小島陣屋

所 在 地  静岡県静岡市清水区小島町 別 名  
遺 構  曲輪 石垣 虎口 形 式  陣屋
築 城 者  松平(滝脇)信治 築 城 年  宝永元年(1704)
歴 史 元禄2年(1689)、松平(滝脇)信孝は1万石に加増されて大名に列した。
宝永2年、信孝の養子の松平信治が、小島の地に陣屋を築城した。
明治元年(1868)、当主の松平信敏は滝脇と改姓した。同年、徳川家達の駿河入封に伴って、上総桜井へ転封し、小島藩は廃藩となった。
歴 代 城 主  滝脇松平氏(1万石)


表門跡 裏門跡


現地解説板の陣屋見取図

陣屋は、甲州往還(身延道)を押える小島の地に陣屋が築かれていた。
陣屋とはいえ、石垣で曲輪を囲み、大手の表門を枡形にするなど、城郭に劣らない造り。
現在は畑地などになっているが、石垣はほぼ完存している。


北東部の石垣 南東部の石垣


 <アクセス>
国道1号線の「興津中町」交差点を国道52号線に折れて北上し、東海道新幹線の高架を潜って1.8km先の「小島南」交差点を左折する。突き当りとなる三叉路を左折すると、間もなく左側に陣屋の解説板がある。この裏手が陣屋跡。駐車場はないので、近くの道路脇にスペースを見つけて停める他ない。(2014.06.08)