投稿第九十九
       ひわさうみがめトライアスロン参戦記!

         

2007年9月22日
芦屋浜アスリートクラブ
準会員:阪本 一雄

     私が、ひわさうみがめトライアスロンに参加したのはトライアスロンを始
     めて4年目の2001年9月2日の第2回大会でした。
     私の家内が徳島県小松島出身で地元の大会なので軽い気持ちで参加したと
     ころ、思いがけなく65〜69歳のエイジで1位に入賞してしまいました。
     その喜びと感激は今でも鮮明に思い浮かびます。
     家内に抱きついたと思います。初めての入賞でした。

     それ以来、この大会に参加するのが楽しみになり、3回大会の出場でまた
     また1位に入賞したので、自信と欲が出てきて連続1位をねらった。
     ところが力が入りすぎ残念ながら4回大会は2位となり連覇は途絶えてし
     ました。

     5回大会にリベンジに向け猛練習をして1位に返り咲き5回大会・6回大
     会を連覇。7回大会より70歳カテゴリーになり今年の8回大会でも連覇。
     これで4連覇を達成することが出来ました。

     この大会には最高齢78歳の方が8年連続出場されており、その方を目標
     に10連覇に向け健康に気をつけて頑張って行きます。
     今後ともご指導お願いします。

          (ひわさうみがめ大会開催日:2007・9・16


投稿第九十八
       トライアスロン・伊良湖大会に参加して!

         

2007年9月19日
芦屋浜アスリートクラブ
会員:中村 量哉

        私にとって、トライアスロン・ミドルとしては初挑戦の伊良湖大会に参加
     した。結果からいうと、成績では非常に不完全燃焼であったが、楽しい大
     会であった。

      まず、スイムは特に波があるわけでもなく、気持ちよく流しているとゴール
     してしまった。バイクも全コースフラットで多少風があった程度。ランは
     暑さに備えてスローペースで前半だけを流す予定が、最後までLSDでゴ
     ール、恋路が浜のきれいな景色を楽しむ余裕もあった。

      私にとってミドル初挑戦といってもあくまでロング完走の通過点であり、
     特に感動らしきものはなかった。ただしゴールの後、民宿でシャワーを浴
     びたあとの大アサリ・サザエの壺焼きとビールは最高だった。

     今週末は、ひわさうみがめトライアスロンに出場する。今回はもう少しが
     んばろうと思う。

       (追伸)
     ひわさうみがめトライアスロンは、自分としては全力を出す事が出来た。

     この歳になってあらためて言うことでもないが、大会にのぞむ前の気構え
     が大切である事を痛感した。いい加減な気持ちでスタートを切ると途中か
     ら頑張ろうと思っても気持ちが切り替わらないものである。2週連続出場
     したことによって達成感・充実感の違いを体験でき、今シーズン最後の大
     会をいい形で締めくくる事が出来た。
     伊良湖大会開催日:2007・9・9 / ひわさうみがめ大会開催日:2007・9・16


投稿第九十七
       オープンウォータースイム大会に出てきました!

         

2007年9月12日
芦屋浜アスリートクラブ
会員:片岡 慶子氏

        私が出た大会は、兵庫県水泳連盟が主催している「姫路家島OWS大会」で今回
        が初めての第一回大会でした。9月2日姫路港から船で30分余りの家島で私は
        3.2kmのオープンウォータースイム大会に出てきました。

        スタートは男鹿島(たんがとう)でゴールは家島です。コースロープは勿論なく、4
        00mごとにブイがあるだけです。第二ブイまでは見えたのですが、800mを過ぎ
        た辺りから波がとても高くて、潮流も速く、怖かったです。ウェットスーツ可でした
        ので私は勿論ウェットを着用しました。トライアスリートが半分位いて、あとはスイ
        マーでした。スイマーはウェットは着ていませんでしたが、早かったです。

