文殊山城

所 在 地  愛知県新城市作手清岳杉本 別 名  一夜城
遺 構  曲輪 土塁 空堀 虎口 形 式  山城
築 城 者  奥平氏 築 城 年  元亀年間(1570-72)
歴 史 文殊山城は、亀山城の奥平氏によって元亀年間に築かれた。甲斐の武田氏に奥平氏が従うにあたって、和睦の証として築く筈であったが、遅延を武田氏に咎められたので、一夜にして築いたという伝承が残る。
天正元年(1573)に奥平氏が亀山城を退去する際に文殊山城も放棄されたか。
歴 代 城 主  奥平氏


本郭 本郭の北側の土塁


現地解説板の地図

城は単郭式の小規模なものであり、周囲を土塁で囲む。曲輪の外側は空堀が巡っている。北東に大手虎口があり、堀切と土橋で防御している。
残存状態は良好。


空堀 大手虎口の土橋


 <アクセス>
国道301号線沿いの道の駅「つくで手作り村」から1.5km(古宮城へ右折する信号から0.6km)北上した信号「作手総合支所東」を左折する。「新城市作手診療所」の前の三叉路に文殊山城の案内標識があるので、ここを左折する。すぐに未舗装の道になるがさほど狭くない。しかも途中からどういうわけか立派な舗装道路になる。終点に駐車することができ、城跡はそのすぐ横。(2014.06.29)