相方城

所 在 地  広島県福山市新市町相方 別 名 佐賀田城 鬼ヶ滝加山城 
遺 構  曲輪 石垣 虎口 空堀 形 式  山城
築 城 者  有地元盛 築 城 年  永禄-元亀(1558-73)
歴 史 有地氏は、備後南部の豪族である宮氏の庶流とされ、16世紀初頭に有地に国竹城を築いて有地氏を称した。
有地氏の3代目の有地元盛は永禄〜元亀年間に相方(さがた)城築いて本拠を移した。
有地氏は毛利氏の勢力伸長によりその配下となり、天正19年(1591)頃、有地氏は出雲に移された。相方城は毛利氏の直轄となり、このときに相方城は近世山城に改修された。
慶長5年(1600)の関ヶ原の戦いの後、毛利氏が退去したことに伴い、相方城は廃城となった。
歴 代 城 主  有地氏 毛利氏


東曲輪群の主郭南面の石垣


              現地解説板の縄張り地図
相方城は標高191mの城山の山頂部に、東西約1000m、南北約500mの範囲で築かれている。堀切により西側郭群と東側曲輪群に分かれており、石垣が多用されている。


東曲輪群の副郭南面の石垣 東曲輪群の虎口の石垣


 <アクセス>
相方城跡は、JR福塩線の「新市駅」の南西約0.8km。国道486号線の「戸手高校入口」信号交差点を南に折れ、橋を渡って「佐賀田大橋南詰」信号を越え、すぐの三叉路を西へと右折する。道なりに約2km進むと突き当りになり、右へ2本の道に分かれているが奥側の道へと折れる。さらに0.2km先の突き当りは左に2本の道に分かれているが奥側の細い道へと折れ、あとは道なりに0.7km進むと、終点に城の解説板が建っている。城跡はすぐ。解説板の前に駐車できる。(2017.05.28)