小倉山城

所 在 地  岐阜県美濃市泉町 別 名  小倉居館
遺 構  石垣 模擬櫓 形 式  平山城
築 城 者  金森長近 築 城 年  慶長6年(1601)
歴 史 関ヶ原の戦いで戦功のあった金森長近は、新領地として美濃・上有知(こうずち)を受領した。長近は居城の高山城を養子の可重に譲り、上有知に隠居城を築いて移った。風流人の金森長近は京都嵯峨野の山にちなみ、城名を小倉山城と改めた。
慶長12年(1607)に金森長近が没すると、長近の実子・長光に2万石が分与されて上有知藩が成立した。
慶長16年(1611)に金森長光が嗣子なく没すると、廃藩となり、小倉山城も廃城となった。
元和元年(1615)に上有知は尾張藩の所領となり、城跡に代官所が置かれた。
歴 代 城 主 金森氏2代


本丸跡に復元された模擬櫓 本丸跡に復元された石垣と土塀


尾崎丸山の山腹部分に本丸と二の丸が築かれ、山麓に三の丸があったとされる。石垣と土塁がわずかに現存している。また本丸跡に模擬櫓が建てられており、山頂には天守風の展望台もある。


 <アクセス>
美濃市の市街地を南北に通る国道156号線の「殿町」信号を北側に折れる。約200m先の突き当りが、城跡のある小倉山公園の入り口。この入口付近に無料駐車場がある。(2013.10.13)