑し、渋々それに準ずる3時間
      10分切りという中途半端な記録をだした小生などに投稿を依頼されたのだろう。

      サブスリーという偉業を達成した訳でもないのにしゃしゃりでるのもどうかと思い、あっ
      さりと断ろうかとも考えたが、上述のような影の薄さを補うため、また会長に協力する
      ため(^ ^)、短文ながら投稿させていただくことにした。

      今回の小生の記録は3時間05分27秒と大幅に自己ベスト記録を更新、、、 とはい
      え実は最近練習がしっかりとできておらず、焦りから10月だけは300kmという距離を
      踏んだものの、それ以前の直近の半年間は苦手なトライアスロンのバイク練習に傾
      注していたこともあって、月間平均走行距離130kmと褒められたものではなかった。

      そんなことだから、今年東京マラソンでだした自己ベスト記録を8分も更新したことに
      自身が一番驚いており、『(サブスリーに)あと5分届かず残念!』とか、『悔しい!』と
      いうような思いはまったくない。(そもそも『あわよくば・・・』という気持ちもなかった。)

      マラソンにマグレはないといわれるが、今回はその例外をつくったような気がしている
      くらいで、よって今でも『サブスリーがもう目と鼻の先!』とも思えないし、それどころか
      今後よほど練習をしない限り、今回と同じ記録で走ることすら難しいのではないかと感
      じている。

      しかしながら、いつしか芽生えた願望、『いつかサブスリーランナーになりたい!』とい
      う気持ちに変わりはなく、今後もその気持ちさえ持ち続けておれば、いつか願いは叶
      うと信じ練習に取り組んでいく所存である。

      最後に、、、福知山マラソンといえば初フルを感動とともに駆け抜けた思い出深い大
      会。。。 44歳のおっさんになりながら、ここでまた自己ベスト記録で走れたことを素
      直に喜び、マラソンというスポーツに出会えたことに感謝したところで筆を擱きたい。
      (大会開催日:2009・11・23)


稿第一九四号

     
こんなのもあり!(彦根シティマラソンに行ってきました)

2009年11月11日
AAC会員

小林 留美子

        参加大会を選ぶ理由は其々あるだろうけれど今回の私は  ”ひこにゃん”

        みなさんもゆるキャラ人気No.1の可愛い”ひこにゃん”の姿をテレビなどで
        目にされたことがあるでしょう。
        ネットで大会を検索していて、のぞいた彦根シティマラソンのホームページ。

               ☆ 参加賞 ひこにゃん T−シャツ ☆

        の文字が目に飛び込んできました。猫ものに目のない私、これはもう行か
        ずばなるまい!!〆切もせまっていたのでさっそくオンラインで申し込み、
        は、したものの・・・10キロをはしりに、早起きして、交通費かけて、行く??
        でも ”ひこにゃんT−シャツ” の誘惑は強かった。

        11月8日の当日、朝4時半起きして行ってきました。彦根市はいま、「井伊
        直弼と開国150年祭」という催しをやっていて、天気が良かったこともあり
        たくさんの人の応援がありました。
        コースが10キロ、5キロ、3キロとあり、彦根のお城を見ながら、フラットな
        コースは走りやすく、大会運営も行き届いていい大会でした。

        お目当ての ”ひこにゃんT−シャツ” は各コースごとにデザインが違って
        いてさすが”ひこにゃん”を売りにしているだけあって凝っています。
        子供用の3キロの参加賞T−シャツが可愛かったです。

        帰りには彦根城に寄って本物の”ひこにゃん”にも会えて楽しい一日でした。
        何をしに行ったの?と言われそうですが・・・(^_^;)
        来年もまた”ひこにゃんT−シャツ”につられて参加しようかな??