        途中方向が判らなくなって、周りに誰もいない状態が続いたり、男子の選手が一
        人だけ泳いでいたのでついていったら、その方はなぜかゴールの家島とは反対
        方向に泳いでいかれたりして、わけが判らなくなったりもしました。ライフセーバー
        にどっちへ泳いでいけば良いのかを途中で訪ねたりもしました。第六ブイまで泳
        ぐと後はプールのように波は静かなんですが、途中の海はマジで波が高くて怖か
        ったです。やはり海は魔物だなあと思いました。

        3.2kmの他に1kmの部もあります。3.2kmの部は男子128人、女子40人がエ
        ントリーしていました。私の完泳タイムは1時間21分14秒でした。女子は完泳した
        人が33人で、私は23位でした。年代別では、女子40歳〜49歳の部で10人中7位
        でした。タイムは遅くても、なんとか完泳出来たことはとても嬉しかったです。
        トライアスリートにとっては、ウェットスーツ可のOWS大会は参加しやすいのでお
        勧めですよ!
     (大会開催日:2007・9・2)


投稿第九十六
          30年間温めてきた熱き思いを成就!
           
◆富士登山/村山古道をたどる◆

               

2007年9月6日
芦屋浜アスリートクラブ
会員:宗政 義仁氏

       30歳の頃に3000m級の日本の山を全て登り尽くした!・・・と思いきや、だがま
       だ一つ残っていた。その山は一般に『登る山ではなく見る山』と称されている
       『♪日本一は富士の山♪』であった。でも何故かそれまでの勢いで登ってしまう
       事が出来ず時が過ぎていった・・・が、何時しか心に宿った方法が見つかった。

       それは 『富士登山は60歳になった時に!』だった。そして約30年間温めてき
       た計画だったが、この度やっと成就することが出来た。この計画を実行するに付
       き、ただ一般の登山道を普通に登るのではなく、何か良い方法は無いものか・・・
       と検討した結果、海抜0mから一気に山頂まで駆け上がる、つまり「山岳ウルトラ
       マラソン
」を実行することになった。

       ところが昨年の春、あるイベントのあることを知り考えが変わっていった。そのイ
       ベントとは「富士山・田子の浦から剣ヶ峰まで一気登り」と言い、3日間をかけ
       て登りそして下るコースで、私の気持ちにピッタリの山行だったのだ。

       このコースは平安時代から修験者がたどってきた当時の表口登山道だったが、
       現在では車に便利な新五合目からの登山ルートが一般登山ルートになり、約
       100年の間忘れ去られてきた「富士山村山口登山道」のことである。

       この古道をNPO山楽カレッジの畠堀操八さんが地元の人と協力して2年間をか
       けて切り開き、2005年(H17)から環境NPO/富士山クラブ会員が協力して企
       画し、今年で3年目を迎えた「富士山完登プロジェクト」に参加することにしたの
       だった。

       このイベントの最大の特長はなんと言っても「自然と古を訪ねる」ということだ。
       田子の浦から富士山頂まで自分の足で歩き、往時の歴史・文化・自然を味わい、
       昔の修験道に思いを馳せ同志参加者と喜びを分かち合いながら楽しむのである。

       第1日目:8/19(日) <9:00〜17:50>
         JR吉原駅ー田子の浦海岸ー富士塚ー日吉浅間神社ー村山浅間神社(泊)
           *吉原駅で結団式!海水に手をつけ「みそぎ」を行ったあと出発。
           *気温がグングン上がっていき35℃以上(多分)もある中を歩く。
           *古に思いを馳せながら左富士・平家越・東木戸跡など旧東海道筋たどる。
           *千年杉・大銀杏の下、村山浅間神社・大日堂で般若心経を唱和し法螺貝を吹く。
                    
       第2日目:8/20(日) <5:25〜18:55>
         村山浅間神社ー天照教社ー中宮八幡堂跡ー大倒木地帯ー新六合目(泊)
           *早朝の村山から清々しい富士山頂を望んだ。
           *川床となった踏み跡をたどりながら歩くが不明瞭な所も多々あった。
           *
人手の入ってない苔むした原生林は本コース最大の財産だ!
           *「アサギマダラ」乱舞のなんと美しいことか!
           *1996年台風17号による大倒木地帯のもの凄い景観とお花畑に目を奪われた。
                    
