荒神山城

所 在 地  岡山県津山市荒神山 別 名  
遺 構  曲輪 土塁 堀切 形 式  山城(標高298m)
築 城 者  花房助兵衛職秀 築 城 年  元亀元年(1570)
歴 史 荒神山城は、元亀元年(1570)に、宇喜多直家が家臣の花房助兵衛職秀に命じて築城させたとされる。宇喜多氏は、毛利氏に対抗するため、美作の拠点として荒神山城を築いた。
文禄4年(1594)、主人が宇喜多秀家のとき、花房職秀は秀家に諫言しようとして勘気を被り、常陸の佐竹義宣に預けられた。荒神山城はこのとき廃城になったものとみられる。
歴 代 城 主 花房氏


枡形虎口


荒神山城は、標高298m(比高150m)の山頂部に築かれている。最高所の本丸の西側が二の丸。二の丸の南側には枡型虎口が設けられている。また二の丸から北側へ回り込むと金蔵の段がある。二の丸の下に、今も水がわいている井戸跡がある。


本丸跡 土塁


 <アクセス>
荒神山城は、JR津山駅の南方約3kmの荒神山地区にある。県道449号線沿いの荒神山地区に入ると、道沿いの北側に「荒神山集会所」がある。民家風なので分かりにくいが、熊野神社から東に400mの地点の一軒家。集会所の前に車を2〜3第程度置くことができる。集会所の道を挟んだ近辺に荒神山への案内標識があるので、その道を南側へ入る。道はすぐに二股になるので、右側へ進み、民家の脇を通り抜ける。踏み跡が薄いので不安になるがそのまま進むと、林道に出る。案内標識に従って林道を左折し、あとは標識に従って山道に入れば、歩き始めてから約20分で山頂の本丸に着く。(2012.05.28)

日本の城目次へ戻る