稿第一九三号

         
10月のレースの報告! −悪戦苦闘の記録−

2009年10月31日
AAC会員

鎌苅 滝生

     10月に2度ハーフを走りましたが、脚に痛みが出る中、何とか完走できたレースの報告
     を致します。

     【福井マラソン】
     レース前日の10月3日に福井入り。福井に来たのは一体何度目だろう?仕事も含めて
     指折りかぞえて見るが、両手10本の指はゆうに超える回数になる。福井マラソンはい
     つも前日に飲みすぎ、食べすぎで記録は良くないが、今年はビール1本と寿司を適量と
     控えめで、早めに就寝。
     この大会は今年で32回目を迎えるが、ハーフ、10km、5kmの種目でエントリー数は
     総計で7,500人を超えるとか(後日、地元紙は完走者は6,880人と報道)。毎年、5k
     mの出場者が最も多く、これは地元の中学生が大挙出場するためである。ハーフマラソ
     ンが開催される回数は、福井県が全国1位らしいが、どの大会も10Km、5Kmさらにファ
     ミリーのより短い距離のレースも併せて行われている。先日のテレビの報道によると、
     福井県の子どもの体力は日本一とのことだが、それもマラソンの開催回数の多さと関係
     があるのだろうか。
     私はいつものようにハーフに出場したが、参加者は例年に比べ多く1,500人位のよう
     だ(ハーフは例年1,000人前後)。今年はコースが一部変更され、直線部分がより長く
     なり、ほとんどフラットで記録が出やすいとのうたい文句もあり増えたのであろうか、それ
     とも全国的なマラソンブームでこの大会も同様の現象となったのであろうか。

     私のレース前の不安は、事前の練習が十分にできていないことであった。練習不十分
     の理由は、昨年5月にちょっとしたアクシデントで骨盤に歪みが出て、長い距離を走ると、
     或いは速度をキロ5分まで上げると右の臀部から大腿部・膝の裏側にかけて「筋」を引っ
     張られるような痛みが発生するという症状に悩まされており、それ以来練習量が大幅に
     少なくなったこと、また、今年は花粉の飛散量が非常に多く、3月から5月までほとんど
     戸外で走れなかったこと、6月以降は仕事の関係で時間が取れなくなったこと、等々で
     ある。
     この1年半の間、月間走行距離が100Kmを超えたのが数度しかない。唯、体調は良好
     で、健康診断の結果もすべての数値が正常値で(60歳を過ぎるとどれか1個位は悪い
     数値があっても不思議ではないと、医者に言われたが・・・)、体重も昨冬以降、ベストに
     近い56〜57Kgを維持できており、心配は練習不足と足に痛みが出るかどうかだけ。

     10月初旬にしては暑い位の晴天の下、スタートした。出だしは快調で、2Km時点で時計
     を見ると、9分8秒。このコースは公認コースであり、距離はそれほど不正確とは思えな
     い。このタイムは、10年前ならいざ知らず、現状ではいくらなんでも早すぎる。息はあが
     っていなし、余裕はあるが、これではすぐに「痛み」がでるのではと思うと同時に、まだキ
     ロ4分30秒少しのスピードで走れるのかと、少し満足する。ややスピードを落とすことに
     した。5Km通過は、24分少し、気温が高く汗がかなり出ているが、依然快調である。2K
     m以降はキロ5分ペースになっていることを確認しつつ、最初のエイドで水分を補給。とこ
     ろが、8Kmで突然右足の大腿部から膝の裏側にいつもの「痛み」発生、9Kmまでの1キ
     ロを7分30秒というジョギングペースまでスピードダウンを余儀なくされる。それ以降は、
     キロ6分30秒前後で走っていたが、徐々に痛みは和らぎ、13Kmの折り返しを過ぎて、
     嘘のように痛みが消えて、スピードアップが可能となる。再び、キロ5分前後で走り、無
     事ゴール。結果は、1時間52分11秒(グロス)で、順位は年代別(60歳以上)53位、総
     合676位であった。

     キロ5分ペースで走ると8Kmで痛みが出たのは、2月の紀州口熊野マラソン(フル)と全
     く同じである。その時は8Kmで出た痛みは、20Kmまで続いたが、今回痛みが続いてい
     た時間が短くなったのは、少しは良くなったためであろうか。
     骨盤の歪みは、完全に元に戻っており、痛みが発生する理由はよく判らない。(医者に
     よれば、私の場合は椎間板ヘルニアの症状と同じとのことであるが、レントゲンやMRIの
     検査では椎間板に異常はなく、むしろその状態は40歳代とのこと。)原因ははっきりし
     ないが、痛みが発生することは事実である。徐々に快方に向かっているものと思われる
     が、当面は「痛み」とつき合わざるを得ないものと諦めるしかない。
     それからすると、今の私の実力は、ハーフで1時間50分代、フルで3時間50分代であ
     ろうと思いつつ、帰路についたが、途中5Kmほどはジョギングペースで、終始目一杯走っ
     たわけではなく、残り2Kmはキツかったものの疲れはあまり感じなかったレースであった。


