神指城

所 在 地  福島県会津若松市神指町本丸 別 名  
遺 構  曲輪 土塁 堀 形 式  平城
築 城 者  直江兼続 築 城 年  慶長5年(1600)
歴 史 慶長3年(1598)、蒲生秀行が上野・宇都宮に移封になった後、会津には上杉景勝が入った。上杉景勝は、会津若松城から会津盆地の中心の平坦地に拠点を移すために、重臣の直江兼続に神指(こうさし)城の築城を命じた。
慶長5年(1600)3月から工事が開始され、同年6月には一応形が整ったといわれる。
しかし、徳川家康による会津征伐に備えるために築城工事は中断され、関ヶ原の戦いの後、上杉氏が出羽・米沢に転封されるのに伴い、神指城は未完のまま廃城となった。
歴 代 城 主 直江兼続


二の丸北東隅土塁 右のケヤキは高瀬の大木 本丸跡


現地解説板の
神指城地籍復元図
神指城は、方形の本丸を方形の二の丸で囲む輪郭式の平城である。工事が中断したまま廃城になっているので、三の丸等の造営が計画されていたかは不明。
現在、二の丸北東隅の土塁は「高瀬の大木」と共に保存されている。本丸跡は、地元有志によって整備されているが、遺構はわかりにくい。


 <アクセス>
神指城跡は、JR会津若松駅の西約3.5kmの位置。国道45号線と国道252号線が交差する「中沢」交差点を西に入り、道なりに左にカーブして直ぐの交差点を右折して西へ進む。ここから約500m先の右側の「高瀬の大木」がある小山が城の北東隅の土塁。解説板の近くに車を1台程度置けるスペースがある。この北東隅土塁を横に見ながら通り過ぎて、2つ目の交差点を左折し、さらに次の交差点を右折すると、神指城本丸跡の案内標識があり、標識に従って路地へ入ると、城見学用者用の駐車場がある。(2013.06.11)