戸倉城

所 在 地  静岡県駿東郡清水町戸倉 別 名  
遺 構  曲輪 形 式  山城
築 城 者  北条氏綱 築 城 年  天文年間(1532-55)
歴 史 戸倉城は、天文年間に北条氏綱により築城されたとされる。
永禄11年(1568)から元亀2年(1571)にかけて、駿河に侵攻した武田信玄と、北条氏は戸倉城に拠って戦った。
天正8年(1580)、戸倉城は武田勝頼により攻められ、翌年、城将の笠原新六郎は寝返り、城は武田方のものになった。
天正10年(1582)、武田氏が滅亡すると、戸倉城は再び北条氏のものになったが、天正18年(1590)に豊臣秀吉による小田原攻めが始まると、戸倉城の城兵は韮山城や山中城へ退去し、戸倉城は放棄された。
歴 代 城 主  北条氏 武田氏 北条氏


主曲輪 主曲輪からの眺望


現地解説板の城地図

戸倉城は、狩野川がU字状に蛇行する内側の台地に築かれている。
最高所に主曲輪を置き、尾根伝いに曲輪を配置する。
現状は本城山公園となっているが、遺構はあまり確認できない。


 <アクセス>
城跡のある本城山公園は、清水町役所の南西約0.5kmの地点。国道414号線の「沼津市役所」を県道139号線へと東に折れ、徳倉橋を渡らずに右折する。ここから1.3km先の三叉路に「本城山公園」の標識があるので、ここを左折する。400m先の右側に公園の駐車場への入り口がある。(2014.06.08)