       第3日目:8/21(月) <00:20〜15:20>
         新六合目ー富士山頂ーお鉢めぐりー宝永火口ー新五合目ーJR新富士駅
           *寝坊して起きたのが0:00、出発が00:20になってしまった。
           *ヘッドランプを頼りに登り4時間30分を頑張る。
           *九合目を過ぎる辺りで少しの頭痛と足のふらつきを実感する。
           *何とか5分前に登頂を果たしご来光を体に浴びる。
           *寒くてジッとして居れない中、影富士やブロッケンを見ながらお鉢めぐりを果たす。
           *御殿場口下山コースから宝永遊歩道をたどり新五合目へ下山。
           *温泉施設「花の湯」で打ち上げ会・・・解団式! <完登証明書を戴く>
                    
       幸いにしてこの3日間は天候に恵まれ、予定通り全コースを完歩することが出来
       た。今回の山行でご案内して頂いた富士山クラブ会員の畠堀操八リーダーと土屋
       四郎サブリーダー、そしてこの3日間行動を共にして頂いた参加者の方々に、心
       から感謝しお礼申し上げます。登山の写真集はこちらをクリックしてください!

     【参考】本コースガイドは畠堀操八著・風濤社発行の「富士山・村山古道を歩く」を参考にされたい。
         ただし、村山浅間神社から新六合目間は地図も無くコース整備が進んでいないので、
         ガイドが必要であると思います。詳しくは著者にご確認ください。
              畠堀 操八(ハタケホリ ソウハチ) 氏
              〒252−0813 藤沢市亀井野4−12−44
              Tel&Fax 0466−83−1373    ashulla@jcom.home.ne.jp



投稿第九十五
            のんびり輪行もいいもんだ!

              

2007年9月3日
芦屋浜アスリートクラブ
会員:小林 留美子氏

      久しぶりに輪行で大会に参加して来ました。運転免許を持たない私は大会参加というといつも輪行
         でした。重いし不便なときもあるけれど、のんびり旅行気分でゆけるところが好きです。


      トライアスロン珠洲大会、大会前日の8月25日、大阪から金沢まで特急で2時間半。金沢から特急
         バスに乗り換えて2時間42分。バスの終点はスイムスタート会場の鉢ヶ崎。当然受付・説明会場も
         この近くだろうと終点まで乗って来たのだけれど、途中バスの中から「説明会場」の看板を見かけた

      ような・・・。戻るとしたらかなりありそう。予約した宿に電話をすると、『すぐ迎えに行きます』の返事
         に自転車を組み立てて待っていると、ニコニコと民宿「はしの」のおかみさんが車から下りてきた。
         ザックを積んで『うちはすぐそこだから自転車で付いてくればいい。後でお父さんが会場まで送るか
         ら』という。近いんだったらそうするかと決めて車の後ろに付いて走り出した。


      田舎の人の『すぐ』はくせもの知らない道はなおのこと遠く感じるもので、『えーっ!まだ着かな
         いの?』とぶつぶつ後悔しはじめたころようやっと到着。4.2キロ。遠くは無いけど『
すぐ』でもない
         よね。おかみさん『あら〜、悪かったねえ。すぐなんて言っちゃって。疲れたでしょ』なんてニコニコ
         と言うもんだから、こっちも『そうよ、
すぐって言うから〜おかみさん、もう・・・』と苦笑い。さて、説明
         会場へ送ってくれるはずのお父さんはどこかへ出かけて帰ってこない。時間がもうあまりないし、
         仕方ない自転車で走っていくことにして道を教えてもらい走り出す。


      うろうろしてなんとか会場に到着。あわただしく受付・車検を受けて、説明会に滑り込む。(やれやれ
         大汗。水分補給しなきゃ脱水になっちゃう) そしてまた同じ道を戻って、結局30キロ近く走ってしま
         った。輪行はこんなところが不便なんですけどね。 (-_-メ)


