OGAWA's Page of Mountain and Fishing in Japan
   北海道バイクツーリング   (2012年7月27日〜8月2日)
   Motor cycle touring in Hokkaido prefecture    7/27-8/2/2012
【概要】map
●日程:2012年7月27日(金)
                     〜8月2日(木)

●バイク:DUCATI ST2

●メンバー:OGAWA

●北海道のバイクツーリングは,内地でのそれとは全く別種のものだと思う。
交通がほとんど無い原生林や牧草地帯を走る直線道路。涼しい気候。うまい食べ物。1日中走っていても地図上では少ししか進んでいない。
愛車とともに走った北の大地の数日間は忘れられない強烈なイメージを残してくれる。
世界的に見てもこのようなツーリングに適した環境は少ないのではないか?
まさに北海道はバイクツーリングの理想郷だ。
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【1日目】
直前まで北アルプスに登山に行く予定だったが,連れが出勤になってしまい,急遽行き先を変更する。
帰宅後,荷物をまとめ家を出たのが夜9時。第一ステージは敦賀までの夜の高速道だ。愛車のDUCATIはヘッドライトが暗く,提灯並の暗さだ。無事到着し,フェリーは午前1時半出航。風呂に入り(なんとフェリー内に露天風呂有り)ビールを飲んで狭いベッドで就寝。

【2日目】

1日中,船内で雑誌を見たり,風呂に入ったり,映画を見たりして過ごす。
苫小牧港に夜8時半に着く。適当にキャンプ場が見つかるだろうと,まずは襟裳岬方面に向かって走り出す。しかし全然キャンプ場が無い。
さらに周りが真っ暗でテントを張れる場所も見えない。おまけに北海道に入ってから地図を購入する予定だったので,現在地も分からない。1時間ほど走って見つけたコンビニに寄ってキャンプ場が無いか聞くと,この先15分ほどであるとの事。
やっ と見つけたキャンプ場だが,真っ暗でどこにテントを張れるか分からない。そのうち林道に迷い込んでしまい,その道が行き止まりになってしまう。この暗闇の 中,大型バイクのUターンは無理なので,その場所に,バイクのヘッドライトを照らしてテント設営,寝袋に入ったのは夜10時半だった。

【3日目】
朝目覚めると結構きれいな林間のキャンプ場だった。テントを撤収し,出発。出口にキャンプの受付があったが,まだ開いておらず,料金は払えなかった。
襟裳岬に向かう道は,漁港と丘陵地が交互につづく道だ。地図を購入するためにコンビニを見つけては立ち寄るがどこも置いてない。浜では昆布漁が最盛期のようで,総出で昆布を干している。
昼前に襟裳岬着。ここまで続いた日高山脈が太平洋に落ち込んで,点々と沖に向かって岩礁が続いている。遊歩道を最先端の行けるところまで歩くが,歌のとおり特に何も無かった。
襟裳岬からは海に沿って進路を北にとり,黄金道路と呼ばれる海岸沿いのきれいな道を走る。天気は快晴で革のライディングスーツでは暑い。
どこまで走っても信号も無く好きなペースで走れる。大体時速80kmで巡航,Lツインエンジンの回転数は4000rpm,軽飛行機のような乾いた排気音を後方に残しながら80馬力でバイクを進めてくれる。アクセルを握った右手がしびれてくる。日頃の雑事が消えて行く...
太平洋に注ぐ大河川である十勝川の長い橋を渡り,釧路に近づいてきた。右手首のしびれが限界だ。海岸に立つ温泉を見つけ風呂で手を温める。
夕方,釧路に向かう幹線道路に合流した。途中で購入した地図をみると,約20km内陸部にキャンプ場がある。
キャ ンプ場に着くと,広いが無人だった。張り紙に書かれた管理人の家に電話していると,広場の向こうからそれらしいおじさんがやってきた。料金は0円。どこでも好き なところに張ってくれと言うのでベンチのそばに設営。北アルプスで食べる予定だった缶詰などの質素な夕食だが,これで十分だ。

【4日目】
こ の日も海岸線の道路を走る。幹線道路を外しているので交通量はほとんど無い。北太平洋シーサイドラインと呼ばれる道路だが,この道は素晴らしい!海岸線の 台地上を走るワインディング道路,軽快にバイクを倒し,直線でアクセルを開く,排気音の咆吼,風切り音。数十kmで出会った車は3台程度だ。
このような楽しい道の果てに牡蛎で有名な厚岸に着く。牡蛎の丼を昼食に食べた。
この先も海岸線を走り,霧多布に着くが,このあたりからは濃霧で視界不良,カッパを着るが寒い。
さらに海岸線を,根室まで進むが霧は晴れず,一応,納沙布岬に行くが,やはり濃霧で北方領土は見えなかった。
夜6時頃になっていたが,近くにキャンプ場が無く,気力で別海町まで走り,テントを張る。ここのキャンプ場は人気のようで20張り程度のテントがあった。500円。