     【勝沼ぶどう郷マラソン】
     山梨県甲州市で10月25日開催されたこの大会の正式名称は「甲州市勝沼ぶどう郷マ
     ラソン大会」である。関西ではあまり馴染みはないが、東京から近く首都圏からの参加
     者も多く、ランニング100選にも選ばれたことのある人気の大会である。
     勝沼には縄文時代の遺跡も発見されており、古代から栄えている所で、戦国時代は武
     田氏の支配下にあった。明治維新には、旧新撰組の近藤勇率いる徳川幕府軍の甲陽
     鎮撫隊と中山道を来た板垣退助率いる新政府の東征軍が戦い、旧徳川軍が敗走した
     地でも有名である(慶応4年の甲州勝沼の戦い)。勝沼は、甲州ぶどうの栽培が最初に
     始まった地と言われ、現在はぶどうとワインの産地として知られ、それが中核産業となっ
     ている。

     前日24日朝に妻と二人で「しなの9号」で大阪発、午後甲府市に到着。市内を散策後、
     ホテルにチェックイン、旅装を解いて、すぐに1時間ほど温泉に浸かる。10月24日は、
     私たちの28回目の結婚記念日で、夜は市内のレストラン(和風のイタ飯屋)で、ビール
     とワインで祝杯を挙げ、宿に戻り、再度温泉を堪能した。

     当日は、8時に甲府駅から勝沼ぶどう郷駅に移動(電車で25分ほど)。駅に到着すると、
     送迎バスを待つランナーの長蛇の列。送迎バスの台数が少ないのか、あまりバスが来
     ない。関東の人は気が長いのか、文句を言っている人は全くいない。関西の大会でこん
     なに待たされることはないのにと、私ひとりがイライラする。20分以上待たされて、ようや
     くバスに乗り込み、会場へ到着。たくさんの酒造業者がテントを並べ、ワインの試飲が始
     まっており、今回は走らない妻は、早速、勝沼ワインに飛びつく。レース前だが私も少し
     飲んでみたが、甘口で口当たりが良く、飲みやすいものが多いように思われる。ワイン
     通の人にとっては、ヨーロッパのワインに比べると物足りないかも知れない。

     さて、初参加のこのレースの報告。この大会には、正圓さんもエントリーされており、スタ
     ート地点で探したが見つけられない。スタート地点は道路幅が狭く、かなりの列の長さに
     なっており、探すのは無理と諦める。10時20分スタート、直後にすぐ昇りが始まり、前が
     詰まり始めた。体型から判断して、どう見ても2時間以上はたっぷり掛ると思われる中年
     のオバさんの集団がジャマになる。地元の人たちだと思われるが、スタート順は自由だ
     と言え、少しは周りのことも考えて欲しいものである。主催者は、持ちタイム順のスタート
     にすべきであろう。1Km手前で後ろから来た正圓さんに声をかけられる。お先にどうぞと
     返事をしつつ、正圓さんが視界の中に入る程度で、ついていこうと思いつつ、後を走るが
     、キロ5分を切るスピードで走っているようで、このままついて行くと痛みが出るのではと
     思い、ややスピードを落とす。すぐに、正圓さんのコバルトブルーのユニフォームが視界
     から消える。

     7Km付近で心配していた痛みが大腿部裏から膝の裏側まで発生。7Km地点からはか
     なりの下り坂で、タイムが稼げるはずなのだが、やむをえずスピードを落とした。8Kmで
     時計を見ると、この1Kmは、6分30秒も掛っている。普通であれば、この下りの傾斜を
     考えると少なくとも4分30秒位で走破できるはずと思いつつ、多くの人に抜かれながら
     走り続ける。しかし、3週間前の福井マラソンの特に比べると痛みは小さくて、その痛み
     も少し和らぎ始める。折り返してしばらくすると10Km地点。時計を見ると53分30秒ほど。
     ここまで、昇ったり下ったりだが、昇りの方が多かったような気がするが、このペースだ
     とやっぱり1時間50分以上で、下手をすると2時間掛るかも知れないと予想していたとこ
     ろ、脚の痛みが消える。スピードを上げ、キロ5分程度まで戻る。10分位走って、また痛
     みが出るが、これはたいしたこともなく、すぐ痛みは消え、元にもどる。