      その晩は選手8名、応援の家族も含めて13名が食卓についた。漁師のご主人が獲ってきた新鮮な
         魚料理が並んで、食べきれないほど。同じ大会に出る仲間、初対面でも一人の参加でも話の輪はひ
         ろがるもの。


      翌26日、Aタイプは7時スタートなので4時過ぎには朝食をとってスタート会場へ。早起きして朝食を
         作ってくれるおかみさんに感謝しなくちゃ。ここの海は流れがきつかったり難しいときが多いらしいが、

      今年は穏やかで天気もうす曇り。条件の良いときにあたってラッキー!

      スイム2.5キロは沖へ300m行って岸に沿って950mを折り返し。きれいな海は底までよく見える。
      バイクは50キロ2周で珠洲名物の大谷峠の坂は斜度12%一周目はがんばって上りきったが2周
         目は立ちこけしそうで最後の坂を下りてしまった。(根性がないなあ)
 ラン23.3キロ。宗政会長が
         あとで『折り返しに軍艦島があったやろ?』って、そんなもの見てる余裕ありますかいな。最後まで走
         ってくれた足ありがとう。ゴールでは思わず涙がにじんでしまった。結果は年代別女子一位でお米5
         キロもらっちゃいました。輪行では5キロも背負って帰れないとうれしい悲鳴でした。


      宿のおかみさんのニコニコ笑顔と明るい笑い声に大会前の緊張がほぐれ、助けられた今回の大会。
         いろんな人に助けられて完走できた気がする。帰りは完走したあとの開放感にひたってバスに揺ら
         れ金沢駅へ。せっかくの金沢なのに残念ながら観光までしている時間はなかった。


      JR芦屋駅で自転車を組み立て、さて家まで最後のひとっ走り。不便もあるけれどたまには輪行で大
         会参加もいいもんだ。
          (大会開催日:2007・8・26)


投稿第九十四号
              立山登山マラニック完走記

              

2007年8月31日
芦屋浜アスリートクラブ
会員:原田 敬三

     8月25日(土)開催の立山登山マラニックにAACから岡本、広井、原田
     の3名が参加してきました。2005年に岡本さん、2006年に広井さん
     がそれぞれ完走記を投稿されていますので簡単に大会概要をおさらいします。
     本大会は、海抜0mの浜黒崎の砂浜を出発して3003mの立山(雄山)山
     頂までの65kmを走破するという登山マラニックです。最大の特長は、制
     限時間の12時間以内にゴールできれば完走した達成感を味わえると同時に
     雄山山頂から360度パノラマの絶景を満喫できるというところでしょう。
     今回始めての参加ということで、岡本さんから過去4年分のTV放送のビデ
     オをお借りして大会情報を収集し、前日には3人で夕食を取りながらさらに
     細かな情報を教えてもらい当日の朝を迎えました。

     ■午前4時浜黒崎スタート〜雄山神社エイド(約19km)
               
     お決まりの儀式として海面に手をつけて海抜0mを確認する。
     松原実行委員長の掛け声と共にスタート。ライトを持参するのを忘れたため
     暗闇の中足元に注意しながらキロ6分程度のゆっくりとしたペースで走る。
     常願寺川沿いの未舗装道路で足元が良くないためできるだけ明るいライトを
     持っているランナーの後ろについて走る。早朝でもあり気にしていた気温は
     さほど高くなく快適に走れる。約2時間で雄山神社エイドに到着し呉羽梨と
     バナナを食べてエネルギー補給する。この大会ではボランティアの皆さんは
     ランナーを名前で呼んで応援してくれるのでうれしさが倍増する。
     経過時間=2:00’44”

        ■〜立山駅前エイド(約36km)
     雄山神社を過ぎたあたりからアップダウンを繰り返しながらの上り基調とな
     る。結構しんどい。写真の立山大橋を渡ると立山駅まで約2kmの下りが続
     いてここは気持ちよく走れた。10年前富山に住んでいた時に何度もこの辺
     りに来たことがあるが立山大橋を通った記憶が無い。調べて見ると当時はま
     だ完成していないことが分かった。
     経過時間=
4:00’25”

