三沢城

所 在 地  島根県仁多郡奥出雲町三沢 別 名  鴨倉城 亀嶽城
遺 構  曲輪 石垣 堀切 土塁 井戸 形 式  山城
築 城 者  三沢為長 築 城 年  嘉元3年(1305)
歴 史 信濃源氏の飯島為長は三沢庄を与えられ、嘉元3年に三沢(みざわ)城を築いて本拠とし、三沢氏に改めた。
永正6年(1509)、三沢為忠は藤ケ瀬城を築いて本拠を移し、三沢城には城番を置いた。
三沢氏は尼子氏に従い、次いで毛利氏に従ったが、天正17年(1589)、三沢為虎は毛利氏に囚われ、長門厚狭郡に1万石を与えられて毛利氏の家臣となった。三沢城はこのときに廃城となったとされる。
歴 代 城 主  三沢(みざわ)


大手門石垣


現地解説板の縄張り地図

三沢城は標高418mの要害山(鴨倉山)の山頂部に築かれている。
北側の尾根と東側の尾根に大小30以上の曲輪か確認されている。
城跡は地元保存会により良好に手入れされている。


本丸 本丸と鳥居丸の間の堀切


 <アクセス>
三沢城跡は、JR木次線「出雲三成」駅の西約4.5km。国道314号線の鴨倉トンネルの南側出口から約1km南の交差点を道路標識に従って三沢へと西に入る。0.8km先の突き当り(みざわの館の案内標識がある)を左折し、0.7lm進むと三沢城跡の看板が立っている。ここを右側の細い坂道に入ってみざわの館へと進むと、みざわの館の手前に駐車場がある。城跡へはみざわの館の横から入って数分。(2017.05.28)