モーツアルトのお薦めの曲紹介

 モーツアルトといえばやはり、オペラですよね。オペラの神様、モーツアルトは、いろんなジャンルの曲を書いて、いずれも比類なき傑作を生みだしていますが、モーツアルト自身も力を入れ、取り組んだのがオペラだったようです。六大オペラは有名ですよね。中でも、私のお薦めは、晩年に作曲された、「魔笛」です。


ウィーンオペラ座内部

 モーツアルトは、死ぬ直前、この魔笛のパパゲーノのアリアを聴きながら、なくなったらしいです。モーツアルトは、本当にたくさんの名曲を残しながら、35歳という若さでこの世を去りました。最後は、惨めといえば惨めな最後だったといえます。モーツアルトの生の痕跡はほとんどない(墓すらない)が、彼の残してくれた名曲の数々は、魂の遺産として、現在も色褪せずに光を放っています。もしも彼が、長生きしていたら、もっとすごい曲を残していたのだろうか?と思うときがありますが、私は違うと思うのです。経済的に逼迫し、苦しい状況の中で、そのような環境とは正反対といえる、時に力強く、時に優雅に、そして優しい旋律を生み出していった事を考えると、モーツアルトは、彼の精神を振り絞る想いで、作品を綴ったに違いないと思えます。