安田城

所 在 地  富山県富山市婦中町安田 別 名  安田塁
遺 構  曲輪 土塁 堀(いずれも復元) 形 式  平城
築 城 者  岡島一吉 築 城 年 天正13年(1585) 
歴 史 羽柴秀吉が柴田勝家を破って覇権を確保した後、佐々成政は秀吉に降伏して越中を安堵された。徳川家康と織田信雄が秀吉と対立すると、佐々成政も秀吉に反旗を翻したが、家康・信雄は秀吉と和睦し、成政は富山城に孤立した。
安田城は、富山城を攻める白鳥城の支城として築かれ、前田利家の配下の岡島一吉が入った。
間もなく佐々成政は降伏し、前田利家の子の利長が富山城に入り、岡島一吉は白鳥城、次いで安田城に移った。
その後、安田城に平野三郎左衛門が城代として入ったが、慶長年間後半期(17世紀初頭)に安田城は廃城となった。
歴 代 城 主  岡島氏 平野氏


手前:二の丸 奥:本丸 本丸と周囲の土塁


現地展示の模型

本丸、二の丸、右郭からなる平城。
水掘を含めた規模は東西約150m、南北約240m。


東郭と水掘 二の丸と水掘


 <アクセス>
JR高山線「婦中鵜坂」の西0.8kmに位置する。高山線と井田川を横切る県道62号線の「安田」交差点を南西に折れ、350m先を東へと左折する。300m先の三叉路に「安田城資料館」の標識があるので、北へ折れると、資料館の無料駐車場に着く。目の前が安田城。(2014.09.08)