松前城

所 在 地  北海道松前郡松前町松城 別 名  福山城
遺 構  曲輪 石垣 堀 櫓門 復元天守・門 形 式  平山城
築 城 者  松前崇広 築 城 年  嘉永3年(1850)
歴 史 松前氏は無城格であったが、幕府は蝦夷地に出没する異国船に備えて松前氏を城主に格上げし、築城を命じた。
松前城は、嘉永3年に着工し、安政元年(1854)に完成した。和式最後の城郭であり、北海道で唯一の和式城郭である。
明治元年(1868)、榎本武揚をはじめとする旧幕府軍は箱館の五稜郭を制圧し、同年の11月に土方歳三率いる700名の兵が松前城を攻撃した。松前城は数時間の戦いで陥落した。
明治2年(1869)、榎本武揚らの蝦夷政権は降伏し、松前城は松前氏に戻されたが、廃藩置県後の明治8年(1895)に本丸の建物以外、破却された。
歴 代 城 主  松前氏 


本丸御門と天守(復元)


    縄張り模型

高崎藩の軍学者・市川一学の縄張りにより、福山館の地を拡張して築城された。
海に面した大手の防御は高いが、背後の搦手は脆弱であり、数時間で落城した。


本丸御門 唯一の現存建造物 旧福山城本丸御殿玄関


天神坂門(復元) 天神坂二の門及び土塀(復元)


 <アクセス>
城跡は松前公園として整備されている。函館方面から海沿いに国道228号線を走り、「松前市街」の道路標識に従って北側へ折れる。松前市街のメイン道路を0.5km進み、「松前町松城」信号交差点を北に入る。次の三叉路を右折し、次を左折すると、左側に松前公園の駐車場がある。(2017.07.03)