飯田城

所 在 地  静岡県周智郡森町上飯田 別 名  
遺 構  曲輪 土塁 空堀 形 式  平山城
築 城 者  山内対馬守道美 築 城 年  応永年間(1394-1428)
歴 史 飯田城の築城年代は明らかでないが、応永年間(1394-1428)の初めに、天方城主の山内対馬守道美が飯田の荘を奪取し、この地に築城したとされる。山内対馬守は天方城を弟の山内山城守に譲り、飯田城に移って本拠とした。
戦国時代に入った永禄年間(1558-1570)、山内通康のとき、徳川家康に攻められて落城し、以後飯田城は廃城となった。
歴 代 城 主  山内氏


本郭 本郭の三方は土塁で囲まれている


現地解説板の城郭地図

本郭は60m×40mの矩形に形成され、堀に面する南西側以外の三方は土塁で囲まれている。
本郭の北東側背面の堀切は切通し通路になっている。


本郭の南西に面する堀 本郭の北東の背面側の堀切


 <アクセス>
飯田城は、葛城ゴルフクラブの西側近くに位置する。森町飯田の町を南北に走る県道58号線の、森町飯田郵便局の一つ北側の路地を東へ入る。この路地は極端に狭いが、その先は普通の道幅なのでご安心を。道なりに250m進むと左手に中飯田公民館があり、この公民館の前に駐車できる。飯田城跡は、この公民館の南200mの丘陵地にある。中飯田公民館から南に向かって歩いていくと、南東方向へ向けて竹藪の間に入っていく登りの坂道がある。この坂道を上がりきったところに、飯田城の案内標識がある。ここから畑地内を通って高台に向かうと、ここが飯田城の本郭。(2013.03.25)