沓掛城

所 在 地  愛知県豊明市沓掛町東本郷 別 名  
遺 構  曲輪 空堀 土塁 形 式  平城
築 城 者  近藤宗光 築 城 年  正中2年(1325)
歴 史 沓掛城は、正中2年(1325)に近藤宗光により築城されたとされる。9代目の近藤景春のとき、今川勢に属した。
永禄3年(1560)の桶狭間の戦いで近藤景春は戦死し、沓掛城は織田信長より、簗田政綱に恩賞として与えられた。沓掛城は、今川義元が桶狭間で敗死する前夜に、宿泊した城としても知られる。
簗田政綱のあと、織田信照が城主となり、さらに天正5年(1577)、川口久助が城主となった。
慶長5年(1600)の関ヶ原の戦いに、川口久助は石田三成に見方し、捕えられた。以後、沓掛城は廃城となった。
歴 代 城 主 近藤氏 梁田氏 織田氏 川口氏


本丸と本丸西側の土塁 本丸の北側の空堀


本丸南の大手門跡 向こうは二の丸 侍屋敷跡と諏訪曲輪(奥)


現地案内板の図

本丸、南の二の丸、北西の諏訪曲輪からなる小規模な城郭。
本丸の周囲は幅の広い空堀で囲まれている。

現在、沓掛城址公園として整備されている。


 <アクセス>
城跡のある沓掛城址公園は、伊勢湾岸自動車道「豊明IC」の東北3.5km。国道1号線の「池下」交差点を県道57号線へと北東に入る。3km先の「西田」交差点を北へ折れ、次の「沓掛小学校南」交差点を過ぎると、300m先に沓掛城址公園の案内標識がある。左折してやや狭い道へ入ると、次の交差点の向こうが沓掛城址公園。公園用の駐車場がある。(2012.10.21)

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