        ■〜称名滝エイド(約43km)
                        
     勾配のきつい上りが出てきて歩きもはいる。走って走れないこともないが先
     のことを考えたら無理できない。途中前のランナーを追い越した時に声をか
     けられたので振り返ると広井さん。全く気づかなかった。しばらく一緒に歩
     いていたがまだ余力があったので少し走る。エイドが近づくとボランティア
     の若いお嬢さんが応援してくれて元気が出る。エイドでは評判のそうめん、
     おしるこを頂く。おいしい。ここの関門時間が
6時間30分。時間も体力に
     も十分余裕があるので完走を確信する。
     経過時間=
5:06’59”

        ■〜弘法エイド(約47km)               
     称名滝を見ながら八郎坂を登る。涼しくて歩いている分には登山気分で気持
     ちが良い。全コースを通じてこのルートが一番気に入っている。
     経過時間=
6:12’56”

        ■〜弥陀ヶ原エイド(約52km)
     高原の中、木道を走る(歩く)。木道は少し走りにくいがこの時点ではまだ
     元気だった。
エイドで定番の塩ふりきゅうりを食べる。本当にうまい。
     経過時間=
6:50’32”

        ■〜室堂エイド(約60km)
     延々バス道路を走るここの8kmが精神的にも肉体的にも一番きつかった。
     ほとんど歩きで少し走るとハァハァゼーゼーの状態。空気が薄いせいもある
     のかな。よく知っている室堂に到着した時は本当にほっとした。ここから先
     は上ったことがあるのでゴールはみえたようなもの。これまでのエイドでも
     必ず置いてある物は飲み食いしてきたがここまで来た安心感からか強烈な空
     腹を感じて、おかゆ、おにぎり、アンパン、バナナと一気食いする。
     経過時間=
8:07’13”

     ようやくここまで来たか。目の前に荘厳な立山連峰を仰ぎ見て、参加して良
     かった、ここまで走ってこれた、と喜びをかみしめる(まだゴールしてない
     けど)。一の越からのガレ場登山はきつかったが目の前にゴール(山頂)が
     見えているので気分はルンルン。
     好天にも恵まれ山頂からの眺望は抜群だった。最高のごほうび。
     ゴール=9:23’35”
     (大会開催日:2007・8・25)

投稿第九十三号
    年ぶりの出場!「ファッションタウン児島倉敷国際トライスロン」

              

2007年8月31日
芦屋浜アスリートクラブ
会員:角谷 禎和

        2003年の淡路島大会から家庭の事情により4年間もトライアスロンから離れ
     ており、少し不安な気持ちで出場した大会である。

        今年5月連休明けにインターネットでAACの活動を発見し、宗政会長へ
     メールで入会申し込みをしてからの準備だった。AACへの初めての参加は
     カヌーの練習会。そして翌週がカヌーアスロン大会B競技に出場、
5月末の
     青垣スプリントへの参加、そして倉敷大会と勢いのエントリーであった。

        前日受付のため会場の児島競艇場に到着。登録・車検を済ませたあとバスに
     乗車した。バイクコースの下見である。競艇場をスタートして瀬戸大橋が見
     える鷲羽山の海岸線を走り、下津井港脇を通り旧鷲羽山スカイラインに入っ
     た。スカイラインというだけあって、しばらくは上り坂がつづき少し一休み
     の箇所があり、また上り坂が始まる。折り返し地点の標高は200mという
     このスカイラインを
2往復することを想像してぞっとしたのは私だけではな
     かったようだ。

        当日の朝は5時に朝食を済ませ、会場に向かった。当日選手登録で腕と足に
     マジックでナンバーが記入され、久しぶりのレースに気持ちが高ぶってきた。
     予想タイムが遅いため最後の第
4ウェーブグループでスタート準備。

