新高山城

所 在 地  広島県三原市本郷町 別 名  
遺 構  曲輪 石垣 土塁  形 式  山城
築 城 者  小早川隆景 築 城 年 天文21年(1552)
歴 史 小早川隆景は天文2年81533)に毛利元就の三男として生まれたが、竹原小早川氏の養子となり、次いで沼田小早川氏の家督も継いだ。
両小早川氏を統合した隆景は、天文20年(1551)、沼田小早川氏の居城であった高山城に入城した。
翌天文21年、小早川隆景は高山城と沼田川を挟んだ対岸に新高山城を築き、本拠を移した。
永禄10年(1567)、小早川隆景は三原城の築城を開始し、天正10年(1582)に本拠を三原城に移した。
文禄4年(1595)、小早川隆景は養子の秀秋(豊臣秀吉の甥)に家督を譲った。翌慶長元年(1596)、小早川隆景は三原城に隠居し、新高山城は廃城になった。
歴 代 城 主  小早川氏


本丸の石垣


現地解説板の縄張り図

新高山城は、高山城から沼田川を挟んで800mの距離にある。
標高198mの山頂部を中心に、東西400m、南北500mに亘って、大小60余の郭が配置されている。


番所跡の土塁 釣井の段の井戸


 <アクセス>
新高山城跡は、JR本郷駅の北北西約1.5km。国道2号線の本郷大橋西詰信号交差点を北に折れて直進する、約1km先の水道事務所を越え、さらに300m北上すると左側に新高山城見学者用の駐車場がある。新高山城への登山口はその手前にあり、案内板があるので迷うことなく城跡に達することができる。(2017.05.30)