龍岡城

所 在 地  長野県佐久市臼田町田口 別 名 田野口陣屋 龍岡五稜郭
遺 構  台所櫓 堀 石垣 石橋  形 式  平城
築 城 者  松平乗謨(のりかた) 築 城 年  元治元年(1864)
歴 史 龍岡城は、信濃と三河に領地を持つ三河奥殿藩の松平乗護により築城された。
本領を三河から信濃に移すにあたって、開明派の松平乗護は西洋式城郭の建設を元治元年(1864)に着工し、慶応3年(1867)に竣工した。しかし完全な完成を見る前に明治維新を迎えた。
歴 代 城 主  松平(大給)氏


大手門付近


現地解説板の図

星型陵堡の様式築城として現存しているのは、函館の五稜郭と四稜郭の他には、龍岡の五稜郭のみである。西洋式城郭の試作として築かれたものであり、五角形の一辺が150m程で規模は大きくない。
現在、石垣に囲まれた内城は田口小学校となっており、御殿の一部である台所櫓がグランドの横に移築されている。


大手門跡 台所櫓


陵堡と水掘 水掘が未完成の部分の陵堡


 <アクセス>
城跡のある田口小学校は、八ヶ岳高原線臼田駅の東約1.3km。国道141号線の「城山北」交差点を東に折れ、「臼田駅前」交差点を左折して踏切を越え、「三分」交差点を左折する。次の交差点を右折し、次の「龍岡橋南」交差点を左折する。二つ目の交差点を右折すると右手に「五稜郭であいの館」があり、無料駐車場を利用することができる。龍岡城の大手門跡は目の前。(2013.05.28)