【5日目】
本日の目的地は知床だ。
快晴の中,海岸線の道に出ると,遠くに国後島の山並みが見える。日本離れした風景だ。
羅臼からは,知床横断道に入る。テクニカルなワインディングロードにはまる。右手には国後が見えているが,どんどんと高度を稼ぎ,島を見下ろすようになる。
知床峠で休憩する。すぐ近くに羅臼岳が望める。30年以上前の学生時代に登った懐かしい辺境の山だ。
知床峠からウトロに向かい,漁協の食堂で鮭の親子丼を注文する。北海道らしい豪快な丼に腹一杯になった。
知 床五湖はヒグマ出没のため,安全な遊歩道しか解放されていなかった。この遊歩道は電気柵で保護されている。次に乙女の涙という名前の滝を見に行く。断崖の 上から直接海に向かって流れ落ちる滝だ。スケールの大きい知床らしい風景だ。さらに滝壺の温泉で有名なカムイワッカの滝に行きたかったがダートの林道を10km以上走る必要があり,土埃と転倒がいやでやめた。手 首のしびれ治療のため「ホテル地の果て」の温泉に入った。
バイクのクラッチオイルが漏れているのか無くなっている。本当はウトロに泊まりたかった が,クラッチオイル購入のため斜里町まで行ってみる事にする。しかし,オイルは売ってなかった。さらに30kmほど先にキャンプ場があるのでそこまでだま しだまし行く。クラッチは極力使わずノークラッチでシフトする。(結局次の日の足寄町で購入できた)
着いたキャンプ場はオホーツク海沿いのシンプルなキャンプ場だった。エンジンを止めると急に静かになった。誰もいない,何もない,波の音と鉛色のオホーツクの残照に酒を傾けよう!

【6日目】
朝から雨。数日続いた晴天の周期も終わり,いつもの夏の北海道に戻ったようだ。今晩のフェリーで帰る事に決め,苫小牧までの約400kmの道をカッパを着て走り出す。
阿寒横断道路も雨で楽しめず。
足寄を過ぎ,上士幌でナイタイ高原に寄ってみる。チェーンの油が切れて切れそうだったので帯広でチェーンオイルを購入し給油してやる。
夕闇迫る中,標高1000mの日勝峠を越え,日高町に入る。このころになると右手のしびれで15分程度しか乗ってられない状態になる。しかしながら,無事夜7時頃には苫小牧港に着き,夜11時半,フェリーで北海道を後にした。

                                        
ferry
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【1日目】敦賀午前1時30分発の苫小牧行きフェリにバイクを積む。 【2日目】苫小牧港に夜9時着。そのまま1時間ほど走ってキャンプ場を
                                         見つけ,バイクのヘッドライトの中テントを張る。朝目覚めたら森の中。

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昼前に襟裳岬に到着。                           襟裳岬からすぐの百人浜キャンプ場で休憩および昼食。
                                         美しいところだが人は少なめ。

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黄金道路で                                 厚内付近の海岸で。太平洋を見ながら気持ちよい道路。

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この日の宿は釧路の「いこいの森キャンプ場」。広い敷地に私だけ。 この日の夕食。缶詰,サラダ,ビール,フリーズドライ食。貧しい..

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【3日目】出発準備完了。荷物満載で乗りにくい。(キャンプ場で)    恋問海岸。霧の中を波が打ち寄せる。

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どこからともなく現れたキタキツネ                    小さな漁港で。荒波に削られた断崖が望める。

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道路の脇は原野が続く。                         牡蛎の町厚岸で食べた牡蛎を使ったどんぶり。

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厚岸の町並み                                霧多布は文字通り霧の中だった。

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日本最東端の町・根室                           根室駅前

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納沙布岬はあいにく霧の中で,北方領土見えず。          【4日目】別海町のキャンプ場に夜遅く着いた。4日目の朝,快晴。

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知床に向かう国道から北方領土(国後島)が見えた。         北方領土を見ながら走る国道で。

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セルフタイマーで記念撮影                        尾岱沼と遠く水平線に国後島

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知床峠。バックは羅臼岳。30年前に登った思い出が蘇る。     知床峠の看板で。国後島も洋上に望めた。

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ウトロの有名な漁協婦人部食堂                     同食堂での鮭親子丼。北海道らしくボリューム満点。1600円。

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知床五湖と知床連山。右端が羅臼岳。                 知床五湖の遊歩道は熊よけのため高架。さらに電気柵を設ける。

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知床五湖と知床連山・硫黄岳                      知床連山,右端が羅臼岳,左端が硫黄岳。学生時代に縦走に登ったが,
                                        ヒグマの恐怖に逃げ帰った原始郷だ。またいつかチャレンジしたい。

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  フレペの滝の脇の断崖に立つ灯台。オホーツク海を臨む。





フレペの滝。別名「乙女の涙」。知床連山の水を集
めてオホーツク海に注ぐ。

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この日のキャンプ場。浜小清水前浜キャンプ場。何も無い。誰も   【5日目】この日は朝から雨。バイクのクラッチ,チェーン不調も重なり,
居ない。オホーツクの波の音だけの簡素なキャンプ場。        また,右手がしびれて30分も乗ってられない状況。(阿寒湖で)

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上士幌町のナイタイ高原牧場                      記念撮影用にトラクターが置かれている。

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ナイタイ高原のレストランで昼食。高い。                牧場内の道路。雰囲気は素晴らしい。

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道東と道央を結ぶ交通の要衝・日勝峠にて              苫小牧夜11時半発の敦賀行きフェリーに乗る。


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