松井田城

所 在 地  群馬県安中市松井田町高梨子 別 名 諏訪城・小屋城・霞ヶ城・堅田城
遺 構  曲輪 土塁 堀切 横堀 形 式  山城
築 城 者  安中忠政 築 城 年  永禄初年(1560頃)
歴 史 松井田城は、武田信玄の上州進出に備えて永禄初年に、安中忠政により築城されたとされる。しかし、永禄7年(1564)、武田方の攻撃により、松井田城は開城し、武田方の城となった。
天正10年(1582)織田信長により武田氏が滅亡すると、松井田城は北条氏に占拠されたが、織田方の滝川一益に奪取された。しかし同年に織田信長が本能寺の変で死ぬと、滝川一益は上州から撤収し、北条氏が再び占拠して、大道寺政繁が城主として入った。
天正17年(1589)、豊臣秀吉の小田原攻めに際して、松井田城は前田利家、上杉景勝、真田昌幸らに攻められ、1か月の籠城の末、落城した。以後、松井田城は廃城となった。
歴 代 城 主  安中氏 武田方 北条方 滝川氏 大道寺氏


堀切と土橋 二の丸の土塁


現地解説板の案内図

松井田城は松井田の宿の北方の尾根にある山城であり、城の南側に中山道が通る交通の要衝に位置する。また碓氷峠に備える役割も担っていた。


 <アクセス>
松井田城はJR信越本線「松井田駅」の北方1.6kmに位置する。上信越自動車道・松井田妙義ICを下りて国道18号線に入り、東へ進む。2.3km先の左側に「松井田城跡」の案内標識があるので、国道から下りて北上する。1km先の左側に松井田城跡案内板があるので、ここを左へと林道に入る。この林道の突き当りが、松井田城へ通じる山道の入り口。10分程度で本丸に達する。林道の突き当りの左奥に5台程度の駐車スペースがある。(2014.10.26)