韓国沿岸ヨットの旅

韓国 欲知島にて 10号

2007.5.2〜5.7


 私の友人が一人で新西宮ヨットハーバーから出航して韓国に向かったのは4月下旬。瀬戸内海を通り、対馬海峡を渡り壱岐に寄り対馬の厳原港に寄港し、上対馬から一気に釜山に到着するのに約10日間要している。

 釜山から私を含めた3人の友人が韓国沿岸クルージングに参加した。われわれ、ラクチンチームは、新幹線で博多に行き、そこからフェリー
に乗り釜山入りした。
 

釜山へ

フェリー・カメリヤライン 24000トン カラオケボックス 釜山に到着

 日本と韓国の共同運航しているカメリヤラインのフェリー博多12:30出航し、釜山には18:00に到着した。(片道9000円)船は24000トンと、かなりの大きさで揺れは少ないし、カラオケルームやゲーム室も備えており、快適な船旅である。

海雲台(ヘウンデ)ヨットハーバーから出発

  18:00無事釜山に到着。出迎えの友人と夕食後、ヨットが停泊している海雲台に向かう。タクシーで40分ぐらい。

 海雲台は韓国の代表するリゾート地であり海水浴場がある。また、2005.11にここでAPECが開催されている。

 翌朝、近所のマクドナルドで朝食を取り9時ごろ海雲台を出航した。外国船となるので船尾には日章旗が掲げる必要がある。

出港前 ヘウンデヨットハバーを出港 海岸線に沿って南下 外国船になるので日章旗を掲揚


巨済島(コジェド)

 
最初の寄港地は釜山から60km位はなれた巨済島に入港。入港した港はおそらく王浦(オクボ)の港。釜山税関から事前に連絡が入っており警官に迎えられた後、税関に来るようにとのご命令、タクシーで税関まで行く。何時出航するか、どこに行くか等を聴取された。

巨済島に到着 釜山からの連絡があったのか警官が出迎えてくれた 王浦港(オクボ港)

欲知島(ヨクチド)

蓮花列島の最大の島。四季を通じて訪れる人が多い美しい島。

島には二人の警官が常駐しており、なぜかパトカーに乗せてもらって島一周のドライブをしてもらった。

あくる日は深い霧のため昼まで出航できず、ヨクチドの村見物に出かけた。キムチ用の甕とか竃などが珍しい。

昼食をとった後、霧が薄れてきたので出航することが出来た

欲知島の港 外国船が珍しいのか多くの人が覗きに来る 警官が島一周案内してくれた 島が多く美しい
深い霧が出港できず 屋外に保管されているキムチ甕 キリスト教国なのでこの小さな島に三つの教会がある


麗水(ヨス)

今回最後の寄港地、麗水というきれいな名前の街。

島に囲まれているが島ではなく、海風や、暖流の影響を受けて冬暖かく、夏涼しいと言われる海洋都市。

20012年に麗水世界博覧会が開かれる

ヨス港の近くの岸壁に係留 帆船祭りがありロシヤ、中国から多くの帆船が来ていた 海鮮レストランで若者と交歓


再び釜山

 麗水で一泊したあくる日高速バスで釜山に戻り、夜の8時に釜山港出航し翌朝7:30に博多に到着するフェリーに乗る。

 友人のヨットオーナーは引き続き済州島、五島列島、長崎を経て西宮にたどり着いたのは2週間後。

ヨスのバスターミナル 釜山税関から釜山港を観る 釜山国際市場の隣にあるチャガル市場