河村城

所 在 地  神奈川県山北町山北 別 名  戸張城 猫山城
遺 構  曲輪 掘 堀切  形 式  山城(比高130m)
築 城 者  河村秀高 築 城 年  平安時代末期
歴 史 河村城は、平安時代末期に河村秀高により築城されたのに始まる。
南北朝期に入り、正平7年(1352)に河村一族は南朝方の新田氏と共に河村城に立て籠もって戦ったが、翌年に敗れて河村氏は滅び、足利氏の家臣の大森憲頼が入った。
戦国時代に入ると、河村氏は北条氏の支配下に入ったが、天正18年(1590)の豊臣秀吉の小田原攻めで落城し、廃城となった。
歴 代 城 主 河村氏 大森氏 北条氏


茶臼郭と本城郭の間の堀切(畝掘) 本城郭の虎口


  現地掲示の縄張り図
標高225mの城山の山頂部一帯に築かれている。本城郭を中心に、東に蔵郭、近藤郭、大場郭などを、北に茶臼郭などを、西に西郭などを配置し、各郭は大規模な堀切で画されている。


蔵郭と近藤郭の間の土橋 蔵部と近藤郭の間の堀切(畝掘)


 <アクセス>
JR御殿場線「山北駅」の南約0.6km。「山北駅」の真南の位置において国道246号線から南側の側道へ出る。突き当りを左折し、100m先の小さい橋を渡って右に道なりに進むと、道の終点に駐車場がある。城跡まで数分。(2019.05.26)