     残り5Kmの表示があり、時計を見ると1時間23分ちょっとで、この先16.5Kmで最後の
     昇りがあるはずだが、キロ5分で行けば、何とか1時間50分を切れるかなと、取らぬ狸
     の皮算用。最後の上りは、朝、送迎バスに乗った勝沼ぶどう郷駅の前だが、さすがに何
     度もアップダウンを繰り返したせいか、脚にきており、アップアッップの状態で脚を運ぶ。
     傾斜がきつく、歩いて上る人もかなりいる。上りきったところで前方に視界がひらけ、ぶ
     どう畑が目に入る。急な下りに指しかかり、一転スピードに乗り、爽快に走る。かなりの
     人数を追い越すことができたが、沿道から「芦屋浜ガンバレ、あと1キロ」の声援が掛る。
     ユニフォームの前面の「芦屋浜AC」の文字を見て、声を掛けてくれたのであろう。先にゴ
     ールしていた正圓さんが待ってくれていたが、時計と見ると1時間45分。「キツイコース
     ですね」と声を掛け合う。

     結果は、グロスで1時間45分40秒、年代別順位(50歳以上)は136位(総合は不明)。
     スタートしてゴールまでほとんどフラットな所がなく、常に上りか下りと言う非常にハード
     なコースコンディションと事前の練習量の少なさや脚の状態を考えると、満足な結果で
     あると言わざるを得ないであろう。特に最後の5Kmは下り基調と言えども22分台で走れ
     たこと、そしてその間痛みが出なかったことには大満足である(残り5Kmの表示が正し
     ければの話だが・・・)。
     3週間前の福井マラソンに比べ、7分近くタイムを短縮できたのは、結果的に福井での
     レースがこの大会の練習になっていたこと、終始曇っていて気温も15℃位で風もなく
     絶好の天候であったこと、ひょっとして距離が短かったかも(大会パンフレットには実測
     21.1Kmとあり、正しいとは思うが)等が考えられるが、なりよりも脚の痛みがあまりひ
     どくなく、且つ、痛みの出ていた時間が短かったことによるものであろう。因みに、正圓
     さんは1時間42分5秒、年代別順位(50歳以上)96位でした。

     ゴール後は、参加賞の(コンビニ)弁当と(インスタント)味噌汁と無料のぶどうジュースで
     空腹を満たし(参加賞にはワインも付いている)、その後食べ放題のぶどう2房を頂く。
     種付きぶどうで面倒くさいが、さすがに本場だけあり、甘くて美味である。その後は、試
     飲で何種類ものワインをのみ、少し酔っぱらう。(妻は、私がゴールするまでの間、無料
     のワインをかなり飲んで、相当酔っていた。)レース後、大月まで電車で移動(東京より
     に20分ほど)、温泉宿で一泊し、26日(月)に、二泊三日の旅を終え芦屋に戻った。



稿第一九二号

           
ランニングに目覚め世界広がる!

2009年10月19日
AAC会員

山本 晃久

         今年3月に入会致しました山本晃久と申します。皆様よろしくお願い致します。
         自己ベストは10km50分で、ハーフ未経験、フル未経験という初心者です。

         私は子供の頃から走るのが苦手で、小中高校時代の校内マラソン大会でい
         つもビリから数える方が早い部類。大人になって自発的にランニングするこ
         とはないと思っていました。しかし、ホノルルマラソン完走経験のある妻に誘
         われ5kmの大会に出たのを皮切りにランニングを始め、今ではのめり込みつ
         つあります。

         今年の3月下旬に初めて参加しAAC練習会が日曜の住吉川でとてもきつかっ
         たですが、続けて行けばきっとレベルアップできると確信し入会しました。
         その後、4月上旬に大阪鶴見緑地公園で「体幹ランニング」の金哲彦さんのラ
         ンニングクリニックに参加してコツがわかった気にりましたが、4月下旬に右ひ
         ざを痛めしばらく走ることができませんでした。

         養後、ほとんどぶっつけで6月7日のたたらぎダム湖マラソン(10km)に出場。
         自己記録はわずかに更新できなかったものの、ひざの痛みもなく完走。ダム
         に行くまでのスタート直後の急な登り坂を考えると上出来でした。その分、ゴ
         ール前は急な下りでラスト1kmは3分57秒/kmという今までに味わったことの
         ないスピード感を体感しました。

