名島城

所 在 地  福岡県福岡市東区名島一丁目 別 名  
遺 構  曲輪 石垣 櫓跡 形 式  平山城
築 城 者  立花鑑戴 築 城 年 天文年間(1532-55)
歴 史 名島城は立花鑑戴(あきとし)により、立花城の支城として天文年間に築城されたのに始まるとされる。
天正16年(1588)、九州を平定した豊臣秀吉は小早川隆景に筑前国を与え、小早川隆景は海に近い名島城を大改修して本拠とした。
慶長5年(1600)、関ヶ原の戦いのあと、筑前国には黒田長政が入ったが、名島の地は城地が狭いので、福岡城を築城して居城を移した。名島城の資材は解体して福岡城に運ばれ、福岡城の完成に伴って名島城は廃棄城となった。
歴 代 城 主 立花氏 小早川氏 黒田氏


大手石垣遺構 隅櫓跡


 現地解説板の名島古城図

城の規模は東西約750m、南北250〜400mで、東から西へと三の丸、二の丸、天守台、本丸の各曲輪が配置されている。
現状は名島神社となっており、本丸跡は名島城址公園として整備されている。


 <アクセス>
名島城址公園は、西鉄貝塚線「名島」駅の西北西約2km。「名島」駅の北側の国道3号線の「名島橋東」信号交差点を北へ入り、0.7km先の「名島三丁目」信号交差点を南へと左折する。300先の次の信号交差点を西へ右折し、直ぐを左へ進む(「名島城跡」の標識あり)。あとは道なりに200m行くと、右手に名島神社がある。鳥居を潜って階段をのぼると名島城址公園に出る。駐車場はないので、250m先のコインパーキングを利用する。(2017.03.22)