小幡陣屋

所 在 地  群馬県甘楽郡甘楽町大字小幡 別 名  小幡城
遺 構  土塁 空堀 石垣 復元楽山園 形 式  陣屋
築 城 者  織田信昌 築 城 年  寛永19年(1642)
歴 史 元和元年(1615)に織田信雄は大和の宇陀松山に3万石、上野の小幡に2万石を与えられ、元和3年(1618)に上野小幡は四男の信良に分知された。
小幡陣屋は次の信昌により寛永19年(1642)に造営された。
明和4年(1767)、7代信邦は幕府謀判事件に連座して蟄居を命じられ、織田氏に代わって松平忠恒が入封した。以後松平氏が明治維新まで在封した。
歴 代 城 主  織田氏(2万石) 松平(奥平)氏(2万石)


喰い違い郭の石垣


陣屋跡は、大半が農地や宅地になったが、現在、藩邸の庭園である楽山園が復元され、また陣屋の石垣、土塁、堀の一部も復元されている。これらは国指定名勝「楽山園」として整備されており、有料で見物することができる。
また小幡の城下町には武家屋敷や石垣などが残っている。


中門 拾九間長屋


空堀と土塁 奥:陣屋跡  手前:楽山園の庭園


 <アクセス>
小幡陣屋跡でもある楽山園は、上越自動車道・高岡ICの南東2kmに位置する。高岡ICから県道45号線に入り、南東方向に進んで、2.5km先の三叉路の「小幡」信号を右に折れる。500m先の十字路を右折すると、突き当りが楽山園。その手前の左側に駐車場がある。(2014.10.26)