望月城

所 在 地  滋賀県甲賀市甲南町杉谷 別 名  
遺 構  曲輪 土塁 虎口 空堀 形 式  平山城
築 城 者  望月氏 築 城 年  16世紀後半
歴 史

望月城は、甲賀武士団・甲賀五十三家の一つの望月氏の居城。望月氏は飯道山の修験道者を統括する神人ともいわれる。
望月氏は、永禄11(1568)の織田信長の近江侵攻により六角氏が没落したあと、織田氏に従い、さらに豊臣政権下で秀吉の家臣となった。

歴 代 城 主  望月氏


土橋と虎口 西面の土塁  約7mの高さは日本有数


近江国甲賀郡には甲賀五十三家といわれる土着武士団があり、それぞれ城郭を構えた。多くが小規模の単郭であるが、郡内に100か所以上あるといわれる。
望月城の主郭は40m四方の規模であり、甲賀郡では大きな部類に入る。虎口から曲輪内に入った正面の土塁は7mを数え、日本有数の高さを誇る。


北面の土塁 土塁の頂部


 <アクセス>
望月城跡は、新名神高速道路「甲南PA上り」の北西0.7kmの位置。杉谷集落の「杉谷南」信号交差点より一つ南の筋を西に入る。150m先の三叉路を左に折れ、直ぐの交差点を右に行くと、右手に住宅間の空き地がある。この空き地の奥に山へと入る細い坂道があり、この坂道を上がるとすぐに城跡に着く。駐車場はないので、集落外の道端に置く。(2016.02.11)
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