三春城

所 在 地  福島県田村郡三春町清水 別 名  舞鶴城
遺 構  曲輪 土塁 形 式  平山城
築 城 者  田村義顕 築 城 年  永正元年(1504) 
歴 史 三春城は、永正元年(1504)に田村義顕が築城したことに始まるとされる。田村氏は、周辺の有力勢力と結びつきながら続いたが、天正年の小田原合戦に参陣しなかったため、豊臣秀吉の奥州仕置によって改易となった。
三春城は会津を領した蒲生氏の支配するところとなり、会津領主が上杉氏、蒲生氏、加藤氏との変遷するに伴って城主も変わった。
寛永5年(1628)、松下長綱が入封し、松下氏のとき三春城は近世城郭に改修された。
寛永21年(1644)、松下氏は改易され、翌年、常陸・宍戸から秋田俊季が入封した。以後、秋田氏が明治維新まで続いた。
歴 代 城 主 田村氏 蒲生氏 上杉氏 蒲生氏 加藤氏 松下氏(3万石) 秋田氏(5万石) 


本丸跡 二之丸跡


本丸の西側山麓に二の丸、東側山麓に三の丸が設けられ、それらの周囲の丘陵の中腹地に重臣の屋敷が配置された平山城である。藩主の居舘は山麓の現在の三春小学校一帯にあった。天守はなかったが、三階櫓が本丸にあった。
現在、本丸、二の丸、三の丸は城山公園となっている。


 <アクセス>
三春城跡がある城山公園は、JR三春駅の南東約1.6kmの位置。磐越自動車道の船引三春ICを降りて288号線に入り、西へ進み、2.4km先の「小滝」交差点を右折する。約1km先に案内標識があるので右折し、城山公園へ入る坂道を上る。途中に駐車できるスペースがあるが、この先に右側へ折り返すように上る細い道があり、この道に入ると本丸用の駐車場に着く。(2013.06.11)