久野城

所 在 地  静岡県袋井市鷲巣 別 名  
遺 構  曲輪 土塁 空堀 堀切 形 式  平山城
築 城 者  久野氏 築 城 年  明応年間(1492-1501)
歴 史 久野城は、久野宗隆により明応年間(1492-1501)に築城された。久野氏は駿河守護の今川氏に従い、今川氏の遠江侵攻の拠点となった。その後、久野氏は元宗、宗能と続き、宗能のときに徳川家康に従った。
天正18年(1590)、徳川家康の関東転封に従った久野宗能に代わって、松下之綱が入った。之綱の次の松下重綱のあと、久野宗能が再入封し、宗成が継いだ。
この後、北条氏重が入封したが、正保元年(1644)に久野城は廃城となった。
歴 代 城 主  久野氏3代 松下氏2代 久野氏2代 北条氏1代


本丸を仰ぎ見る 北の丸


現地説明板の曲輪配置図

丘陵地の最高所に本丸を置き、その周囲に二の丸、三の丸、北の丸、西の丸、東の丸、高見の各曲輪を配置している。城の周囲は水堀で囲まれていたと推定されている。
城址公園として整備されているので、見学し易い。


三の丸の土塁 竪堀


 <アクセス>
久野城は、東名高速道路・袋井ICの北東約2kmの位置。道筋は複雑なので、とりあえす袋井市民病院をめざす。袋井市民病院の東側を南北に通る道を北上し、病院を通り過ぎた次の信号のない十字路を右折する。ヤマハ発動機の北側を通り過ぎて道なりに進むと、三叉路に突き当たる。この三叉路を右折して100mほどで左側に城跡見学者用の駐車場がある。(2013.03.25)

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