仙台城

所 在 地  宮城県仙台市青葉区青葉山 別 名  青葉城
遺 構  曲輪 石垣 堀 再建櫓 形 式  平山城
築 城 者  伊達政宗 築 城 年  慶長5年(1600)
歴 史 仙台藩初代藩主・伊達政宗は慶長5年(1600)、千代を仙台と改め、青葉山に縄張りを行ない、慶長6年(1601)に普請を開始し、慶長7年(1602)に一応の完成をみた。このときの仙台城は、本丸と三の丸の部分といわれる。
寛永16年(1639)、二代藩主・伊達忠宗は二の丸を造営して、藩の政庁を二の丸に移した。
仙台城は明治維新まで伊達氏の居城として機能したが、明治の初年に多くの建物をなくした。またわずかに残った大手門及び脇櫓も米軍による空襲で焼失し、残存するのはわずかな石垣と堀の一部のみ。
歴 代 城 主 伊達氏13代(58万石)


本丸北面石垣(積み直したもの) 大手門脇櫓(復元)


現地解説板の「仙䑓城鳥瞰図」

仙台城は、青葉山丘陵と麓の段丘に築かれている。廣瀬川が城の北から東にかけて蛇行し、南側は断崖となっている。
山上に本丸が位置し、その北側に三の丸と二の丸が配置されている。
現在、本丸と三の丸は青葉山公園、二の丸は東北大学のキャンパスになっている。


清水門跡の石垣(数少ない遺構の一つ) 三の丸巽門跡


中の門跡(石垣は復元) 三の丸の東側の堀(長沼)


 <アクセス>
仙台城址のある青葉山公園は、JR仙台駅の西北西約2.4kmにある。仙台駅の駅前通りの青葉通りを西に進み、「本町」交差点をそのまま西へ進むと、800m先に「仙台城址入口」交差点があり、ここを南に折れると城跡に入っていくことができる。駐車場は本丸跡の南側にあり、この「仙台城址入口」交差点を南に入って1.2km先の地点であるが、3.11の震災以降、車は通行止めとなっており、案内標識に従って3.5km程迂回する必要がある。(2013.06.09)