         それからしばらく仕事が忙しくて参加できなかったのですが、8月からAAC土
         曜練習会に参加しております。もうひざは大丈夫です。そのうち日曜練習会
         にも参加します。

         今後の予定は、
         11/ 8 丹波もみじの里ハーフマラソン(ハーフ) 初ハーフ(目標1時間50分)
         11/22 神戸全日本女子ハーフマラソン(10km)ベスト更新を(目標47分半)
         その後の目標は
         ・来年にフルマラソン出場(東京マラソンは落選...)
         ・現在産休中の妻と一緒にランニングすること
         ・近日産まれる予定(予定日10/19)の長女と親子マラソン大会に出場するこ
         とです。若輩者ですが、今後ともよろしくお願い致します。



投稿第一九一号

     
AAC入会ご挨拶&2009芦屋浜潮風ウルトラマラソン大会参加記!

2009年10月14日
AAC会員

北野 誠

        2009芦屋浜潮風ウルトラマラソン完走記を入会自己紹介兼ねて、ごく簡単なご挨拶
        でお茶を濁させていただきます。

        還暦を目前にして体力減退の歯止めを目的に当クラブに入会させて頂き、早や2ヶ
        月になろうとしています。土曜日の定例練習会では後半3分の1は歩いて戻ってくると
        いう「ラン&ウォーカー」です。

        この度タイミングよく大会がありましたので、50Kmの部に参加することにしました。結果
        は、完走者21名中21位、タイム6時間20分(ゴール制限10分前)と、すこぶる<<
        上品な>>成績を残すことができ、満足しております。すでに定刻どおり閉会式が進行
        中でありましたが、私のゴールのため式を中断して労いの拍手を頂き恐縮いたしました。

        細かい走行記録は、
        スタートから 10`まで  1時間07分 (トイレで4、5分、個室に籠る)
                20`まで  1時間03分
                30`まで  1時間21分
                40`まで  1時間25分
                50`まで  1時間24分 でした。

        実力としては、ハーフマラソン時間内ギリギリ完走ランナーといったところでしょうか。走行
        中は、何時、どの地点でリタイヤをしようかとばかり考えていました。
        「(30Kmの部でなく)50Kmにエントリーしたからには30Km以上は走らないと
       恥ずかしいナ
」とか、「折角の《ウルトラ》大会参加なのだからフル以上でないと勿
       体無いナ
」とか、あれこれ考えた挙句、45キロ地点で打ち止めにしようと決意し我慢を
        続けました。

        漸くのことで5周目南コースを終え、本部地点で終えようとした丁度その時、「残り一
        往復
」の大音声の掛け声。 余りにもタイミングの良い激励に、ズルズルと先に足を向
        けてしまいました。 あとは 止めるに やめられず………  まるで私の半生そのま
        まの経緯に苦笑してしまいました。  

        ともあれ、走ったり歩いたりの繰り返しで大威張りでの完走ではないのですが、これも今
        の段階での実力です。こんな私でありますが、ここ2年位は「走る・泳ぐ」で、基礎体力
        をつけたいと考えています。  退職をした後、家内と一緒に百名山登山と四国歩きお
        遍路を夢見ております。今後とも宜しくご指導お願いいたします。

        (大会開催日:2009・10・4)



投稿第一九〇号

         
芦屋浜潮風ウルトラマラソン70キロを走り終えて!

2009年10月13日神戸市在住
平谷 裕一

        今回、初めて70キロという未知の世界に飛び込みましたが、はっきりいって練習不足・
        実力不足というものを実感しました。40キロ後半からは右足の痛みに耐えながらのマ
        ラソンになり、心が何度も折れかけ“棄権”しようかとも考えました。しかし、給水所や
        チェックポイントのスタッフの方々の笑顔や声援、そしてランナー同士の声の掛け合い
        に支えられ、70キロを完走することができました。

        今回70キロを走り終え、マラソンというスポーツを行うにあたって、もう一度最初から鍛
        え直さなければと感じました。今大会の反省・課題点の改善に努め。今後の大会に
        向け更なるトレーニングを積んでいきたいと思います。芦屋浜アスリートクラブの皆さん、
        そして関係者の皆さん、本当にありがとうございました!
        (大会開催日:2009・10・4)