大葉澤城

所 在 地  新潟県村上市朝日町大場沢 別 名  
遺 構  曲輪 畝状竪掘 堀切 形 式  山城
築 城 者  鮎川氏 築 城 年  不明
歴 史 大場澤城は、本庄氏の支族の鮎川氏の本拠。鮎川氏は戦国期には本家の本庄氏と並んで有力国人となった。
天文8年(1539)には本庄城の本庄氏を攻め、出羽に敗走させた。
永禄11年(1568)、本庄氏は武田氏の調略により上杉謙信に背いて挙兵し、大葉澤城はこのとき本庄氏に攻められて落城した。
鮎川氏は大葉澤城を回復したが、慶長3年(1598)に上杉景勝が会津に移封される際に従い、大葉澤城は廃城となった。
歴 代 城 主  鮎川氏


本丸


現地の大葉澤城の図

主郭の南面の畝状竪掘(畝状阻塞)
「ゴボウ峰」と呼ばれ、50本以上の竪掘が300mの範囲で続く


 <アクセス>
大葉澤城跡は、日本海東北自動車道の「朝日三面」ICの東約1.2km。「朝日三面」ICを下りて東へ折れ、約1km行くと右手に大葉澤城の案内看板が立つ公民館の駐車場に着く。大葉澤城の主郭へは、駐車場から案内標識に従って十数分。(2017.09.05)