        トライアスロン独特の「ファーン」というスタート合図で泳ぎ始めた。児島
     競艇場がスイムコースで波や潮の流れがないため比較的泳ぎ易かったのだが、
     久しく着ていなかったウエットスーツが擦れて首の周りが痛くなってしまっ
     た。泳ぎには影響はなかったが後で見てみると赤く腫れ上がっていた。あー
     ワセリン塗っておけばよかった。(後悔)

        スイムを無事終えてバイク。前日に下見した上り坂コースであるため、ゆっ
     くり行こうとこころに決めて走り出した。さてスカイラインに入りギアを軽
     くして登りモードに。途中、トップグループは2周目で私とは違うスピード
     で追い抜いていった。それでもペダルをこぎ続けてなんとか40kmのハー
     ドコースのバイクは終了。

        最後のランのスタート地点では家族の応援が待っており、元気をもらって勢
     いよく走り出した。「風の道」と呼ばれる下津井電鉄の軌道敷跡地を走って
     いくコースである。途中に児島駅跡のホームがあり、
1990年に廃線になった
     下津井電鉄の面影を垣間見た。

        4ぶりのトライアスロンレースも無事ゴール。タイムは3時間149秒と自
     分の予想と反して上出来であった。予想タイムより早く戻ってきたためゴー
     ルで待っていたはずの娘とは合流できずに同伴ゴールができなかったのが少
     し残念である。

        倉敷のトライアスロンは地元の応援が非常に多く励まされた。ゼッケンナン
     バーを見て名前で応援してくれるから、うれしくて元気がでて頑張れるので
     ある。やはりトライアスロンの魅力のひとつとして応援量が多くお祭り気分
     が味わえるのがいいと思っている。来年はさらに感動を味わえる初のロング
     に挑戦し、娘と一緒にゴールするつもりである。

       (大会開催日:2007・8・19)

投稿第九十二号
              ★初めてのドラゴンボート★

              

2007年8月17日
芦屋浜アスリートクラブ
会員:碇井 康子

        今回のドラゴンボードレースは、初めてAACの方にお会いする機会であり、また
        スポーツが大好きな私にとってすごく楽しみにしていたものでした。4人乗りのボー
        トのレースに出たことはあったのですが、8人乗りでしかもオールを縦に突っ込む
        ような漕ぎ方をするのは初めてでした。8人で漕ぐということもあり、息を合わして
        漕ぐことが重要であったのですが、漕いでいるとき、重心が傾いており、少し乱れ
        た時もあったような気がします。結果は、2位となってしまって午後の決勝戦には
        出ることができませんでしたが、私は、経験できたことがすごく嬉しかったです。

        今まで、マウンテンバイクで日本を回ったり、山を登ったり、テニス、水泳、サッカー
        、ボート、スキーととりあえずやってみたいものが多くて、ついついやってしまう私
        にとって、これから先何を、し続けていこうかと考えていたとき、新聞で読んだ、70
        歳でホノルルマラソン完走というおばあさんの記事を見て、こういう風にありたい
        なと思って、走り始めました。

        一人ではなく、そういった方々に出会いたいなあと思い、AACを見つけたのです
        が、みなさん凄い方が多くて、ただ、スポーツを楽しみ、好きなだけの私は、少し
        驚いてしまったのですが、沢山の志の高い人に出会えたことだけでも貴重なので
        、私って幸せだなと思います。

        これからも、走ることをライフスポーツとしながら、他の色々なスポーツにも携わり、
        スポーツを通して様々な体験と、多くの人に出会い、人生をより豊かにしていこう
        と思っています。
        (大会開催日:2007・8・12)

投稿第九十一号
         初ロング 2007 アイアンマン ジャパン五島 長崎
             
“長崎は今日は晴れだった♪”
              

2007年7月10日
芦屋浜アスリートクラブ
会員:堀内 信弘氏

       何気ない妻のひとことがきっかけとなって始めることとなったトライアスロンも、今年
       で早や2シーズン目を迎えることとなった。そして今回の2007 アイアンマン ジャパ
       ンは自分にとって、初のロングトライアスロン挑戦となる。
                               
