小川城

所 在 地  滋賀県甲賀市信楽町小川 別 名  
遺 構 曲輪 土塁 堀切 石垣 礎石 形 式  山城
築 城 者  鶴見長実 築 城 年  鎌倉時代末 
歴 史 小川城の築城時期や城主については諸説があるが、鎌倉時代の末に近衛家の小川荘の荘官の鶴見長実によって築城されたとされる。
その後、室町時代には小川集落一帯は多羅尾氏の勢力下に入り、小川城は多羅尾氏の居城となった。小川城は多羅尾光俊により天正年間に改修され、現在みられる形になった。
多羅尾氏は豊臣秀次と縁戚関係にあり、文禄4年(1594)の秀次切腹事件に連座し、多羅尾氏は改易となった。このとき小川城も廃城となった。
歴 代 城 主  鶴見氏 小川氏 多羅尾氏


曲輪Uから曲輪T方面を見る 曲輪U 石垣と礎石が覗く


 <アクセス>
小川城跡は、信楽高原鉄道「信楽駅」の南西3.5kmの小川集落の南東に位置する城山の山頂部にある。国道422号線の「江田」信号交差点から西へ100mの交差点を「多羅尾」への標識に従って南に折れ、2km先の小川簡易郵便局を過ぎる。200mほど先の左側に「城址登山道」の看板があるので、ここを左折すると400m先の右側に小川城の説明板が立っている。説明板の横の林道を2km進むと城跡に到着する。林道には分岐ごとに道標が立っており、迷うことはない。林道は狭いが、一部舗装されており、荒れてはいない。城跡へ入る山道の入口付近に車を停めることができる。(2016.01.11)

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