名張陣屋

所 在 地  三重県名張市丸之内54-3 別 名  名張城
遺 構  門(移築) 陣屋屋敷 形 式  陣屋
築 城 者  藤堂高吉 築 城 年  寛永13年(1634)
歴 史 名張陣屋の地には、かつて筒井定次の家臣の松倉豊後守などの名張城が構えられていた。
寛永12年(1635)、藤堂高虎の養子の高吉が今治から伊勢に国替えとなり、津藩主藤堂高次は名張の地に高吉を入れ、名張藤堂家が成立した。藤堂高吉は寛永13年(1636)名張城の跡地に屋敷を構えた。この屋敷は、一国一城令により、陣屋と呼ばれた。この屋敷は宝永7年(1710)に焼失し、新たに再建された。
名張藤堂家は明治維新まで11代続いた。
歴 代 城 主  名張家11代(5千石→1.5万石)


寿栄神社の門として移築された太鼓門 名張藤堂家邸跡の裏手にある


陣屋の遺構としては、陣屋の正門の太鼓門と、陣屋屋敷の一部が残っている。
太鼓門は寿栄神社の門として移築されている。また陣屋屋敷は、中奥の部分が残されている・


名張藤堂家邸の現存建物の玄関 名張藤堂家邸の中奥


 <アクセス>
名張陣屋跡は、近鉄名張駅の西約400mの位置にある。近鉄名張駅の南側を横切る県道57号線を北西に進み、二つ目の信号を左折すると、100mほどで右側に名張陣屋跡である「名張藤堂家邸跡」がある。この「名張藤堂家邸跡」の隣に駐車場がある。(2013.03.17)

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