谷村城

所 在 地  山梨県都留市上谷1丁目 別 名  谷村館
遺 構  なし 形 式  平城
築 城 者  小山田信有 築 城 年 天文元年(1532)
歴 史 小山田氏は都留郡の有力国衆であり、谷村(やむら)城は小山田信有により天文元年に築かれたとされる。
谷村城の遺構は残らないが、場所は都留市役所から谷村第一小学校付近に比定されている。
小山田氏は武田信虎のときに武田氏に臣従するが、天正10年(1582)に武田氏が織田信長に滅ぼされたときに、小山田氏も滅亡した。
同年の天正壬午の乱を経て甲斐は徳川氏の支配下になり、鳥居氏が入った。さらに、豊臣政権の加藤氏、浅野氏が入り、徳川政権の鳥居氏が再度入った。
寛永10年(1633)、秋元氏が封入して谷村藩が成立し、秋元氏は谷村城に入った。
宝永元年(1704)、秋元氏は武蔵川越に移封され、領内は代官所支配となって、谷村城は廃城となった。
歴 代 城 主 小山田氏 鳥居氏 加藤氏 浅野氏 鳥居氏 秋元氏


都留市立谷村第一小学校の校庭に建つ石碑


 <アクセス>
城跡の都留市役所や谷村第一小学校は、富士急大月線「谷村町」駅の北東0.2km。国道359号線の「市役所入口」信号を西側に入り、100m先の三差路を左折すると、100m先の小学校の校庭の道沿いに石碑が立つ。駐車場はないので、短時間であれば、先ほどの信号角のコンビニを利用させていただく。(2018.04.03)