       それまでは言い出しっぺだったこともあってトライアスロンには常に協力的な妻だっ
       たが、今年に入って私が「六月にアイアンマンレースにでるわ!」といったら、「え゛
       〜っ、アイアンマン〜ッ? 私はそこまでやってとはいってないよぉ〜! 」と、意外な
       ことに真剣な顔で心配し始めた。

       振り返ってみると昨年の五月に青垣のスプリント トライアスロン(約25`)でデビュ
       ーしたときには、『性に合わなけりゃトライアスロンは一回きりでヤメッ!』と思ってい
       たので、そこから考えるとよくもここまでエスカレートしたものだ。

       別にトライアスロンが他のスポーツと比べて特に楽しいと感じた覚えもないのに、な
       ぜか次から次へと貪欲にエントリーしたくなる不思議な魅力の精神スポーツ。
                               
       さて長崎滞在中、大会開催日以外は唄の文句と同様みごとに“長崎は今日も雨だ
       った♪”…のに、この日ばかりはスポットライトを浴びたかのように晴れ間が射し込
       み、絶好のトライアスロン日和がロング初挑戦の私を優しく出迎えてくれた。
                    
       レース前には応援して下さっていた方々に、『とにかく時間内完走することだけが目
       標なんです!』なんて謙虚なことをいっていたが、それはリタイヤしたとき用の照れ
       隠し。本心はヤル気満々だった! <(`^´)>

       ただ、自分にとって未知の距離への挑戦ではあったので、“完走が目標!”という
       のもまんざら嘘ではなかったのだが、心のどこかで『自分の身体はロングむきに違
       いない!』という期待感もあり、腹の中では『悪くても半分以内に、あわよくば上位
       三分の一以内に!』なんて、甘いおめでたい期待感を持っていたのだった。

       ところで肝心のレース内容についてはなぜか具体的な記憶があまり残っていない。
       苦しさもあまり感じなかった代わりに楽しむというほどのゆとりもなく、一日中無我夢
       中で福江アイランドを駆け回っていたという感じだ。

       そんな訳で気がついてみれば、ただひたすら私を待ち続けていてくれていた妻と念
       願のゴールを果たしていた。
                    
       結果は12時間51分48秒。リタイヤした方も含めて340/723位と辛うじて半分以
       内の成績で、やはり『あわよくば…』はなかった。
       (スイム終了時576位→バイク終了時470位→ラン終了時340位)

       ただ、大したアクシデントもなく最後までベストを尽くした結果がこれなので悔いなど
       一切なく、今の実力ではこれで精一杯だと感じたし、精一杯やれたこと自体が嬉し
       かった。

       また、私より上位には既に還暦を迎えたベテラントライアスリートや女性もたくさん含
       まれており、そういった方々には“脱帽”のひとことだ。
                               
       大会終了直後には緊張感から開放されたこともあってか、レース中にはあまり感じ
       なかった疲労感をジワリジワリと感じ始め、『こんなにしんどいことは二度とやらんぞ
       っ!』と思ったのが正直な感想。。。

       それが翌日になると、独り温泉に浸かってボ〜ッと湯気をみながら『来年はどうやっ
       てタイムを縮めてやろうか。』と真剣に攻略法を考えている自分がいるのだから滑
       稽だ。なぁ〜んだか、、、変な遊びに嵌まり込んでしまったものだ。
                               
       しかし順位やタイムがどうこうということとは別に、アイアンマンレースがこの世に自
       分が健康な身体で生まれてきた喜びを強烈に味あわせてくれた大会であったこと
       に間違いはない。
       この実感こそがこれまで頑張った自分へのなによりの報酬だろう!
       応援して下さった皆様ありがとう!生涯誇れる最高の勲章をゲットした!
       (大会開催日:2007・6・17)
                        I am IRONAN!!! 

