三瀬館

所 在 地  三重県多気郡大台町下三瀬 別 名  三瀬御所
遺 構  曲輪 形 式  居館
築 城 者  北畠具教 築 城 年  元亀元年(1570)
歴 史 伊勢国司8代北畠具教は、永禄12年(1564)の織田信長の伊勢侵攻に際し、大河内城に籠城して迎え撃った。しかし、兵力に劣る具教は、北畠の家督を信長の次男の信雄に譲るという条件で和睦を結んだ。
北畠具教は元亀元年に出家して三瀬谷に移り、三瀬館に隠居した。
天正4年(1576)、三瀬館は織田信長と信雄の命を受けた北畠旧臣に襲われ、北畠具教は殺害された。ここに、名門北畠は織田に乗っ取られ、実質的に滅亡した。
歴 代 城 主  北畠氏


館跡への入口 館跡の敷地


 <アクセス>
紀勢自動車道・大台大宮ICを下りて国道42号線に入り、駅の道「奥伊勢おおだい」の前を通過し、ここから1.5km先の「上三瀬バス停前」信号を北へ折れる(「北畠史跡」の標識がある)。「北畠具教三瀬館」の標識に従って道なりに700m程進むと、ダム池がある。この池の前に絵地図の看板があり、その左横の折り返し道へと入ると、間もなく広い空地に出る。ここが館跡の前。空き地に駐車できる。(2014.05.11)