オーストリア旅行記(2)

ウィーン リンク(Ring)編

 

 今回は、音楽の都「ウィーン」です。ウィーンは、オーストリアの首都で、先住民族ケルト人の言葉で、「森の小川」と言う意味だそうです。ウィーンは多くの楽聖を生み出した(というより育てた)音楽の都です。650年の長きにわたって、支配してきたハプスブルク家が、音楽を庇護したため、多くの音楽家が集まってきたようです。実際、ウィーンで生まれた有名な音楽家は、シュトラウスぐらいじゃないかな?また、音楽以外でも、華麗な建築文化が発展してきた街ですね。

リンクを市電と馬車が走る

 リンクは旧市街をぐるりと囲む、環状線になっていて、一周約4Km。車道は一方通行、あと、市電が双方向に、走っており、ウィーンを観光するには、まずここから回るのがいいでしょう。ちなみに、ザルツブルグでもありましたが、馬車を走らして、優雅に観光するのもいいかも。私はちょっと恥ずかしくて乗れませんでした。

  

 まずは、1862年に開園したという、市立公園。ここには、有名なワルツ王、ヨハン・シュトラウス像がある。右上の写真は、公園に散歩にきていたおばちゃんが、教えてくれた桜の木。ウィーンの人は、本当に親切でした。奥の建物が、クーア・サロンで、シュトラウスも指揮を執ったと言われています。

  

  

 ざっと、リンクに存在する銅像だけ集めてみました。左上・ベートーベン、右上・ブラームス、左下・ゲーテ、右下・モーツアルト、この他にも、ブルックナーやシューベルトなどがある。まさに、音楽の都といえる雰囲気ですね。

  

 様々な建築様式は豪華きわまりない。まず、左上の写真は、1883年に完成した、ギリシャ古典様式の国会議事堂。民主主義発祥の地ギリシャに対する敬意からこの様式になったとか。右上の写真は、同じく1883年に完成した、ネオゴシック様式の市庁舎。とても市役所には見えないですよね。

  

 左上の写真は、1869年に完成した、ルネッサンス様式の、楽友協会。超有名な、あの、ウィーン・フィルの本拠地。ニューイヤーコンサートは日本でも、NHKで放送されています。コンサートは終身会員制で一般の人はほとんど聞けないですよ。残念!右上の写真は、1913年完成した、バロック様式の合同庁舎。玄関前には、ラデツキー将軍像が建っている。左下の写真は、1888年にイタリア・ルネッサンス様式に改築された、ブルク劇場。ヨーロッパで最も美しい劇場と言われている。右下の写真は、フォティーフ教会。1879年に完成した、ネオ・ゴシック様式の建物。高さ99メートルの尖塔はとても美しい。

   

  

               カール教会                カールスプラッツ駅舎