投稿第九十号
      その時レースが止まった!「アイアンマンジャパン五島長崎」

              

2007年6月28日
芦屋浜アスリートクラブ
会員:宗政 義仁氏

      その時まで全く自覚のない身に突然降りかかってきた珍事。ゴールまで残り2kmで
      ストップが掛かった。

      選手や応援の皆さんもご承知のように、バイク周回コースに入りキツイ登りに差し掛
      かると、赤Tシャツに赤大うちわで10名以上が一生懸命応援してくれてる名物の「
      島列島/赤Tシャツ軍団
」がいる。眠気を吹き飛ばし元気を貰え我に返ることができ
      る、ありがたさを大いに感ずる所だ。 しかもそこを2回通過するともなると、なおさら
      の事である。

      そして最後の2周回ランに移る。1周回目は予定通りの走りで”ゴール行きと周回行
      きの分岐点”を通過し、ゴールまで後残り約8kmに差し掛かった。そこで突然目に飛
      び込んできたのが又してもあの「五島列島/赤Tシャツ軍団」だったのだ。五島市大
      通り商店街の有名な「ヒロシ商店」店主とその仲間たちが、また応援しているではな
      いか! しかもご両親の隣には息子さんがいた。

      その息子さんの顔を見た瞬間に行動していた。 前後の見境もなくただ感謝と感動の
      あまり咄嗟にかけ寄り、装飾品と見間違えるほど立派な黄色リストバンドを、『プレゼ
      ントするヨ!
』と大声で渡してしまったのだ。 そして”ゴール行きと周回行きの分岐点”
      に差し掛かり、当然のごとくゴール行きへ足を向けたとたん『ストップ!!!』の声、
      そこで事の重大さに初めて気付いた。周回確認用のリストバンドがないのだ。 
      リストバンド事件発生。 【その時レースが止まった!

      事実確認のためマーシャルに連絡をとって貰うものの、5分経ち10分過ぎても返事が
      ない。AACクラブの仲間や約10km手前で抜いた同年代選手が目の前を通過して行
      くではないか・・・ 『もし私がウソを言ってるならば失格でもいい』との発言で、やっと
      管理責任者は大会本部へ確認してくれた。が既に約18分経過していた。

      その時、先ほど抜いていった同年代選手が約400m?先を左折しようとしているのを
      見てしまったのだ。それから残り2kmの猛ダッシュが始まり、石田城お堀の石橋を渡
      りゴールまで約200mのところで追いついたものの、『ヨーッシ 勝負シヨウ!』との声
      を返された。だが、もうその時はヘトヘト状態で追う気力はない。 
      最後は爽やかな笑顔でゴールテープを切り、満ち満ちる達成感を充分に味わった!
                    
      トライアスロン競技歴17年目にして初めてで最大の失敗であった。これまでに約500
      0人近くの選手がゴールテープを切ったであろう本大会、周回チェック用のリストバンド
      を応援者に渡してしまうなんて、こんな失敗をした人は私以外にはいないだろう。 
      離島の日「ヒロシ商店」を訪れ事の次第を話す機会が持てた。 ご両親は目に涙を浮
      かべ大そう喜んだり、そして残念がってくれた。 話によると私がゴールした頃にマーシ
      ャル3人が入れ替わり立ち代り確認に来られたそうだ。また談笑中に五島トライアスロ
      ン協会長も立ち寄られ、「日本アイアンマンクラブ」の話ができたことなど貴重な時間が
      持てて感謝している。
                    
      恥ずかしながらこんな「不様なレース」を紹介したが、何故か心は晴々していて悔しさ
      が沸いてこないのである。自分がまだこんなにも「熱く燃えるものを持っていた」と発
      見できた事のほうが重かった!この度はレース参加だけでなく、今年1月1日に設立
      スタートした「日本アイアンマンクラブ」の発足会も実施するなど、実り多き大会となっ
      た。ただ、この度の不祥事でたくさんの方々に大変ご迷惑をお掛けしました事を、心か
      らお詫び申し上げたい!
      総合時間11:55:53   総合順位211位/723人中  60歳年代別4位/16人中
      (大会開催日:2007・6・17)