城生城

所 在 地  富山県富山市八尾町城生 別 名  蛇尾城
遺 構  曲輪 空堀 竪堀 形 式  山城
築 城 者  斎藤常喜 築 城 年 文和年間(1352-56) 
歴 史 城生(じょうのう)城は、南北朝期に北朝に属して功を挙げた斎藤常喜によって築城されたとされる。
天正年間には上杉謙信の支配下となっていたが、天正11年(1583)、佐々成政に攻められ、城主の斎藤次郎右衛門は退去し、落城した。城生城には佐々与左衛門が入った。
越中が前田氏の支配に代わった後、青山佐渡守が城主として入ったが、慶長年間(1596-1615)に廃城となった。
歴 代 城 主  斎藤氏 佐々氏 青山氏


主郭 主郭の土塁


   現地の鳥瞰図

北・東・西の三方が急峻な崖として神通川に面している。神通川からの比高差は55m。主郭の東・南・西の三方に幅20mの大空堀が巡る。


第二郭 主郭の東・南・西の三方を囲む大空堀


 <アクセス>
高山本線「東八尾」駅の南南東1.6kmの地点。東八尾駅の南側の県道25号線を南下し、駅前から約1.7km先の左側に城の解説板が立っている。ここが城への入り口であり、山道を直登すると、約5分で主郭に達する。駐車場はないので、近くの道端に交通の妨げにならない場所を探して車を停める。(2014.09.08)