棚倉城

所 在 地  福島県白川郡棚倉町棚倉城跡 別 名  亀ケ城
遺 構  曲輪 土塁 門跡 形 式  平城
築 城 者  丹羽長重 築 城 年  寛永2年(1625)
歴 史 元和6年(1620)、立花宗茂が棚倉から筑後柳川へ移封された後を受けて丹羽長重が入封した。丹羽長重は幕府の許可を得て寛永2年(1625)に棚倉城の築城を開始した。寛永4年(1625)に棚倉城は完成したが、同年に丹羽長重は陸奥白河に移封となり、内藤信全が入封した。
宝永2年(1705)、内藤氏に替わって太田資張が入封。享保13年(1723)、太田氏に替わって松平(越智)氏が入封。延享3年(1746)小笠原長恭が入封。天保7年(1836)井上正甫が入封し、さらに同年に松平(松井)健爵が入封する。
慶応3年(1867)、陸奥白河から阿部正静が転封される。翌慶応4年(1868)の戊辰戦争では、奥羽越列藩同盟に加盟し、新政府軍に攻撃されて落城した。
歴 代 城 主 丹羽氏1代(5万石) 内藤氏3代(5万石) 太田氏1代(5万石) 松平(越智)氏1代(6.5万石) 小笠原氏3代(6.5万石) 井上氏2代(6万石) 松平(松井)氏4代(6万石) 阿部氏2代(10万石) 


内堀 本丸追手門跡枡形


現地解説板の図

棚倉城は、本丸を二の丸が囲み、二の丸の北東に三の丸を配置し、これらを水堀で囲む平城である。
現在、本丸は亀ケ城公園になっている。


本丸跡 本丸の周囲の土塁


 <アクセス>
棚倉城跡のある亀ケ城公園は、JR磐城棚倉駅の南約500mの位置。国道118号線から棚倉町役場へと目指し、役場の北側を東西に走る道を西進し、役場を通り過ぎて二つ目の十字路を南に折れる。道なりに進んで三つ目の三叉路を東側へ折れると、左側に堀が見え、右側に広い無料駐車場がある。(2013.06.12)