白井城

所 在 地  群馬県渋川市白井字本丸 別 名  
遺 構  曲輪 石垣 土塁 堀 形 式  平山城
築 城 者  長尾景仲 築 城 年  15世紀中ごろ
歴 史 白井城は、15世紀中ごろに長尾景仲により築城されたとされる。以後、白井長尾氏の居城となる。
戦国に入り、上野は上杉、武田、北条が覇権を争ったが、北条による支配のとき、天正18年(1890)の豊臣秀吉による小田原攻めの際に、白井城は前田・上杉の軍に攻められ、開城した。
同年の徳川家康の関東入部に際して、白井城には本多広孝が入った。白井城は本多氏のときに現在の姿に拡張整備された。
本田氏は2代康重、3代紀貞と続くが、紀貞が寛永元年(1624)に嗣子なく死去し、白井城は廃城となった。
歴 代 城 主  長尾氏 本多氏


本丸枡形門の石垣


現地解説板の白井城復元図

白井城は、吾妻川の断崖上に築かれており、本丸、二の丸、三の丸、北の丸が梯郭式に並ぶ。各曲輪は深く広い空堀と土塁でで守られている。
特に空堀は見応えがある。


本丸 周囲を土塁で囲む 本丸土塁


本丸の空堀 二の丸の空堀


 <アクセス>
白井城跡は、JR渋川駅の北約2kmの地点。関越自動車道・渋川伊香保ICを下りて国道17号線に入り、北上する。鯉沢バイパスの側へ進み、「白井」信号交差点を西に折れ、ケーズデンキとセブンイレブンの駐車場の間の細い道へと入る。白井宿の通りを通過すると、右側に公会堂の駐車場があり、車を置くことができる。あとは案内板に従って道なりに500m程で本丸跡に着く。車で進入することも可能であり、本丸内に駐車できる。(2014.10.27)