本与板城

所 在 地  新潟県長岡市与板町本与板 別 名  
遺 構  曲輪 堀切 形 式  山城
築 城 者  籠沢入道 築 城 年 建武元年(1334)
歴 史 本与板城の築城時期は不明であるが、建武元年に新田一族の籠沢入道により築城されたとされるが、その後、越後守護上杉氏の重臣の飯沼氏が居城とした。
永正4年(1507)、越後守護上杉房能と守護代の長尾為景が戦った永正の乱の際に、本与板城の飯沼氏は攻められて滅び、本与板城に長尾氏の家臣の直江景綱が城主として入った。
直江信綱のとき、天正5年(1577)頃に与板城の築城を開始し、本拠を与板城に移した。
本与板城は、与板城の支城として機能したが、慶長3年(1598)に上杉景勝が会津に移封される際に直江氏も従い、本与板城はこのとき廃城になった。
歴 代 城 主  籠沢氏 中条氏 飯沼氏 直江氏


本丸 二の丸と三の丸の間の堀切


 現地解説板の地図

山頂部に本丸(実城)を置き、二の郭、三の郭、南郭などをその周囲に配置する。


 <アクセス>
本与板城は、与板城の北方約2kmの位置。与板町の市街地を南北に縦貫する国道403号線を北上し、「稲荷町」信号交差点を西へ入る。500m先に「本与板城跡登り口」の標識が立っているので、ここを左折する。次の交差点で「本与板城跡登り口」の矢印に従って狭い道へと入り、350m進むと「本与板城跡駐車場」がある。すぐ近くの登山口から山道に入って数分で本丸に着く。(2017.09.04)