松岡城

所 在 地  長野県下伊那郡高森町下市田 別 名  松岡本城
遺 構  曲輪 堀 土塁 虎口 形 式  平山城
築 城 者  松岡氏 築 城 年  南北朝期
歴 史 松岡城は、南北朝期に築城された、松岡氏の居城。松岡氏は奥州の安倍氏の末裔とされる。
松岡氏は信濃守護の小笠原氏に属したが、天文23年(1554)に武田信玄が伊奈に侵攻した後は、武田氏に従った。
天正10年(1582)、織田信長が武田氏を滅ぼすと、松岡氏は織田氏に臣従したが、本能寺の変の後、伊那は徳川家康の勢力下に入り、松岡氏は徳川氏に従った。
天正13年(1585)、松本の小笠原貞慶が徳川氏に叛いた際に松岡氏は連座し、改易となった。松岡城はこのとき廃城となった。
歴 代 城 主  松岡氏


二の堀


現地解説板の縄張り図

南北が深谷に挟まれ、東が急峻な傾斜地となった段丘の先端部に築かれている。
段丘を横切る数条の堀切で区画された郭が連郭式に連なる


本丸 本丸の土塁


 <アクセス>
松岡城址は、JR飯田線「下市田」駅の西0.6km。高森町下市田の松源寺をめざす。松源寺の東側の駐車場に車を置くと、すでに城域内。(2018.04.01)