篠脇城

所 在 地  岐阜県郡上市大和町牧 別 名  郡上城
遺 構  曲輪 土塁 竪堀 井戸 形 式  山城(標高523m)
築 城 者  東氏村(とうのうじむら) 築 城 年  鎌倉末期(1310頃)
歴 史 (とう)氏は千葉氏の庶流であり、東(とうの)常胤は承久の乱の戦功により美濃国山田荘の地頭となり、土着した。
篠脇城は、鎌倉末期(1310頃)に東氏村によって築城され、以後、東氏の居城となった。
応仁2年(1468)に斎藤妙椿に攻められて落城したが、東常縁が和歌を送って城が返上されたと伝えられる。
天文9年(1540)には越前の朝倉氏が侵攻してきたが、東常慶により撃退した。
翌天文10年(1541)、守るのに不利との判断から、赤坂山に築城して移転し、篠脇城は廃城となった。
歴 代 城 主 東氏


本丸 本丸の土塁


現地説明板の縄張図

篠脇城は、篠脇山の山頂にあり、本丸の北に一段下がって二の丸、さらに一段下がって腰曲輪を配置する。これらの周囲を畦状竪堀で囲み、本丸の南に出丸を設けている。


二の丸 竪堀


 <アクセス>
国道156号線の「徳永」信号を東に折れ、2km程進むと、左手に公民館前の広い駐車場がある。駐車場の右手の明建神社に向き合った山が城跡のある篠脇山。橋を越えた正面に城跡への登り口がある。整備された九十九折の山道を本丸まで徒歩20分。(2013.10.13)