佐伯城

所 在 地  大分県佐伯市大手町 別 名  鶴屋城 鶴ヶ城
遺 構  櫓門 曲輪 石垣 天守台 形 式  山城
築 城 者  毛利高政 築 城 年  慶長7年(1602)
歴 史 毛利高政の本姓は森であるが、羽柴秀吉に従軍して毛利攻めに参加し、本能寺の変による中国大返しの際に毛利氏へ人質として送られ、毛利輝元に気に入られて毛利姓が与えられた。
毛利高政は慶長5年(1600)の関ヶ原の役では西軍に属したが、東軍に寝返った。翌慶長6年、毛利高政は日田から佐伯に移封され、栂牟礼城に入った。
栂牟礼城は奥深い山城であるため、八幡山に佐伯城を築城し、慶長7年に居城を移した。佐伯城は慶長11年(1606)に完成した。
歴 代 城 主  佐伯氏(2万石)


三の丸櫓門 唯一の現存建造物


 現地の佐伯城鳥瞰図
標高140mの八幡山山頂部に、天守曲輪を有する本丸、西の丸、北の丸を配置して、総石垣の山城を造営した。
麓の三の丸に御殿を設けて政庁とした。


二の丸の南虎口 二の丸と本丸の石垣


天守曲輪 天守曲輪の石垣


 <アクセス>
佐伯城への入口になる三の丸櫓門は日豊本線「佐伯駅の」南西約2km。国道217号線の「大手前」信号を北側へ入ると、突き当りが櫓門であり、その手前左に文化会館の広い駐車場がある。(2018.10.26)