佐久城

所 在 地 静岡県浜松市北区三ヶ日町都築 別 名  浜名城
遺 構  曲輪 馬出 土塁 土橋 形 式  平山城
築 城 者  浜名左近太夫清政 築 城 年  貞和4年(1348)
歴 史 佐久城は、南北朝時代の貞和4年(1348)に、浜名左近太夫清政により築城されたとされる。浜名氏は源三位頼政の子孫といわれる。
浜名頼広のときの永禄11年(1568)、徳川家康が遠江に侵攻した際に、浜名氏は今川氏について、佐久城に拠って抵抗した。しかし翌年に降伏し、浜名氏は没落した。
以後、佐久城は徳川方の城として整備されたが、天正11年(1583)、近くに野地城が築城され、佐久城は廃城となった。
歴 代 城 主  浜名氏 徳川氏


本曲輪の虎口と馬出曲輪の間の土橋


現地説明板の見取り図

佐久城は、浜名湖の内湖である猪鼻湖の東岸に突き出る半島の先端部の台地上に築かれている。
馬出曲輪で虎口が守られた本曲輪と、南曲輪からなる。
現在、本曲輪と馬出曲輪が良好に残っている。


本曲輪 浜名湖の猪鼻湖を見下ろす 馬出曲輪 土塁で三方が囲まれる


 <アクセス>
佐久城は、浜名湖の内湖である猪鼻湖に突き出る小半島の先端部にある。国道362号線の「都築」交差点を南に折れ、「猪鼻湖東急リゾートタウン」へと入る。このリゾートタウンの南北のメインストリートの中程で西側の路地に入る。リゾートタウン内は目印になるものが少ないが、「東急ハーベストクラブ浜名湖」への入り口の一つ北側の交差点を西側に入るのがよい。この路地を500m程進むと、道の突き当りより少し手前の左側に、城の案内説明板がある。この説明板の前に2〜3台駐車できる。説明板の裏手が城跡。(2013.03.24)

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