槇島城

所 在 地  京都府宇治市槇島町薗場 別 名  
遺 構  なし 形 式  平城
築 城 者  真木島氏 築 城 年  室町期
歴 史 槙島城の地は、当時、巨椋池に浮かぶ島であり、この島に槙島氏によって築城された。
元亀4年(1573)、織田信長と対立した室町15代将軍・足利義昭は、真木島昭光を頼って槇島城に籠城した。槇島城は織田氏軍勢に攻撃され、足利義昭は真木島昭光と共に河内へ追放され、城は開城した。この戦いを槙島合戦という。そしてここに室町幕府は滅んだとされる(異説あり)。
その後、槇島城には塙直政、井戸良弘などが入ったが、伏見城が築城された後、文禄3年(1594)頃に廃城になった。
歴 代 城 主  真木島氏 塙氏 井戸氏


住宅地の中の小さな公園に建つ城跡の石碑


槇島城は、200m×300mほどの規模とされるが、遺構は全く残っていない。小さな公園内に石碑と説明版が建つのみである。室町幕府終焉の地として有名であるのに対して、現状は寂しい限り。
この公園は、JR宇治駅の北西約800mの位置にある。宇治橋の西詰の交差点を宇治川沿いに北上し、500m先の三叉路を左折する。400m先の任天堂宇治工場の前の三叉路を右折し、100m程行くと、道はクランク状に右へ曲がるが、その角に目的の公園がある。近辺に駐車することは難しいので要注意。(2013.02.03)

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