升方城

所 在 地  富山県魚津市枡形 別 名  
遺 構  曲輪 土塁 井戸 畝状竪堀 形 式  山城(標高240m)
築 城 者  椎名氏 築 城 年  室町戦国期
歴 史 枡方城は、椎名氏の居城の松倉城を守る支城の一つとして築城された。椎名氏の時代には、小幡九助が城代として入った。
松倉城が上杉氏に奪われ、さらに織田氏の越中侵攻により、佐々成政が越中を支配したときには、佐々新左エ門が城代となり、また佐々氏に代わって越中を領有した前田氏のときには、竹田宮内が城代となった。
松倉城の廃城に伴って、枡方城も排された。
歴 代 城 主  椎名氏 上杉氏 佐々氏 前田氏 


本丸の櫓台と虎口


現地解説板の遺構図

城山の山頂に本丸を置き、その周囲を帯郭状の二の丸が囲む。二の丸の南面には20以上の竪堀からなる畝状空堀が設けられている。


本丸 二の丸の土塁


 <アクセス>
松倉城の南西1.6kmに位置する。県道137号線の早月川の月型端の東200mほどの三叉路を南に入る。約1km先に枡形城の解説板が立っているので、この交差点を折り返すように左に入り、直ぐの三叉路を右折すると、400m先に枡方城の案内標識がある。ここが枡形城へ通じる林道の入り口であり、数台駐車できる。一般車は通行禁止になっているが、地元の人は林道を通行している。林道に入って300m先が公園地になっており、ここにも駐車可。城跡へはここからすぐ。(2014.09.07)