九戸城

所 在 地  岩手県二戸市城ノ内 別 名  福岡城 宮野城
遺 構  曲輪 土塁 堀 石垣 虎口 形 式  平山城
築 城 者  九戸光政治 築 城 年 明応年間(1491-1501)
歴 史 九戸城は、九戸南部氏の居城。南部氏は三戸南部氏が宗家を確立し、九戸氏は宗家を支えてきた。
戦国時代末期に、南部宗家に家督争いが起き、当主についた南部信直と九戸政実が対立した。
天正19年(1591)、九戸政実は挙兵した(九戸政実の乱)。南部信直は豊臣秀吉に助けを求め、豊臣の大軍により九戸城は落城した。
九戸城は蒲生氏郷らにより改修され、近世の城となった。南部信直は福岡城と改名して三戸城から移ったが、まもなく不来方城(盛岡城)を築いて移った。
寛永11年(1636)、九戸城は廃城となった。
歴 代 城 主  九戸氏 南部氏


本丸追手門跡 本丸南虎口跡


  現地解説板の地図

河岸段丘を利用した平山城。本丸、二ノ丸、三ノ丸、石沢館、若狭館、松ノ丸のほか、武家屋敷である在府小路を城域とする。
史跡として美しく整備されている。


本丸南東隅櫓跡 本丸堀


 <アクセス>
九戸城跡は、JR二戸駅の北東約1.7kmの位置。国道4号線の「中曽根」信号を右に折れ、二つ目の信号を南に曲る。350m先の三差路に「九戸城跡」の標識と案内図があるので、ここを左(東)に入る。細い道だが450m先に九戸城跡への入口がある。駐車場はこの入口から入ったところ。(発掘調査中は入口の手前に臨時駐車場)(2016.07.21)

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