勝軍山城

所 在 地  京都市左京区一乗寺松原町 別 名  北白川城
遺 構  曲輪 形 式  山城 (比高200m)
築 城 者  細川高国 築 城 年  永正17年(1520)
歴 史 永正17年、室町幕府管領・細川高国は京を追われ、近江に逃亡したが、近江守護・六角氏の援助を得て京へ侵攻すべく、瓜生山に将軍山城を築いた。
天文16年(1547)、足利義晴・義輝の将軍親子は、細川晴元と対立して将軍山城に籠ったが、三好長慶に攻められて、近江へ退去した。
永禄4年(1561)、畠山高政と結んで三好長慶と対立した六角義賢の軍が将軍山城に入り、激戦となった。
元亀元年(1570)、志賀の陣に際して、比叡山に拠った浅井・朝倉軍に対峙して明智光秀が将軍山城に入った。これを最後として、将軍山城は廃城になったとみられる。
歴 代 城 主 細川高国 足利義晴 六角義賢 明智光秀


瓜生山頂の本丸跡の元将軍地蔵


細川高国が瓜生山の山頂に将軍山城を築くにあたって、戦勝を祈念して将軍地蔵を勧進した。これが城名の由来である。


 <アクセス>
将軍山城跡は、京都・北白川の瓜生山の山頂にある。白川通りを北上し、曼殊院道へと右折する(「狸山不動尊」の看板が立っている)。道なりに進むと終点に狸山不動尊の無料駐車場がある。ここから階段、山道を15分ほど歩くと、山頂の主郭に着く。


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