須賀川城

所 在 地  福島県須賀川市諏訪町 別 名  
遺 構  土塁 堀 形 式  平城
築 城 者  二階堂氏 築 城 年  鎌倉時代
歴 史 須賀川城は、鎌倉時代に二階堂氏によって築城されたのに始まるとされる。文安5年(1448)、須賀川城は二階堂為氏によって整備され、以後9代にわたって城主としてこの地を支配した。
天正9年(1581)頃より伊達氏と対立し、天正17年(1589)、伊達政宗に攻められて落城した。
天正18年(1590)の小田原合戦後の奥州仕置により須賀川は蒲生氏郷の領地となり、慶長3年(1598)に上杉景勝に領主が変わり、さらに慶長6年(1601)に蒲生秀行、寛永4年(1627)に加藤嘉明に領主が変わり、それに伴って城主も変わったが、まもなく廃城となった。
歴 代 城 主 二階堂氏 伊達氏 蒲生氏 上杉氏 蒲生氏 加藤氏


本丸跡の二階堂神社 3.11により鳥居破損 長松院の境内に残る土塁と堀


現地解説板の地図

現在の市街地のほぼ全域が城域になっている。
現在、本丸跡に二階堂神社が建っている。遺構は、長松院の境内の土塁と堀を除いて、殆どない。


 <アクセス>
須賀川城跡に建つ二階堂神社は、JR須賀川駅の南1.2kmに位置する。国道4号線と国道116号線が交差する「大国町」信号を国道116号線へと東に折れ、二つ目の信号を北へ入る。4つ目の信号を右折するとすぐ左側に大きな欅と壊れた鳥居が目に入る。駐車場はないので、近くのコンビニ(例えば国道116号線沿い)などを利用。また土塁が残る長松院は、国道116号線から二階堂神社に向かう途中の左側にあり、高く立つ観音像が目印。(2013.06.12)