黒川氏城

所 在 地  滋賀県甲賀市土山町鮎河 別 名  
遺 構  曲輪 石垣 土塁 空堀 形 式  山城(比高80m)
築 城 者  黒川玄蕃佐 築 城 年 永禄年間(1558-69) 
歴 史 黒川氏城は、六角氏に属する甲賀武士・黒川氏の居城であり、黒川玄蕃佐により永禄年間に築城されたとされる。
黒川氏は六角氏と共に織田信長と戦ったが、六角氏が没落した後は、織田方の影響下に置かれ、黒川氏城は甲賀支配の城として改修された。
黒川氏は、天正13年(1585)の紀州雑賀攻めの際に、豊臣秀吉の怒りを買って改易され、黒川氏城も廃城となった。
歴 代 城 主 黒川氏


主 郭


現地説明板の縄張り図


主郭の東側土塁の雁木 主郭の土塁と切岸


 <アクセス>
黒川氏城は、新名神高速道路土山ICの東北東約7km。土山ICから国道1号線に入って東進し、5km先の「猪鼻」信号を北へ折れて県道507号線に入る。1.5km先の三差路を北側へ左折し、鮎河集落へと向かう。鮎河集落の南外れの県道507号線と県道9号線が交差する三差路から、手前(南)約200mの東側に黒川氏城の説明板が立っている。城跡へはここから入るが、道は付いていないので、斜面を直登する。2〜30m登ると右手に山道が薄く付いているので、この道に沿って尾根伝いに登る。主郭へ案内する道標がいくつか立っており、県道から10分ほどで主郭に着く。(2016.12.12)